ヴァニティ の商品レビュー
今までどこかの短編集に入っていたのが集結した本。 私の好きなライトな恋愛話が多く読みやすかった。 昔は短編集が好きだったけど、あっ!もう終わったって思ってしまうので長編のほうが読み応えあって好きかな。
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短編集なので子供が寝てる間なんかにちょこちょこ読めるのが有難い。タイトル通り、虚栄心を描いた作品が多くて、読んでいて共感し「こういう感情、私だけじゃないんだ」と安心したり。
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虚栄心。 14の短編、掌編集。 あちこちに書いたものをかきあつめて、 手に取りやすい形にしたものとのこと。 唯川恵の香り(essence)が凝集しているような感じ。 それでも、人間不信にはならないような終わり方が唯川恵流なのかも。
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表紙が可愛くて思わず手にとってしまった本。恋愛モノの重たい本ならやめとこうとページをめくると色彩が綺麗で可愛いイラスト♥お持ち帰り決定。20代後半の女性の様々なストーリー。自分自身も20代後半の悩み多きお年頃。 。同じような境遇の主人公が多くて身近な友達の日記を盗み読みして、共感...
表紙が可愛くて思わず手にとってしまった本。恋愛モノの重たい本ならやめとこうとページをめくると色彩が綺麗で可愛いイラスト♥お持ち帰り決定。20代後半の女性の様々なストーリー。自分自身も20代後半の悩み多きお年頃。 。同じような境遇の主人公が多くて身近な友達の日記を盗み読みして、共感してる感覚だった。笑 この本を読むのが27才の今でよかった。10年前でも10年後でもピンとこない気がする。例えば、『男にとっての27才と女のそれは重みが全然違う。』とか。笑 あと、ひとつひとつの物語によって、ページの使われ方が違ってたのもよかった。
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この本が胸に刺さる頃になってしまったんだなぁ、と言う本音。 綺麗な本です。ぼろぼろになってしまうペーパーバッグ装丁なので、ちょっと勿体なくて保存用にもう一冊あってもいいかな、とか思ってしまいました。 はじめに、のところに書いてる挨拶がこの本を何より象徴してます。 「世の中の人はよく、二十代を「若くて、可能性に溢れていて、いちばん楽しい時期」という。うんと昔、私も言われた一人だったけれど、現実はちっともそうじゃなかった。 仕事や人間関係に右往左往し、恋人がいなくて人生を無駄に使っているような落胆に包まれ、結婚してゆく友人を心から祝福できない自分に傷ついていた。楽しい二十代なんて、知らない誰かの話に思えた。 三十歳を迎えると「三十代は恋も仕事ももっとも充実している年代」と言われて期待した。けれども実際には、若い世代に追い立てられるような焦りがあり、否応無しに就いて回る責任にふうふう言って、将来が見えない不安に溜め息ばかりを繰り返していた。 あの頃の私はいつも「こんなはずじゃなかった」と戦っていた。 それでもつくづくわかる。 あの若い頃が、今の私を支えてくれているのだと。みっともなくも、悩みながら泣きながら戦いながら、輝いていたと。」 この文章が胸に突き刺さったなら、この小説はあなたにとって「買い」です。 おもしろいよ、と言ってすすめられないけれど、本棚にそっと一冊紛れ込ませておきたいそんな本です。
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短編集。 意外とハッピーエンドもあってそれに驚いた。 一番最後のお話が女性の永遠の課題のような気がした。 でも、ちゃんと前に進んでるんだからやっぱり小説だなって思う。
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直木賞作家、恋愛小説の名手、唯川恵さんの一冊。 短編集よりもさらっと読めてしまう物語がいくつも入っているんだけど、どの作品も短いのにしっかり書かれています。 こんなに短いのにほろっとさせられたり、ぞくっとさせられたりできるところがこの人のすごいところだと思います。 「消...
直木賞作家、恋愛小説の名手、唯川恵さんの一冊。 短編集よりもさらっと読めてしまう物語がいくつも入っているんだけど、どの作品も短いのにしっかり書かれています。 こんなに短いのにほろっとさせられたり、ぞくっとさせられたりできるところがこの人のすごいところだと思います。 「消息」と「手のひらの雪のように」の二作が特に気に入りました。 神様がくれた最大のプレゼント・・・ 木田さんのような人に出会えたら、梅雨が明けるのかもしれないなー。 失恋の痛みに苦しんでいる人に読んでほしい物語です。(消息) 女にとって恋愛は特別席。仕事や友達のことはそのときによってそれぞれ順番が変わるけど、恋愛の席には座れない・・・ 「男と女にとって一番大事なことって何だと思う?」 「一緒に生きてゆくって、どういうことなの?」 「傷つけることと傷つけられること、どっちが不幸と感じる?」 「好きな人より先に死にたい?それとも、後に死にたい?」 「男の浮気と女の浮気はやっぱり違うの?」 「愛なんて言葉、重すぎて、どんな時に使えばいいのかわからない」 26歳のナオが、俊太郎と一年間繰り返してきた(居酒屋のカウンターで)多くの疑問。 たくさん考えさせられることがありました。 みなさんはどうでしょうか。 それにしても 俊太郎いい男だ。(手のひらの雪のように)
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いくつかの短編で構成されていて読みやすい。 あー、こんなこともあったよな~と自分の事と重ねながら読んだり…。 通勤でさっくり読みやすい本でした。
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女のにおいが充満しています。 装丁の可愛らしさ含め。 女にとっては 普通すぎるほど普通の話ばかりの短編集。少し退屈。(男の人が読んだら新鮮で恐ろしいんだろうか?) 不倫話の結論は考えさせられた。 不倫ってせつないせつないって言いながらやっぱりどこかその状況を楽しんでいるんだな...
女のにおいが充満しています。 装丁の可愛らしさ含め。 女にとっては 普通すぎるほど普通の話ばかりの短編集。少し退屈。(男の人が読んだら新鮮で恐ろしいんだろうか?) 不倫話の結論は考えさせられた。 不倫ってせつないせつないって言いながらやっぱりどこかその状況を楽しんでいるんだな。 いつか終わる「夢物語」みたいな感覚で愛人はつらいわなんて言っているけど、実際本妻になれたところでやってくるのは紛れもない「現実」であることに気づいているのかいないのか。夢ばっかり見てた分、現実に簡単に打ちのめされてしまいそう。
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良かったです。それぞれほんとに短編ですが、情景がきちんと思い浮かべられました。文章も読みやすいし。さすが唯川さんですね★
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