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翁 OKINA の商品レビュー

3.7

65件のお客様レビュー

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2013/04/23

本が進む進む!笑 何でしょう、日本語の特性をすごく引き出しているというか…。とにかく引き込まれる文章です。 源氏物語だけど陰陽師の話のようで、なぞなぞも興味深かったです。 六条御息所の生き霊の辺りも、話が上手くてゾクッとしました。 とってもおすすめの一冊です!

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2013/04/20

獏さんの描く源氏物語。 蘆屋道満が登場で、陰陽師チックです。 清明風クールビューティーな光君がでてきます。 源氏物語が宗教の話にいくところが、獏さんらしいというか・・・ 面白かったです。

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2013/04/17

あとがきを読んで驚いた(@_@) 源氏物語を読んだことがない作家が源氏物語を書こうとしている! 正確には源氏物語をベースにしたお話なのですが・・ そこで作者がとった方法は、なんとまんが「あさきゆめみし」で勉強するという方法。 源氏物語は日本を代表する作品だけあって、いろんな本が...

あとがきを読んで驚いた(@_@) 源氏物語を読んだことがない作家が源氏物語を書こうとしている! 正確には源氏物語をベースにしたお話なのですが・・ そこで作者がとった方法は、なんとまんが「あさきゆめみし」で勉強するという方法。 源氏物語は日本を代表する作品だけあって、いろんな本が 出版されている この漫画で源氏物語というのは実は私も、源氏を読んだことがない 友人に勧めた方法だったのでそこにも大変驚いた。 コンパクトにまとまっている割には、忠実なので いきなり文章だけのを読むよりは、漫画だけにわかりやすいです 私もおすすめ 内容は、夢枕ワールド風源氏物語とでもいいましょうか(。◠‿◠。) 妖怪から神様から、不思議な世界。源氏もある意味ファンタジーの 世界だから、違和感なく読めた ただこのお話だったら、源氏が題材じゃなくてもいいのでは?? と思ったのは私だけでしょうか(笑)

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2013/03/16

夢枕獏 著「秘帖・源氏物語 翁」を読みました。  光源氏の妻、葵の上に怪しいものがとり憑く。彼女を救うため、光の君は外法の陰陽師・蘆屋道満に調伏を依頼するが、謎は深まるばかりだった。  陰陽師「源氏物語」版といった感じでした。  今回は安倍晴明は全く出番がなく、代わり...

夢枕獏 著「秘帖・源氏物語 翁」を読みました。  光源氏の妻、葵の上に怪しいものがとり憑く。彼女を救うため、光の君は外法の陰陽師・蘆屋道満に調伏を依頼するが、謎は深まるばかりだった。  陰陽師「源氏物語」版といった感じでした。  今回は安倍晴明は全く出番がなく、代わりに光源氏とあの蘆屋道満がコンビを組んで、謎を解き明かしていく展開で、陰陽師同様楽しく読ませてもらいました。  恥ずかしながら、源氏物語のさわりしか知らない自分でも源氏物語の世界を少し味わえた感じがしました。  謎が解明する件では、世界の神話まで登場し、この物語のダイナミックな展開に驚かされました。  もう少し、神話の勉強をしていればもっと楽しめたのかもしれないとも思いました。  人の愛憎は現代より平安時代の方がやはり深かったのでしょうか。

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2012/12/17

今まで安倍清明と比べると『陰』的な役回りだった蘆屋道満が、源氏物語の光の君の妻、葵の上に取り憑いたモノを祓うべく動く、という話。 途中、道満と清明の物語に思えてくる程、光の君は清明によく似た、善も悪も超越した存在にも思えてくる。 最後、光の君が鞠や楽器を演奏する場面は圧巻。

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2012/11/02

 「源氏物語」としてはすごく新しいし面白い、ですが……うーん、正直言ってついていけない……(汗) 宗教の解釈等も興味深く読ませていただきましたが、どうしても物語に置いて行かれてしまっている感が; 光の君と道満のコンビも、清明と博雅のコンビほど好きにはなれず、そのまま何となく最後ま...

 「源氏物語」としてはすごく新しいし面白い、ですが……うーん、正直言ってついていけない……(汗) 宗教の解釈等も興味深く読ませていただきましたが、どうしても物語に置いて行かれてしまっている感が; 光の君と道満のコンビも、清明と博雅のコンビほど好きにはなれず、そのまま何となく最後まで読んでしまったような気がします。短い文と擬音で表現される描写はとてもよかったのですが。

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2012/10/31

源氏物語を土台にした怪奇モノ。 多少事前知識があるとより楽しめるかと。 似て非なるものであると思われるまさに天才、光源氏と道満二人が葵の上にとりついている何かを探るため妖怪や神たちにあう。

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2012/10/08

あとがきで本人が「傑作」を連呼していますが(^^;、でもその通りかな。と、思いました。源氏物語というか、光源氏が主役です。「あの」有名な陰陽師も飛び出してきますし、ストーリや謎解きの仕掛けも秀逸です。 夢枕獏さんの小説は、行間があいているので読みやすいというのはありますが、それを...

あとがきで本人が「傑作」を連呼していますが(^^;、でもその通りかな。と、思いました。源氏物語というか、光源氏が主役です。「あの」有名な陰陽師も飛び出してきますし、ストーリや謎解きの仕掛けも秀逸です。 夢枕獏さんの小説は、行間があいているので読みやすいというのはありますが、それを差し引いても面白くてあっという間に読んでしまいました。獏さんは連載をいっぱいかかえてて、早く進めてよ~って思うことが多いですが、この本なら「寄り道なっとく」と思える本でした。

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2012/09/09

久しぶりに夢枕獏を読んだ。 やっぱり読んでて気持ちがいい。独特の空気感とかリズム感とかがある。 原作は源氏物語ということなのだけど、私は原作を知らないからこの本がどれだけ源氏物語を描けているかが分からない。 「へー源氏物語って伝奇・オカルト・SFなのかー」と勘違いしちゃってるか...

久しぶりに夢枕獏を読んだ。 やっぱり読んでて気持ちがいい。独特の空気感とかリズム感とかがある。 原作は源氏物語ということなのだけど、私は原作を知らないからこの本がどれだけ源氏物語を描けているかが分からない。 「へー源氏物語って伝奇・オカルト・SFなのかー」と勘違いしちゃってるかもしれない。 それくらい夢枕獏カラーに溢れている。 原作に忠実か?全くの改編か?そういった話を抜きにして、読んでてとても楽しめた。

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2012/09/05

夢枕獏の作品の中では「上弦の月を喰べる獅子」が一番好きです。勿論「陰陽師」シリーズも好きですが。そんな私なので、源氏物語をベースにしていると聞き少しだけ躊躇…当たり外れが大きい気がして。でもあとがきを読んで払拭、「翁-OKINA」という一つの作品として、夢枕獏作品として、さくさく...

夢枕獏の作品の中では「上弦の月を喰べる獅子」が一番好きです。勿論「陰陽師」シリーズも好きですが。そんな私なので、源氏物語をベースにしていると聞き少しだけ躊躇…当たり外れが大きい気がして。でもあとがきを読んで払拭、「翁-OKINA」という一つの作品として、夢枕獏作品として、さくさくと読み進めました。このテイストはかなり好き。

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