ギフト の商品レビュー
2012年10月25日、読破。 元刑事と霊の見える少年の、霊たちの思いを晴らしていく話。 すべての霊の願いを叶えるのではなく、叶えられない願いもあるのだというところはよかった。 ただ、少年の家庭事情をもう少し掘り下げてほしかったと思うので、星4つ。
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幽霊が見える少年と過去に人を死なせてしまった元刑事が、現世に留まっている幽霊たちの声をきき、奮闘する…。図書館で借りたものの、好きな作品だったので文庫化を機に購入。 少年のその後が気になる。
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亡くなった人が見える中学生と、ある青年を過去に事故死に追いやってしまった元警察官の話。こういう設定だったら、こういう展開するだろうな、という感じで、あまり盛り上がりが感じられなかった。悪くないけど、ちょっとつまらなかったかな。
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これ見よがしに重いのが少々ウザったいけど、 内容はまあまあ面白かった。 浮かばれない死人を成仏させる話・・・って書いちゃうと、身もふたもないけど。
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不慮の死を迎えた時に現世にどんな思いを残すか。その思いを残した死者たちが「見えて」しまったときどうするか。主人公はくたびれた中年男性だが、彼も深い傷を抱えている。彼の傷は死者が見えることでどう癒されるのか。好きなタイプの小説です。
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結局、私には主人公各2人の人物像が最後まで把握できなかった。 アレか。シックスセンス見たことなくて、幽霊見たことないからかなぁ……。こんど見てこよう。
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モチーフやストーリー自体に目新しい部分は正直見当たらない。心に傷を抱える元刑事と死者が見えてしまうが故に1人で生きていくことを心に決めた少年とが、様々な死者と出会い、その魂を救っていくコトで各々の傷を癒していくという結構ベタな展開。。。。 しかし、不器用な人物像を巧みに描く日明さ...
モチーフやストーリー自体に目新しい部分は正直見当たらない。心に傷を抱える元刑事と死者が見えてしまうが故に1人で生きていくことを心に決めた少年とが、様々な死者と出会い、その魂を救っていくコトで各々の傷を癒していくという結構ベタな展開。。。。 しかし、不器用な人物像を巧みに描く日明さんだけに、今回も元刑事である須賀原の不器用さが絶妙に描かれており、実直故に抱え込んでしまっている心の痛みや苦悩がひしひしと伝わってくる。また、心情を変化させていくエピソードの構成も見事で、徐々に、そして無理なくエンディングまでもっていき、読了後に爽やかな余韻を残すような作品となっている。 作品そのものは連作となる短編から成り立っており、それぞれの短編では死者が救済されていく様が描かれている。 死者の死因も色々なケースではあるものの、背景には死者本人や関係者の心の闇が潜み、それらを須賀原が元刑事としての職業病を活かして浮き彫りにしていく。須賀原と少年は死者との交流を含め、不器用なりに心の闇を解消していくのだが、その過程にはほのぼのとしたストーリーもあれば結構ヘビーな展開もあったりしてバリエーションにも富んでいて飽きさせない。 等々と、短編単体のクオリティも然ることながら、主軸となる2人の展開も死者を救済する毎に距離感を詰めていったり、各々の抱える悩みを和らげたりして、それぞれのエピソードを巧く絡めた進展が成されていく。 2人が出会い、理解し、そして旅立つまでの物語がスムーズに染み込んでくるし、表題の「ギフト」にもしっくりくる展開が良かったかと。。。 …卵を弁償する日がくることと、その時の2人を妄想する愉しみも残してくれたしで。。。。
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108ページまで読んでストップしてます。ここまではよくあるような話でつまらない。これから面白くなるかも知れないが、読む気が起らない。
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8月-8。3.5点。 死者が見えてしまう少年と、訳ありの元刑事。 連作短編の形式をとりながら、お互いの過去の秘密を抱え、 解決しながら進んでいく、交流物語。 あっという間に読めたな。面白かった。 この作家、作品が少ないがいい話が多い。 次作も期待。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死者が見える主人公。 それゆえ、辛い色々な思いをしつつ、死者の人達を一人ずつ救っていくお話。 全ての人が重い悩みを抱えているけど、前向きに未来をみているお話。 夢は捨てても希望は捨てなくてもいいんだ。。と思わせてくれるようなお話。
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