1,800円以上の注文で送料無料

祝もものき事務所(2) の商品レビュー

3.3

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/02/14

前作から引き続き推理小説ではなく人間悲喜劇。 本当に人を書くのがうまいし、こんなに面白いことを書ける人はそうそういないなあと感動する。 まあ正直大して中身はないんですが、エンターテイメントとしては図抜けています。

Posted byブクログ

2012/01/26

一作目よりは興味惹かれる出だし。 テンポもよくてズンズン読めるけど・・・。 途中で疲れてしまうのは、作者の古風な(ていうか古くさい)考え方が鼻につくからだと思った。 それらは登場人物の言葉として表されているわけだけど、 あまりにステレオタイプで、全然心に残らないのでありました。 ...

一作目よりは興味惹かれる出だし。 テンポもよくてズンズン読めるけど・・・。 途中で疲れてしまうのは、作者の古風な(ていうか古くさい)考え方が鼻につくからだと思った。 それらは登場人物の言葉として表されているわけだけど、 あまりにステレオタイプで、全然心に残らないのでありました。 どうしてこう、すごい女性ばっかり出てくるのかな。 せっかく男性陣が面白いキャラなんだから、そちらに重点を置けばもっと楽しい話になりそうなのに。 一作目と同様、表紙の絵と主人公のイメージが一致しないー。

Posted byブクログ

2012/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 前作は人物紹介なんだろうな、と思えた。  でもって、今作と前作の違いが、んん?でした。せっかく(?)前作で紹介した友人たちもさして活躍してないし、……うーん、今のところ、別にクラッシュブレイズで似た話を書いても良かったんじゃない?(ってか同じじゃない?)と思えるストーリィでした。百々喜=ルーファとさしたる違いがないしなぁ。  お話は得意のお家騒動。つか、前作と基本的にと同じよねぇ。名家と腐った親戚と遺産問題。  でも、茅田さんの書かれる、登場人物たちの発言や性格は、やはり好きです。選ぶ言葉も台詞も好き。だから面白いとは思う。  けれど、他人に「面白いよー、読んでみなよー」って勧めるかと言えば、どうかなあという感想。  なんちゃってミステリーとはいえ、まったく伏線上に上がっていなかった人物が犯人なのはいかんだろう・・・と思えてしまうわけです。

Posted byブクログ

2012/01/22

自分は1型糖尿病です。 1型が出てくると聞いたので、読んでみた。 1型の記述に関しては、正確に書かれていて驚く。 よく調べたものだと思う。 バイアルなんて、 自分でさえ見た事ないけど、 まだ、実際に使用されている方もいると聞く。 取材に応じた看護師さんに感謝。 内容の...

自分は1型糖尿病です。 1型が出てくると聞いたので、読んでみた。 1型の記述に関しては、正確に書かれていて驚く。 よく調べたものだと思う。 バイアルなんて、 自分でさえ見た事ないけど、 まだ、実際に使用されている方もいると聞く。 取材に応じた看護師さんに感謝。 内容の方は、ミステリーじゃないミステリー。 本の帯には「なんちゃってミステリー」とあるけど、 まさに、まんま。 テンポが良いので、 1~2時間でサクッと読めてしまうんだけど、 登場人物が多く、ほとんど会話で進んでいくから、 後半は疲れて、若干ペース落ち。 主人公が全く活躍せず、周囲の人たちが進めていくうえ、 結末も、前半に全く出てこなかった人が もっていってしまって、 なんだそりゃってオチ。 1作目はどうなんだろ…。同じ感じなのかな。

Posted byブクログ

2012/01/16

この人の書く女性は、何故こんなに強いのかなぁ。強すぎて、だれも太刀打ちできませんよ。 クラッシュブレイズでもそうでしたが、敵(?)と味方(?)のバランスを取ったストーリーを読みたいものです。 でも、やっぱり好きなので★4つ。

Posted byブクログ

2012/01/14

“さらに銀子はまだ混乱している樺林に、予想外の注文を突き付けたのだ。 「それじゃあ槙くん。今日は実家によってご両親に自分は命を狙われているらしいと話してきなさい。婚約者にも言っておいたほうがいいでしょうね」 ふかふかの椅子の上で樺林は飛び上がった。 「できるわけないでしょう!」 ...

“さらに銀子はまだ混乱している樺林に、予想外の注文を突き付けたのだ。 「それじゃあ槙くん。今日は実家によってご両親に自分は命を狙われているらしいと話してきなさい。婚約者にも言っておいたほうがいいでしょうね」 ふかふかの椅子の上で樺林は飛び上がった。 「できるわけないでしょう!」 「あらそう?それなら明日、あたしがご両親宅をお訪ねして直接訊くことにする。お宅の息子さんは一ヵ月足らずの間に四回も殺されかけていますが、お心当たりはありませんかって」 「よしてください!何の権利があってそんな!」 「それじゃあ訊くけど、あなたは何の権利があっておとなしく殺されようっていうの?」 開いた口がふさがらないとはこのことだ。 本当にあんぐりと口を開けっ放している樺林に、銀子は懇々と言い諭したのである。 「あなたのご両親、婚約者、子どもの頃からの友人、あなたをよく知っている人たち全員を悲しませてもいいような権利があなたのどこにあるっていうのよ。あるなら言ってごらんなさい」 樺林は件名に己を抑えようとしていた。 「ぼく自身に何も心当たりがないんです!見当もつかないのに親に言って何になるんです!?」 「だから聞いてみなきゃわからないって言ってるの。――あなた、事態を把握してる?一ヵ月足らずで四回よ。多すぎるわ。スパイ映画じゃあるまいし、ここまで念入りに殺されそうになる日本人の若者はそういないわよ」 いたら大変だ。”[P.84] 2巻目。 実際問題こんなうまくいくわけないだろうっていう凰華の手回しの素早さが読んでて楽しい。 百之喜の幼馴染の活躍がちょっと少なく感じたけど、人間のどろどろ関係が読みやすいのが良いね。 “さらにまた別の番号に掛ける。 応対したのは事務的な若い男の声だった。 「はい。西新宿事務所竹中分館、鬼光です」 「凰華です。今から言う人の自宅住所を至急調べて送ってください」 鬼光智也は百之喜の古くからの友人である。 表向きは平凡な地方公務員だが、実際は警視庁の防御壁を難なく突破する腕利きのハッカーでもある。 周コーポレーションのシステムに侵入して樺林の自宅住所を調べることくらい造作もないはずだが、鬼光は申し訳なさそうな(その実面倒くさそうな)口調で断ってきた。 「お客さま。申し訳ありませんが、本日はたいへん立て込んでおりまして、その用件でしたらしばらくお待ちいただくことになりますが……」 「いいんですか。この件は銀子さん絡みですよ」 劇的に態度が変わった。 受話器の向こうで鬼光が直立不動の姿勢を取り、その後、最敬礼するさまが見えるようだった。 「失礼致しました。直ちにお調べ致します」 「お願いします」 電話を切った後、凰華はまた別の番号に掛けた。”[P.38]

Posted byブクログ

2012/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪内容覚書≫ もものき事務所シリーズ2作目。 簡単そうだと思って引き受けたある人の安否確認の依頼が、 実は殺人未遂で、しかも遺産が複雑に絡み合った問題だった? さて、今回ももものき事務所は真相にたどりつけるのか。 ≪感想≫ 主要登場人物が多すぎる…! 少しずつ増えるならまだしも、多分作者の中にいる人物を 一斉に出してくるせいで大パニック。 せめて一人ずつ中心となる巻を経て、 大集合していただきたい…!! 今回は、親族関係がわらわらと増えて、もはや面倒レベルだった。 良いも悪いも極端まで描いてくれる作者さんが大好きだけれど、 このシリーズに関しては、 どれが主人公で、どこが見せ場かはっきりせず、 ちょっと物足りない。 楽しくないわけじゃないんだが。 活躍する中心がいてくれるともうちょっと楽しめそう。

Posted byブクログ

2012/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殺人未遂事件という小道から入って、うろうろして”実父の遺産相続争い”という大通りに出たら、枝道に入り”婚約者の母の遺産相続”へ行ってしまったという話。出て来る女性が個性豊かで、あり得ない家庭の事情とかを楽しませていただきました。 モモタロウ一家シリーズだと思ったけど、他の面々の活躍はあまりなくて残念。人物紹介のイラストはとっても役に立ちました。

Posted byブクログ

2012/01/02

展開が面白かったです。 百之喜も前回よりはがんばって出張ってましたし。(笑) http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-818.html

Posted byブクログ

2012/01/02

偶然居合わせた人物のその後が知りたい、などという 奇妙というより、きっぱりと変だと言える依頼。 理由というか、依頼内容を聞けば納得、だったのですが まさかこんな奇妙な事に発展するとは…すごいです。 前回のお友達sはそれほど活躍せず、でした。 所長の運の良さも、お弁当のポテトくら...

偶然居合わせた人物のその後が知りたい、などという 奇妙というより、きっぱりと変だと言える依頼。 理由というか、依頼内容を聞けば納得、だったのですが まさかこんな奇妙な事に発展するとは…すごいです。 前回のお友達sはそれほど活躍せず、でした。 所長の運の良さも、お弁当のポテトくらいでしたし。 とはいえ、まったく犯人(?)が分からず仕舞い。 そしてそこに行くとは思わなかった、というよりも そこへ行く!? という状態。 しかし話の内容もすごいですが、注目したいのは登場人物。 相手…というか、相手集団? よくもまぁここまで話の通じない人達を次々と創れるものだ、と。 話の内容うんぬんより、そちらをまず関心してしまいます。 前回より、さらに登場人物多し、ですが。 そして母親sのけろっと感が楽しいですw

Posted byブクログ