検事の本懐 の商品レビュー
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地方検事の佐方の活躍を描くミステリー連作集。(シリーズ第2弾らしい) ・樹を見る ・罪を押す ・恩を返す ・拳を握る ・本懐を知る の5編を収録。 佐方が主人公なんですが、事件関係者など周辺のひとの視点で描かれているので、今野敏のスクープシリーズを思い出しました。 ただ、本作は一作一視点でした。 また、ミステリーではあるのですが、真相判明で幕にならず、その真相に至る犯人の生い立ちなど素性が語られることで、事件には人の人生が大きくかかわっている、ということを伝えていると思います。 佐方自身は見た目は人情派でも、熱血派でもないのですが、作品としては人間ドラマとして仕上がっていると思います。 このシリーズは初めてですが、面白かったので次作を読もうと思いましたが、前作(佐方シリーズ第1弾)では佐方が検事を辞めて弁護士になっているようなので、第1弾を読むか、第3弾(検事モノらしい)を読むか、悩みどころです。
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誰もが真実を語らず、墓場まで持っていった。 佐方貞人検事シリーズ珠玉の短編集。 最新作「検事の死命」を読んでまた読み返したくなり再々読。 三度目なのに、物語のスジはわかっているのに頁を繰る手が止まらず そして最終話「本懐を知る」で目頭が熱くなった。 これはまた「死命」も読み返さ...
誰もが真実を語らず、墓場まで持っていった。 佐方貞人検事シリーズ珠玉の短編集。 最新作「検事の死命」を読んでまた読み返したくなり再々読。 三度目なのに、物語のスジはわかっているのに頁を繰る手が止まらず そして最終話「本懐を知る」で目頭が熱くなった。 これはまた「死命」も読み返さねば。 とりあえず「最後の証人」も再々読しよう。 何度読んでもいい作品はいい。
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検事、佐方貞人の短編5作。 佐方貞人の仕事の仕方、学生時代、父親のことなど、彼の人間性をうかがい知ることができる1冊。 これはおもしろいです。佐方貞人の魅力満載です。 しあわせなミステリーで「心を掬う」を読んで、シリーズを読んでみたいと思ったのですが、これはピッタリ!でした...
検事、佐方貞人の短編5作。 佐方貞人の仕事の仕方、学生時代、父親のことなど、彼の人間性をうかがい知ることができる1冊。 これはおもしろいです。佐方貞人の魅力満載です。 しあわせなミステリーで「心を掬う」を読んで、シリーズを読んでみたいと思ったのですが、これはピッタリ!でした。
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このシリーズ2作目にして、完全に佐方のファンになった(*^.^*)佐方本人ではなく、他人からの視点で話が進んでいくのも佐方を魅力的にみせてる!第五話の佐方の父親の話「本懐を知る」は心が痺れた(^^)3作目も読むのが楽しみだ♪
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佐方シリーズがだんだん波に乗ってきて面白くなってきた。全てがうまくいくわけではないところがこの作品の魅力だと思う。
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検事佐方貞人の事件ではなく人間をみる裁き方は心にうつものがあった。彼の父陽世の恩のため真実を語らず墓場まで持っていった、検事の本懐は考えさせられた。
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検事・佐方貞人の短編連作集。 一編目の『樹を見る』は、連続放火事件解決に奔走する警察署長と上層部のライバルの男との嫉妬がテーマ。そんな中、冷静に事件を解決する佐方。毎日の仕事に追われ、つい大きな森のほうに目が行ってしまうところ、日々の仕事に流されることなく、樹の一本一本をきちん...
検事・佐方貞人の短編連作集。 一編目の『樹を見る』は、連続放火事件解決に奔走する警察署長と上層部のライバルの男との嫉妬がテーマ。そんな中、冷静に事件を解決する佐方。毎日の仕事に追われ、つい大きな森のほうに目が行ってしまうところ、日々の仕事に流されることなく、樹の一本一本をきちんと見ることのできる佐方。 二編目の『罪を押す』は出所早々に窃盗事件を起こした累犯者の真実を突き止める。ほかのみんなが再犯を疑い、早期解決と思っていたが、そんな中、細部まで自分の疑問に思ったことを突き詰めていく。 三編目の『恩を返す』は、高校の同級生のピンチを救う。四編目の『拳を握る』は東京地検特捜部に助っ人に行った佐方。そこで、同じく助っ人で来ていた事務官は検察の正義と己の信義に揺れるが、佐方は決して周りに流されたり自分の信義は曲げない。 五編目『本懐を知る』は佐方の父の話。横領の汚名をきた佐方の父。真実は恩義を守り抜いた男。佐方の生き方にも通じる。 人間には表と裏の顔がある。でも、決して先入観で人を見ない。きちんとその人を見て罪を裁くことの大切さを知っている人の話だった。
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「最後の証人」がとても面白かった、主人公佐方の検事時代を描いたこの作品も読んでみました!同級生を脅していた現役警察官の恐喝事件の「恩を返す」では、佐方の学生時代が垣間見え、父親の信念を守る「本懐を知る」は、こんな人間が現在いるだろうか?などど考えもしました。単なるミステリーだけで...
「最後の証人」がとても面白かった、主人公佐方の検事時代を描いたこの作品も読んでみました!同級生を脅していた現役警察官の恐喝事件の「恩を返す」では、佐方の学生時代が垣間見え、父親の信念を守る「本懐を知る」は、こんな人間が現在いるだろうか?などど考えもしました。単なるミステリーだけでなく、人間も描けるすごい作家さんだなぁ~と思います。次の、「検事の死命」も楽しみです♪
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連作短編5編。 芯のぶれない佐方の捜査というより生き方をいろんな人の目を通してくっきりと浮かび上がらせる。刑事物ミステリーとしての面白さももちろんの事、人間模様としての面白さも素晴らしい。
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