銀の匙 Silver Spoon(VOLUME2) の商品レビュー

荒川弘(著者)

2011/12/23

自分なりの『BOOK OF THE YEAR 2011』を選んでみた。

その中でも【コミック部門】の1位は、

荒川弘さんの『銀の匙』1巻でした。

これが本当に素晴らしい作品で、

何度も読み返しちゃいます。

その2巻が昨日発売されました。

ピザのくだりは、本当に素敵だ。

これも何度も読み返してしまう^^

2011/12/23

鋼錬もそうやけど、荒川弘の作品は「真っ当に生きる」ことを読者に突きつける感じがある。…なんて小難しいことを考えずとも「農業高校行ってみたかった！」なんて、またまた自分の青春を悔いてしまうくらいおもしろい作品。この巻のピザの話が好き。っちゅうか、めっちゃ食いてー、エゾノーのピザ！

しかしやっぱり一次産業は真っ当だ。うん。

2011/12/23

ピザを作ります。ピザです。
すごい勢いで各学科の方々が協力してくれて、おもしろい！チーズどうする？あるよー！肉？ベーコンあるよー！生地？小麦あるよー！野菜？トマトもあるよー！みたく、本当に自給自足！これはこれで楽しそう！おいしそう！
八軒くんもまだまだ北海道の広大さにはついていけてませんが、僕もついていけません。
解体に出産、農業やらなんやらで、成長してるのがまたまたおもしろいですね！

2011/12/22

話が地味。特にスリルもない。だか、読んでて飽きない。
淡々と進むストーリーのなかで、ちゃんと、業界の問題提議してあるところが、流石、荒川先生です。

2011/12/22

“「え！？八軒、夏休みの間アキんちでバイト！？」
「うん。」
「その手があったか！！」
「くそー、御影に先越された！」
「うちも八軒君誘えばよかった！」
「うちも！」
「八軒くん人気だねー。」
「「「うん。労働力としてね。」
「学生バイとだから、酪農ヘルパーさんより安く雇えるのがいいよね！」
「だよね！！」
「実家が農家じゃないから遠慮なく使えるし！」
「それに八軒君って頼み事断らないし！」
『よかったなぁ八軒、皆にモテモテだぁ。』”

今回も面白かったー。

Thanks to H.R.

“「…なんつーかこの業界ってシビアだけどさ…
教科書に書いてある事や、数値にこだわらなくていい、
答えはひとつじゃなくてもいいんだ、……って言ってくれてる気がする」”

2011/12/22

いい人がたくさんでるマンガは好き。小ネタも面白い。今回もよかった。男性は出産のほうが苦手なんだろうねー。

2011/12/19

若干引き気味の視座が爽やかだなあ。目標を定めることについて考える。高校生の頃、自分が何をやることになるのかなんて考えもしなかった。

2011/12/19

子供に読ませたい良い漫画。
将来のビジョンがまだ定まっていない主人公・八軒が家を継ぐと決めているクラスメイト達に囲まれて羨んだり悩んだりするこの漫画。
主人公と同世代から上の～20台前半くらいまでにはキツいんじゃないかな。
そうそう将来へのビジョンなんて決まってないし、リアルで苦しい。しかももう簡単に進路なんて変えられないよと思ってる大学生とか泣くんじゃないかな。。。
前向きな人達は眩しくて…目が～目が～っ

2011/12/19

ハガレンに較べるとぐっと地味になった感じは否めないけど、
ここでも「等価交換の原則」はしっかり描かれてます。

料理がおいしそうに描かれてて、ピザが食べたくて仕方なかったです。
みんながおいしさのあまりに笑いだすシーンがとてもいい。
ヘタな美辞麗句よりおいしい！って気持ちが伝わりました。

佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」を思い出すけど、
こっちの方がいろいろとシリアスな描写が多いかな…

2011/12/19

サブタイトル的にも「春の巻」が終わり、展開が一段落つく。その最後に使わなくなった石釜から始まるピザ作りで、やりたい事のなかった八軒が中心となって取り仕切ることに加え、エゾノーの自給自足可能という所を活かした話の展開でさまざまな人が関っていくという土台がまず完璧だと思う。
そして「夏の巻」に入るが、夏休みの間どうするのかと思えば他人の家に働きに雇われる展開に。学校よりさらに野生的な土地に近づくことによって背景の持つインパクトがまた全然違うのが良い。
鹿の解体作業をやることになるというのもとても良い題材。読者層として都会の人にとっては八軒側の目線に立っていることが多いので、文化のギャップを感じさせられる展開で生命について考えられるというのに大変効果的であるように思える。ただ、解体までの心理過程に焦点があったことから仕方ない部分もあるが、解体シーンそのものの描写も欲しかったのは否めない。
夢の中身で迷うことはあれど基本的には筋を既に通してるキャラが多いので基本的に八軒の迷いが中心的になっているのは良い点だが、ここで御影にも少し悩みをおいているのが興味深い。今後どうなるか期待したいところである。
タマコ一家には笑わされた。しかしギャグ的とはいえ出産を生理的に嫌悪する、という方向に持っていったのは今後何かしら展開しないと不安な気もしてしまう。