ぼくはお金を使わずに生きることにした の商品レビュー
カネを使わずに生きると聞いて、山にこもって仙人みたいなせいかをするのかと思ったけどそんなことは無かった お金、資本主義社会という強力な力に逆らいながら人として社会的な生活を営むことの難しさに驚かされる 不便だし寒いしお腹減るし面倒臭いし辛いけど 何よりも自由で楽しい暮らしはと...
カネを使わずに生きると聞いて、山にこもって仙人みたいなせいかをするのかと思ったけどそんなことは無かった お金、資本主義社会という強力な力に逆らいながら人として社会的な生活を営むことの難しさに驚かされる 不便だし寒いしお腹減るし面倒臭いし辛いけど 何よりも自由で楽しい暮らしはとても魅力的だ
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お金を使わず生活するとは、どういう生活とどういう制約を入れてるのかが気になって読了。ページ数が比較的多く、文章量も申し分なかったのでかなり前のめりになりながら読んだ。 著者の文章能力(文才?)、本書のコラムの書かれ方(本での表現のこと)が良かった。くすっとくる内容もところどころ...
お金を使わず生活するとは、どういう生活とどういう制約を入れてるのかが気になって読了。ページ数が比較的多く、文章量も申し分なかったのでかなり前のめりになりながら読んだ。 著者の文章能力(文才?)、本書のコラムの書かれ方(本での表現のこと)が良かった。くすっとくる内容もところどころ登場し読んでて非常に楽しかった。 彼がこの実験をするまでの経緯、想い、積んだ経験ややとこれまでに試した仮説などふんだんに描かれているため、最初から最後まで筋が通ってた。また、ブログを通してこの実験が都度報告されてたことにより、寄せられた疑問や時には誹謗中傷に対する自身の考えを示した点がわかりやすくかっこよかった。 途中、結構な頻度で想像はできるが"えっ!?"と思う内容が登場する。でも、彼は彼なりの考えがあって行動しているので、1つの意見として読んだ。 .ukが多くて日本人が活用できるか微妙だが、実際にURLを書いていて具体的な方法を提示している。これは、彼がフリーエコノミーを実施する人を増やそうとしている表れだと思う。 日本人は生まれながらに物質的な制約や感謝もなく、他国に比べればそれが常になってしまっている。この本を契機に、見直すことが要求されるのではないだろうか。 彼の考えの良さはいろいろあるが、1つ挙げるとするなら"完璧を目指してない"ところだと思う。おそらく、彼の考えに至るまでの経験と、実験開始前でのお試し期間で学んだのだと思う。思考的にも学ぶところがある良書だと思う。 検索したら、著者を訪れた方がいらっしゃったのでご紹介。彼はおそらく今でもこの実験的な生活をしてるようで、期間付きなお試しとなっておらずよかった。 http://saiohasso.hatenablog.com/entry/2019/02/11/195911
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お金を使わずに生きるということがこんなに大変だったとは思わなかった。もちろん、金読み終わったで食料ほかを手に入れることは大変なことだが、それ以上にお金を使わないようにすることにこんなに注意しなければならないなんて、意外だった。
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"お金を使わずに1年間すごした人物の記録。なぜ、そんな生活を始めたのか? 経済活動そのものを達観して見つめなおした結果だという。 著者の説明で、なるほどと思ったのが、 寓話的に説明しているもので、ある村の話をしている。物々交換と助け合いで暮らしてきた村にある人物 バンク...
"お金を使わずに1年間すごした人物の記録。なぜ、そんな生活を始めたのか? 経済活動そのものを達観して見つめなおした結果だという。 著者の説明で、なるほどと思ったのが、 寓話的に説明しているもので、ある村の話をしている。物々交換と助け合いで暮らしてきた村にある人物 バンク(銀行)さんがきて、貝殻を一人100枚ずつ配る。そして、今後はその貝殻を介して物の交換をすれば便利だという。ただし、1年後に一人10枚ずつの貝殻を私に返してください。 こんな内容。 経済活動は格差を生み、競争を促し、人々の助け合いを阻害するものともいえる。 そして、今の社会を見つめてみると、地球の資源をただただ使い続けているだけであり、このままではいけないという危機感も持っている。そんな著者が始めたお金を使わない生活。 彼の行動も、矛盾に満ちた部分もあるし、現実的な折り合いも必要だが、共感する部分も多い。 あたりまえだと思っていた社会、システムを見つめなおすきっかけを与えてくれた本。"
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お金を介さないコミュニティであるフリーエコノミーコミュニティを成立させようと、カネなし生活を送る男の1年間。詳しいやり方は載っていないが、それが本書を軽快で楽しそうに見せているのかもしれない。フリーエコノミーコミュニティの哲学の部分やオフグリッドの暮らしの考え方などには正直なとこ...
お金を介さないコミュニティであるフリーエコノミーコミュニティを成立させようと、カネなし生活を送る男の1年間。詳しいやり方は載っていないが、それが本書を軽快で楽しそうに見せているのかもしれない。フリーエコノミーコミュニティの哲学の部分やオフグリッドの暮らしの考え方などには正直なところしっくり来なかったが、読んでいて直感的に「カネなし生活」が豊かで楽しそうだと思わされた。ただ初日と最終日の祭はラッキーというか、モノの寄付と特別な1日のための大盤振る舞い感が出ていてそこまでこの本の理念にフィットしてるとは思えなかった。著者のマークボイルは、自身をなんの才能もない平凡な人間だと称しているが、何キロも自転車を漕げる健康な肉体と、強い意志と豊富な人脈に恵まれていると思う。かなり恵まれている方な気がするが…。
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2018.8.24 ちょーちょー面白かった アースシップの家に住みたい この人物のmbtiはinfjかもしれんな〜 できるだけお金や資源を使わない生き方を考えたいけどすでに身につけているものやエアコン、食べているものが資源をじゃぶじゃぶ使っているのだ ほんものとはなんなのだろう...
2018.8.24 ちょーちょー面白かった アースシップの家に住みたい この人物のmbtiはinfjかもしれんな〜 できるだけお金や資源を使わない生き方を考えたいけどすでに身につけているものやエアコン、食べているものが資源をじゃぶじゃぶ使っているのだ ほんものとはなんなのだろう?
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主義主張は別にして、読み物としてとても面白かった。だから最後まで読めた。それは翻訳の力が大きかったと思う。翻訳したのは、吉田菜穂子さん。ご自身も南房総で「半農半翻訳」という生活を送っている。(それを知ったのがきっかけでこの本を読んだ。) お金を稼ぐために働くことが、人生の楽しみや...
主義主張は別にして、読み物としてとても面白かった。だから最後まで読めた。それは翻訳の力が大きかったと思う。翻訳したのは、吉田菜穂子さん。ご自身も南房総で「半農半翻訳」という生活を送っている。(それを知ったのがきっかけでこの本を読んだ。) お金を稼ぐために働くことが、人生の楽しみや時間を奪っている。ならばお金を使うのをやめればいいという。「森の生活」を書いたソローは、「余分なお金を持つと、それで余分なものを買うだけだ。」と言っている。 クリスマスに熱狂的にプレゼントを買いまくるというシーンに、消費社会の象徴を感じた。欧米かっ!彼はそこから解放されて喜ぶが、ヒッチハイクと取材のためもらったフェリーのチケットでクリスマスを家族と過ごすため帰郷する。しかし、資本主義のクリスマスから逃れることは、友人との交際にも影響する。 彼は身近なイラクサとヤエムグラを採取してお茶にする。健康保険がないから病気にならないようにする。どんな長距離でも車を使わず、移動手段は自転車。冬は菜園がないので消費期限間近の食品で食い繋ぐ。(彼はビーガンである)そこまでできるかといえば、私はできません。 しかし、彼がなぜそうするのか、ということは理解できる。 資本主義に踊らされることなく、本当に必要なものを、お金に頼らず手に入れて、(それは知恵だったり好意だったりもする)あるいは作り出し、それを人々とシェアしながら生活する。 マスコミの取材にも応じ、メールには太陽光発電で得た電力で動かしたPC(貰い物)で返事する。 こんな生活の中で、彼は数百人規模の無料ディナー(廃棄される食品や、ボランティアで賄う)を催したり、音楽フェスティバルに参加して楽しんだりもする。 そして1年後、彼はその生活にどう決着をつけたのか。 その決断、最後まで読まされた。
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節約ではなく、シェアや分かち合う生き方。知恵があればお金が無くても幸せに生きることができるがなかなか真似できる境地まで行きつかない。
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<目次> プロローグ 第1章 なぜ「カネなし」を選ぶのか 第2章 カネなし生活のルール 第3章 準備を整える 第4章 無買デー前日 第5章 いよいよスタート 第6章 カネなしの日常 第7章 無謀な作戦 第8章 カネなしのクリスマス 第9章 空腹...
<目次> プロローグ 第1章 なぜ「カネなし」を選ぶのか 第2章 カネなし生活のルール 第3章 準備を整える 第4章 無買デー前日 第5章 いよいよスタート 第6章 カネなしの日常 第7章 無謀な作戦 第8章 カネなしのクリスマス 第9章 空腹の季節 第10章 春の到来 第11章 招かれざる客と遠方の同志 第12章 夏 第13章 嵐の前の静けさ 第14章 一巻の終わり? 第15章 カネなし生活一年の教え エピローグ <内容> タイトルの通り。イギリスの青年の1年間の生活記録。何よりも彼に、力みがないのがいい。そして、カネなし生活を達成できたのは、「仲間」。コミュニティーがあればこそ、これは可能だったということ。インターネットが必須アイティムだとわかった。 逗子市立図書館
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『スエロは洞窟で暮らすことにした』から続けて読んだ一冊。スエロの本は本人が書いたものではないが、こちらはスエロより年若く、30歳を前にお金を使わない1年を決心したマークの一年の記録。 彼なりの「正しさ」で突っ走ったり、冬を乗り越えるシンドさが感じられる序盤は、読んでいて「う〜ん...
『スエロは洞窟で暮らすことにした』から続けて読んだ一冊。スエロの本は本人が書いたものではないが、こちらはスエロより年若く、30歳を前にお金を使わない1年を決心したマークの一年の記録。 彼なりの「正しさ」で突っ走ったり、冬を乗り越えるシンドさが感じられる序盤は、読んでいて「う〜ん、これはしんどいなぁ」と思ったが、徐々にポジティブにお金を使わない生活を楽しみ始める彼の記述からは、躍動感や幸福感が溢れてくる。 1年記念のパーティの記録は、感動的。 彼の生き方が波紋のように広がって、3500人もの人を動かして全てタダのパーティができるなんて! その中で、スーパーや市場の人たちも「好きでまだ食べられるものを廃棄しているのではない」と気づくのもまた、私自身の気づきにもなった。 この本から学んだことは、二つある。 一つ目は、誰だって自分の生活レベルで食べ物をムダにするのは好んでいないのに、システムが大量の廃棄を生み出しているんだということ、そしてあまりにも大きなシステムなせいで、そのこと自身に気づきにくくなっていること。 二つ目は、スエロの本にも書いてあったが、自分の人生に自信を持つこと。所有して、しがみつくんじゃない。与えること、分け合うことに前向きになった時に、自分に必要なことが自然にやってくるようになる、ということ。 2人とも、言葉で説明できない、と言っていたけれど、2人の実践者のこの感覚は、信じて、自分もまたその境地を感じてみたいものだと思わずにはいられない。
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