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ホテル・ピーベリー の商品レビュー

3.3

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2012/01/28

ハワイ島ヒロ郊外の小さなホテル。 リピーターお断り。最長3ヶ月。そんなルールのあるホテルで時間は過ぎていく。 正直主人公にはいらっとくるんだけど、ハワイにいきたくなるな! ミステリーといえばミステリーか。

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2012/01/21

ハワイの片田舎にある長期滞在ホテル。3ヶ月が最長期間で、一度宿泊したら、次からは泊まれない。そんなホテル・ピーベリー。客室は6部屋だって。 行ってみたいねえ。人生にこーゆー選択肢もあるんですね。 まあ、3ヶ月もそんなホテルに宿泊出来る人々って、やっぱ訳ありなんですよね。そこで事...

ハワイの片田舎にある長期滞在ホテル。3ヶ月が最長期間で、一度宿泊したら、次からは泊まれない。そんなホテル・ピーベリー。客室は6部屋だって。 行ってみたいねえ。人生にこーゆー選択肢もあるんですね。 まあ、3ヶ月もそんなホテルに宿泊出来る人々って、やっぱ訳ありなんですよね。そこで事件も、、、

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2012/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回の近藤さんの作品は、ハワイ島ヒロ郊外の小さなホテルを舞台にしたミステリー。やはり、ハワイ島の自然に何らかのインスピレーションを与えられたかのようだ。 とある事件で挫折し、小学校教師を辞した若い青年が癒しを求めて3ヶ月の充電先に選んだ先は、友人に勧められたハワイ島の小さなホテル「ピーベリー」。 リピーターを取らず、滞在は生涯一回限りで、それも最長で3か月までという主義の一風変わったホテルだ。一癖も二癖もありそうな同宿者たち。また、客とコミュニケーションを一切取ろうとしないオーナー、そして痩せぎすなくせに肉感的なオーナーの妻。 そんなホテルを舞台に次々と事件が、、、

Posted byブクログ

2012/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ハワイを舞台に繰り広げられるミステリー。日本人が経営するホテルに集った若者たち、彼らは皆嘘をついていた-。そして起こった殺人事件。事件の真相とは・・・。  雰囲気のいい作品だったんですけどね・・。なんでしょう、もっともっと深く掘り下げて描けた部分があったんじゃないかとどこか勿体ない気がしました。  あと、まぁ、ものすごく主人公に共感できなかった!それが狙いかもしれないですけどね。どんなにきれいごとを言っても「あれ」は認められない。甘ったれた幻想にはちょっと同感できないな。むしろ嫌悪。なんでかな、他の作家さんがああいうシチュエーションを描いたら、背徳的とは思いつつも妖しげな魅力で惹きこまれる場合もあるんですけど・・・。この作家さんには向いていない描写だった気がしました。

Posted byブクログ

2012/01/05

ミステリというより、青春小説? 主人公の我儘と言うか、自己中心的で甘ったれなところに共感は持てないが、一般的なハワイのイメージが覆される自然描写は興味深く読んだ。

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2011/12/22

ハワイ島のリピーターお断りのホテルに滞在を決めたのは、問題を起こして教師を辞めさせられた若者。前半は事件の気配もなかったが、途中から急展開。消化不良のまま終わってしまった。

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2011/12/21

旅先では誰もが少しずつ嘘をつく。 どんなに打ち解けてみえても、それは一過性の関係値にしか過ぎない。 穏やかなハワイ島で休暇を送る日本人客たちの、どこか不穏な『何かが起こる』気配が巧い。

Posted byブクログ

2011/12/17

元教師の木崎は、友人の紹介でリピーターは受け付けないというハワイのホテルに滞在することにしたが・・・ いわくありげな登場人物の描写も上手いし、静謐な日常の裏に何かがあるような、そのザラッとした独特の雰囲気が好きなんだよな。

Posted byブクログ

2011/12/16

近藤 史恵さんの小説は、はじめてですが、ミステリー系な作品でした。内容としては、他のミステリー作家さんと比べると見劣りするかんじが否めません。今回がはじめてなので、他の作品も気になります。

Posted byブクログ

2011/12/11

+++ 不祥事で若くして教師の職を追われ、抜け殻のようになっていた木崎淳平は、友人のすすめでハワイ島にやってきた。宿泊先は友人と同じ「ホテル・ピーベリー」。なぜか“滞在できるのは一度きり。リピーターはなし”というルールがあるという。日本人がオーナーで、妻の和美が、実質仕切っている...

+++ 不祥事で若くして教師の職を追われ、抜け殻のようになっていた木崎淳平は、友人のすすめでハワイ島にやってきた。宿泊先は友人と同じ「ホテル・ピーベリー」。なぜか“滞在できるのは一度きり。リピーターはなし”というルールがあるという。日本人がオーナーで、妻の和美が、実質仕切っているらしい。同じ便で来た若い女性も、先客の男性3人もみな、日本人の旅行者だった。ある日、キラウェア火山を見に行った後に発熱した淳平は、和美と接近する。世界の気候区のうち、存在しないのは2つだけというこの表情豊かな島で、まるで熱がいつまでも醒めないかのごとく、現実とも思えない事態が立て続けに起こる。特異すぎる非日常。愛情、苦しみ、喜び、嫉妬―人間味豊かな、活力ある感情を淳平はふたたび取り戻していくが…。著者渾身の傑作ミステリー。 +++ ハワイ島のヒロという田舎にあるホテル・ピーベリー。滞在は三ヶ月まで、そして一度きり。リピーターは受けつけない。それだけで充分いわくあり気である。さらに、オーナーの日本人夫婦のうち、ホテルの世話をするのは妻の和美のみ、夫の洋介は朝早くから夜まで町のカフェで・WAMIで働いている。ホテルに帰ってくるときも無愛想そのものなのである。宿泊客同士も、経歴など個人的なことは詮索せず、その場限りの関係から踏み込むことはない。そんななか、宿泊客がたてつづけに事故で亡くなる。割り切れないもやもやを抱えたまま、淳平も一度は帰国するが、四ヵ月後にふたたびハワイに渡ることになる。そこで、思ってもみなかった真相が明らかにされる。と同時に、いわくあり気なホテルの方針も腑に落ちるのである。なにもしないで時を過ごすことを罪悪と思わずに済むヒロでの生活は、淳平にとってはわずかな期間となったが、彼の何かを変えたのだろうか。彼が抱える問題は何一つ解決されてはいないが、きちんと考えて前へ進めるきっかけになったのならいいな、と思わされる。大らかさと冷酷さ、諦めと焦りが混在するような一冊だった。

Posted byブクログ