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この胸に深々と突き刺さる矢を抜け(下) の商品レビュー

3.8

61件のお客様レビュー

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2025/10/15

読み終わったら頭が良くなったような気になります笑。印象としてはただただ難しい、報道界の裏ではこういう酷いことは日常茶飯事なのかな?

Posted byブクログ

2025/04/08

年始は長編小説を読む事にしている。 既に年始ではないが。 上下巻読了。 結果、面白い。 どこがどうと具体的に表現出来ないが、読んでる間中面白いなぁと思いながら読んでいた事は間違いない。全体の印象として面白かったという事だ。 哲学的でもあるようで下衆でもある。 感じる事考...

年始は長編小説を読む事にしている。 既に年始ではないが。 上下巻読了。 結果、面白い。 どこがどうと具体的に表現出来ないが、読んでる間中面白いなぁと思いながら読んでいた事は間違いない。全体の印象として面白かったという事だ。 哲学的でもあるようで下衆でもある。 感じる事考えていることが的確に文章にされている。 山本周五郎賞、納得。

Posted byブクログ

2024/11/09

ようやくの読了となりました メインのストーリーは、癌となり死生観を変えた編集長が 関わってしまった闇の政治資金報道について 報復を受けるでいいのだろうか? 上に続き下でも 28の見出しが並びます 経済について 政治について 格差社会について 果ては神について 最後に並べられてい...

ようやくの読了となりました メインのストーリーは、癌となり死生観を変えた編集長が 関わってしまった闇の政治資金報道について 報復を受けるでいいのだろうか? 上に続き下でも 28の見出しが並びます 経済について 政治について 格差社会について 果ては神について 最後に並べられている「引用文献」からの引用も見られる ただし 引用文献について読む予定はないので どのくらいが引用でどのあたりが作者の思惟か 読み解けない 登場人物の名前が全てカタカナとなっている 私は 人物名を覚えないタイプで名前の字面等で多少区別しているので それだけでも辛かった 人物像を曖昧にするとか 現実社会で思い当たりそうな汎用性を持たせるとか何かしらの狙いはあるとは思うけど 突き刺さる矢は ラスト近くで何であるか明確に表現している そうなんだー難しいなあと思う 小説という体裁を取りつつ必然というテーマに辿り着こうとする哲学なのかな 一読では掴みきれない 登場人物の人生を描きながら社会の流れも書いたものが大河小説なら、その人物の思考を借りて社会情勢の現在地を書き出そうとしているような 記念作品らしい小説なのかなと思うのでした

Posted byブクログ

2024/01/21

最後の方でミスリードさせて落とす展開は良かったし、救いのあるラストで良かったなという感じ。読み方を深めて再読したいと思わせる内容。満足。

Posted byブクログ

2022/12/20

物語の基軸となっている排出権絡みのスクープは、事件そのものの中身ではなく、これに関わる政治家との議論が要になっていく。政治というものをどう考えるか。より大きな理想を追い、小さな悪を受け入れるか。正面から考えれば偽善だらけの現状を変えることができるのか。 人の生き方そのものに問題...

物語の基軸となっている排出権絡みのスクープは、事件そのものの中身ではなく、これに関わる政治家との議論が要になっていく。政治というものをどう考えるか。より大きな理想を追い、小さな悪を受け入れるか。正面から考えれば偽善だらけの現状を変えることができるのか。 人の生き方そのものに問題提起する作品。言葉の端々にマッチョな思考回路が垣間見えるけれど、言わんとすることはとてもよく理解できる。一気読みだった。

Posted byブクログ

2022/04/17

必然……については考えてみたい。 娯楽小説ではないってことを知らずに読んだので… 今はその時期じゃなかったという感じです。

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2022/04/02

久々に上下巻にも及ぶ大作を読んだ。 でも「長い」というイメージはない。 この本は作者にとっての「哲学」なんだと思った。 編集者という職業柄をうまく使い、 時事問題・歴史問題・政治問題を絡ませながら 最後に「必然」とは何かという哲学に導いている。 主人公のカワバタをこういった...

久々に上下巻にも及ぶ大作を読んだ。 でも「長い」というイメージはない。 この本は作者にとっての「哲学」なんだと思った。 編集者という職業柄をうまく使い、 時事問題・歴史問題・政治問題を絡ませながら 最後に「必然」とは何かという哲学に導いている。 主人公のカワバタをこういった哲学の道に引きずり込んだのは 生後3ヵ月でこの世を去ったユキヒコの死に他ならない。 その後の彼にとって過去や未来は存在しないにも等しいし、 結婚関係についても妻に愛人がいるとしっても取り乱すこともなく 第三者的立場から物事を見ているような感じ方だ。 【ココメモポイント】 ・神が宇宙知性であり僕たち一人一人はその微小な部分だとするならば、巨人は  一体何を思惟しているのであろうか?また巨人は一体何を知りたくて思惟しているのであろうか?  P.47 ・二度と会うことのない人は、僕たちにとって「もうこの世にいない」との同じだ。  P.102 ・子育てなんて一時的なものです。妻というのは、一緒に年老いていく相手です。  だが、彼女はそういう対象ではまったくないですね。  P.150 ・体験や経験が人生の本体だとすれば、人間はなぜそういう本体の内容はどんどん忘れ、  折々で頭の中に詰め込んだ瑣末な知識はしっかりと憶えていられるのだろうか。  P.171 ・他人のことを幸福だと思うので「あなたは客観的事実として幸福なのですから、  そのこと納得し決して不平不満を述べないようにしてください」と  押し付けてるのと同じだ。その本人の幸福とは何一つ関わりなんてないんだよ。  P.264 ・僕たちは今の中にしか生きられない。歴史の中に僕たちはもうどこにもいないのだ。  過去の中にもこれからの過去の中にも僕たちはどこにもいない。  今、この瞬間の中にしかいない。この瞬間だけが僕たちなのだ。  時間に欺かれてはならない。時間に身を委ねたり、時間を基軸として計画を練ったりしてはならない。  そういう過ちを犯した瞬間、僕たちは未然のものとなり、永遠に自らの必然から遠ざけられてしまう。  P.317

Posted byブクログ

2021/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごい小説だった。 自分とは何か、何のために生きているのか、世の中の真実はどこにあるのか、何を信じればいいのか。 もっとも繰り返し問われるのは経済格差の問題。 小説の最後に、「胸に深々と突き刺さる矢」の正体が分かる。 でも、もしそうなら、私はその矢を抜くことはできないと思った。 その矢にとらわれることなく、「自分」という存在をあるがままに受け入れるのは難しい。 人は誰でも、過去にとらわれたり未来を想い描いたりするからだ。 そうでないと生きてはいけないと思う。 小説を通して、世界の真実を問うているのか、一人の人間の真実を問うているのか、運命の何たるかを問うているのか、愛の何たるかを問うているのかわからなくなってくるけど、多分すべてを読者に問いかけているのだろう。 内容盛りだくさんで非常に考えさせられるし、ストーリー展開自体も面白くて最後まで引き込まれる小説でした。

Posted byブクログ

2021/09/01

絶賛を浴びたとの評価が気になって読んでみた。 確かに面白いが、途中で飽きてしまう。 小説は著者の思想が出るものだとは思うが、それは登場人物を通して伝わるものだと思っていた。この小説は登場人物を通してではなく、著者がダイレクトに考えを述べている点が多く、登場人物は関係なくなっている...

絶賛を浴びたとの評価が気になって読んでみた。 確かに面白いが、途中で飽きてしまう。 小説は著者の思想が出るものだとは思うが、それは登場人物を通して伝わるものだと思っていた。この小説は登場人物を通してではなく、著者がダイレクトに考えを述べている点が多く、登場人物は関係なくなっている。特に下巻の前半部分はその傾向が強く読むのがかなり辛い。 前評価を知っており何か他の小説と違うのだろうと先入観をもっていたので読了できたが、何も知らずに読んだらイライラして途中で辞めてしまった、と思う。 書いている考えの内容がどうかではなく、伝え方が評価できない。

Posted byブクログ

2020/07/19

意図的にミスリードして、肩透かしを食らわせる ストーリーテリングが面白いけど 引用が多すぎて、理屈が理屈としてゴツゴツしすぎ? 小説としてはどうなんだろう?

Posted byブクログ