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検事の本懐 の商品レビュー

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88件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

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2012/05/13

主人公の佐方検事を始めとした登場人物のそれぞれの生き方に共感できることも多く、少し目頭が熱くなりました。

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2012/05/04

佐方シリーズということで読んでみました。ミステリー的な要素はどちらかというと展開がすぐにわかってしまうようなものですが、人間描写は秀逸だなあと思いました。どなたかほかの方もレビューで書いていましたが、木村拓哉がやっていた検事もののドラマの話に使えそうなものばかりです。

Posted byブクログ

2012/06/07

◎第25回(2012年)山本周五郎賞候補作品発表。 2012年6月4日(月)読了。 2012-34。

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2012/04/27

◆樹を見る・・・18件もの連続放火事件が管轄内で起こりながらいまだ犯人が捕まらないということで、米崎東警察署所長である南場は上やライバルから吊し上げにあっていた。そんな中、ようやく容疑者・新井が逮捕される。しかし17件に関しては素直に犯行を認めたが、死者が出た13件目だけは頑なに...

◆樹を見る・・・18件もの連続放火事件が管轄内で起こりながらいまだ犯人が捕まらないということで、米崎東警察署所長である南場は上やライバルから吊し上げにあっていた。そんな中、ようやく容疑者・新井が逮捕される。しかし17件に関しては素直に犯行を認めたが、死者が出た13件目だけは頑なに自分の犯行とは認めようとしない。南場をはじめ、部下達も皆、新井の犯行だと決めつけて取り調べる中、担当検事となった佐方だけは異論をとなえた。 ◆罪を押す・・・佐方の上司である筒井が3年前に窃盗で起訴し、実刑となったハエタツこと小野辰二郎が再び送致されてきた。出所したその日に腕時計を盗んだところを捕まったということで、刑務所に戻りたいがための犯行かと思われたが、佐方は疑問を抱く。 ◆恩を返す・・・高校時代の同窓生・天根弥生からの突然の電話。婚約者には絶対に知られたくない過去をネタに現役警察官から強請りにあっているので助けてほしいという。 ◆拳を握る・・・大物議員の贈収賄容疑をなんとか起訴したい東京地検特捜部は各地検に応援要請を出した。それぞれの地検が太鼓判を押す検事と事務官が集められた中で、佐方、そして病気の増田(佐方の事務官)に代わって山口地検の加東がさらに選ばれ、重要人物の事情聴取を行うことになる。事務官としての能力を認められたと思って意気込んだ加東であったが、上が求めているのは真実を求めることではなく、すでにできあがっている検面調書にサインをさせ、罪を認めさせることと知り、加東は愕然とする。 ◆本懐を知る・・・ニュース週刊誌「ピックアップ」の専属ライター・兼先守が今度のネタに選んだのは過去の弁護士の業務上横領事件。実刑を受けたということがまず異例であり目を引いたのだが、さらに調べるとその弁護士・佐方陽世は、なにひとつ弁明することもなく実刑判決を受け入れたという。一体なぜなのか? 以上5編の短編集。「最後の証人」ではすでに検事を辞め、弁護士となっていた佐方貞人だったが、この5編ではまだ若手検事として働き、事件を処理していく。 どれも短編とは思えぬ程、濃い内容で楽しめた。「最後の証人」がおもしろかったのは覚えているけれど、佐方に関してはどういういきさつで弁護士になったなどは忘れてしまっている。また読み直そうかな・・・。 ◆恩を返す・・・一番好みだったのはこの話かな~。事件(と呼べるかどうかも疑問)は単純だったけれど、佐方の人物像というか、内面が垣間見えた気がして。淡い初恋(だよね?)物語も良し。結婚式への招待の断り方が、佐方らしい。 ◆本懐を知る・・・佐方の父親が逮捕された理由、その真相と一部始終がわかる話。父親の意志をしっかり受け継いでいる佐方。父親はさらに、真面目でカタブツすぎるかなぁとも思うけれど。そこまで他人のために動けるのがすごい。

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2012/04/26

シリーズ2作目。 正直、1作目の印象があまりないのだけど、読みやすく、オススメ。主人公・佐方をあくまでも第三者目線でからしか描いてないせいか、彼の人となりが気になり、次作を期待してしまう。 うまく説明出来ないのだけれど、タイトルから受けるほどの難しさもなく、独特の雰囲気のストーリ...

シリーズ2作目。 正直、1作目の印象があまりないのだけど、読みやすく、オススメ。主人公・佐方をあくまでも第三者目線でからしか描いてないせいか、彼の人となりが気になり、次作を期待してしまう。 うまく説明出来ないのだけれど、タイトルから受けるほどの難しさもなく、独特の雰囲気のストーリー展開で惹きつけられる。

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2012/03/30

佐方貞人弁護士が地方検事だったころのストーリー。 「樹を見る」「罪を押す」「恩を返す」「拳を握る」「本懐を知る」の5編からなる連作短編集。 ミステリ風の味付けもあるがその根幹は人間ドラマで、ちょっと予定調和かな~という側面もあるが、安っぽくない深みのある作品にまとまっている。 ...

佐方貞人弁護士が地方検事だったころのストーリー。 「樹を見る」「罪を押す」「恩を返す」「拳を握る」「本懐を知る」の5編からなる連作短編集。 ミステリ風の味付けもあるがその根幹は人間ドラマで、ちょっと予定調和かな~という側面もあるが、安っぽくない深みのある作品にまとまっている。 思いがけずこの作品で泣いてしまったのだが、そんなのは私だけだろうか。 最近続けて司法関連の本を読んだこともあり、その司法の限界というか、人が人を裁くという現実についていろいろ考えるところがあって、余計に心に響いたかもしれない。 星5つつけようかな、どうしようかな、というところの4つ。

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2012/03/15

途中ところどころ、説明が冗長でう~んと思った。基本的には、前作「最後の証人」のおまけ的な感が強かったかな。とは言え読後感は良く、印象に残りそう。人間という存在の温かみも感じられた。

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2012/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 前2作が面白かっただけに期待が大きすぎたのか、、 最初は、、あれ?って感じでした。。 が、、最後の短編で、、やっぱりこの作家好き!って思わせてくれました。 佐方検事、、シリーズものになったりしそうな感じもします(笑)

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2012/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「最後の証人」の元検事の弁護士佐方の、検事時代の連作短編集。「HERO」みたいな人物設定だが、なかなか良くできていると思う。

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2012/02/22

前作『最後の証人』の主人公・佐方弁護士の 検事時代のエピソードを綴った短篇集です。 切り口としては、キムタクの『HERO』かな。 もっと泥臭いけど、それがいい感じ。 お話そのものは、読み始めてすぐに先が読める程度で ひねりは無いけど、前作同様、文章は丁寧で読みやすい。 いず...

前作『最後の証人』の主人公・佐方弁護士の 検事時代のエピソードを綴った短篇集です。 切り口としては、キムタクの『HERO』かな。 もっと泥臭いけど、それがいい感じ。 お話そのものは、読み始めてすぐに先が読める程度で ひねりは無いけど、前作同様、文章は丁寧で読みやすい。 いずれストーリー性の高い小説が書ければ、 直木賞にも手が届きそうな作家さんじゃないかな~。 欲張りを言えばきりがないけど…、 欲張りを言いたくなるような作家さんですね。 欲張りを込めて、 満点ではないですが、評価は高めです。

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