浪花少年探偵団 新装版 の商品レビュー
関西弁と"関西的ノリ"がとても楽しく、場景が目に浮かぶようでした。 やはり、あの独特のニュアンスは、本場出身者ならでわだと思います。 また、謎解き部分でもしっかりと引き込んでくれて、飽きることなく一気痛読してしまいました。 ドラマ化にも期待です。
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関西が舞台の話で、出てくるのも関西人だけあって会話のやり取りが軽妙でテンポ良く、本当に大阪人の普段の何気ない会話を楽しめる。おきゃんなしのぶセンセイが、教え子とともに謎解く面白事件簿。もちろん、しのぶ先生に恋する二人の男性の影もあり。読んだ後は、しばらく独り言で、関西弁が出てきて...
関西が舞台の話で、出てくるのも関西人だけあって会話のやり取りが軽妙でテンポ良く、本当に大阪人の普段の何気ない会話を楽しめる。おきゃんなしのぶセンセイが、教え子とともに謎解く面白事件簿。もちろん、しのぶ先生に恋する二人の男性の影もあり。読んだ後は、しばらく独り言で、関西弁が出てきていた…。懐かしい関西のにおいがしてきそうな本。
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東野圭吾さんはたくさんの作品があり、読みすぎて内容を忘れてしまい同じ本を買ってしまったこともありますが、この本は印象深い作品です。ただ表紙のしのぶ先生はちょっとイメージが違う気がします。
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何故か殺人事件にやたら巻き込まれるみかけは奇麗だが口を開くとバリバリの大阪浪速のおばちゃんの様な小学校女教師を主人公とした連作短編集。。短編なので登場人物の造形やトリックに深みはないが、悪ガキ小学生とチャキチャキの教師の日常が生き生きと描かれているため、十分に楽しめる。ファミコン...
何故か殺人事件にやたら巻き込まれるみかけは奇麗だが口を開くとバリバリの大阪浪速のおばちゃんの様な小学校女教師を主人公とした連作短編集。。短編なので登場人物の造形やトリックに深みはないが、悪ガキ小学生とチャキチャキの教師の日常が生き生きと描かれているため、十分に楽しめる。ファミコン全盛期の時代背景で、さほど昔の話ではないが、舞台が大阪のため新喜劇の様な昭和の匂いがする。
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大阪人のステレオタイプともいうべきしのぶセンセのパワーが、ありありと目に浮かぶ。ズッコケキャラの新藤刑事のセンセとの絡みもまた、しのぶセンセの魅力をこれでもかというばかりに惹き立てる。 いつの間にか、わかりもしない関西弁なのに、セリフを自分なりの関西弁で頭の中で読み上げているのが...
大阪人のステレオタイプともいうべきしのぶセンセのパワーが、ありありと目に浮かぶ。ズッコケキャラの新藤刑事のセンセとの絡みもまた、しのぶセンセの魅力をこれでもかというばかりに惹き立てる。 いつの間にか、わかりもしない関西弁なのに、セリフを自分なりの関西弁で頭の中で読み上げているのが分かる。登場人物たちがこんなにも生きている作品、読んでいてとまらなくなるわけだ。
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1988年に書かれた、しのぶセンセのシリーズ。関西弁での掛け合いが爽快で読みやすく、一日で読みきれた。
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ここのところ全く持ってミステリーとは縁が遠く特に日本の作家物は全然読んでいない。その中でも気になっていたのが東野圭吾の「浪花少年探偵団」シリーズだ。 と、いうのも唯一東野作品で読んだものを上げると実はエッセイで「あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)」なのだ。真面目なミステリ...
ここのところ全く持ってミステリーとは縁が遠く特に日本の作家物は全然読んでいない。その中でも気になっていたのが東野圭吾の「浪花少年探偵団」シリーズだ。 と、いうのも唯一東野作品で読んだものを上げると実はエッセイで「あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)」なのだ。真面目なミステリ作家かと思っていたのだが、このエッセイでホンマにアホやなぁ、と観る目が尊敬に変わったので何時かこのエッセイの流れを汲む小説(だけ)は読みたいと思っていたのだ。そうしたら昨年末にこの浪花少年探偵団シリーズが講談社文庫から「新装版」二巻同時に再発売され、平台に乗っておいでおいでをしているではないか。 と、言うことでようやく手にした本書だが、期待通りに笑える如何にも浪花っ子物語に仕上がっている。主人公は小学校のセンセである「しのぶ」。ちょっと見は美人だが、大阪下町育ちで言葉は汚く、立ち居振り舞はがさつ、口も早いが手も早いというまるで吉本新喜劇。身の回りの事件を担任する小学校の悪がき生徒ともども解決していくユーモア・ミステリーだ。なんたってしのぶセンセのセリフ回しのテンポが速くってどんどん読み進めるのだ。ユーモア小説はこのテンポが命だ。 文庫本の解説で宮部みゆきは「じゃりん子チエ」を大人にしたようなキャラが「しのぶセンセ」と評しているが、うーん、ちょっと違うな。親父は普通のサラリーマンだし、母親も居るし。どちらかというと沢口靖子がキンチョーのコマーシャルに大坂弁丸出しで出た時の衝撃度というか笑劇度かな。読んで絶対に損はしない作品だ。
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