1,800円以上の注文で送料無料

聯合艦隊司令長官 山本五十六 の商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2012/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 映画の原作になった記念に出た再版本。  多少変わっているのかしら?と想いつつ、半藤氏が口述筆記をしているっていうのが事実なんだなぁと思うと、そのご高齢さが凄いと思ってしまう。  寺子屋風と称されるカタリ口調の文体はとても柔らかい。

Posted byブクログ

2012/01/15

日本って昔も今も変わってない。人間は集まると特に必要の無い人が必ず出てくる。そして、その人達が自分の必要性を高めるために余計な事をする。余計な仕事を作り出す。そして、必要の無い人ほど、余計な仕事を作り出す才能がある。そんな事はどうでも良いけど、映画も見よう!!

Posted byブクログ

2012/01/07

読了。 半藤さんの意志に反して、「3回に渡り長時間の寺子屋風講義」をされた内容をライターの方がまとめたものだそうですが(あとがきより)、なかなかどうして、良書に仕上がっています。 良い本です。 (著者が前もってお断りされているように、完全に山本五十六贔屓の立場からの視点ですが)

Posted byブクログ

2012/01/10

先日みた映画『連合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』の原作となったもの。不勉強なため、映画を観た後で読んでよかった。イメージがつきやすくて。  作者は山本五十六の中学の後輩にあたる半藤一利で、山本五十六贔屓であることを宣言した上で話が書かれている。とは言えど...

先日みた映画『連合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』の原作となったもの。不勉強なため、映画を観た後で読んでよかった。イメージがつきやすくて。  作者は山本五十六の中学の後輩にあたる半藤一利で、山本五十六贔屓であることを宣言した上で話が書かれている。とは言えど、無批判に海軍善玉説を唱えるのではなくて、山本五十六を中心とした戦争史が冷静に書かれていると思う。ただ、  平成23年は(2011年)は真珠湾攻撃後70年経つという年で、作者は81歳。  戦争ものというと、真珠湾から話が始まったり、悲惨さのみを訴えるものが多いので用心して読まなければならないと思うのだけども、今回の映画にせよこの本にせよ、その辺りは非常に広い視野で必要なところは詳細にかつ冗長にならないように分かりやすく書かれていると感じた。作者自身が『寺子屋風講義』と言い謙遜もされているけども、戦争の回避に尽力し、その意に反して戦争を突入した後も講和を目指した山本五十六の行動が非常に読みやすく書かれていて勉強になった。  軍部と、山本五十六、そして国内(一般の国民)の動静が併せてかかれていて、時系列が必ずしも整っているわけではないけども右往左往することなく読むことができた。  これを読んだ上で、また他の視点から書かれた戦争史も読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2011/12/30

山本五十六と同じ長岡出身で、文藝春秋にもいた半藤氏の本。 この本の読みどころは何通りかあるのではないかと思う。 開戦直前、戦時中の山本五十六の言動・考え方をとても近い視点から描写されているので、人物像が目の前にいるように伝わってくるので、山本五十六という人を感じたいという読み方、...

山本五十六と同じ長岡出身で、文藝春秋にもいた半藤氏の本。 この本の読みどころは何通りかあるのではないかと思う。 開戦直前、戦時中の山本五十六の言動・考え方をとても近い視点から描写されているので、人物像が目の前にいるように伝わってくるので、山本五十六という人を感じたいという読み方、別の読み方としては山本五十六個人が何に苦悩・苦心していたかという組織の中の一人物という見方をすることで、同じ組織にありながらその目的を一つにし、束ねていくことの難しさを感じ、どうするかを考えるという読み方。 後者に関してはそのまま現在の企業論に通じる部分もあり、考えさせられた。 また、山本五十六が苦心していた最大の相手は「日本国民」であったと読み取れる。現場のリアリティを忘れ熱狂し、奢り、東京に爆弾が落ちるまで気づかない。また扇動したマスコミ。 しかし、皆その責任を問われると、「仕方がない」というのではいか? 衆愚という言葉はあるが、知るべきものを知らないで行う判断を衆愚といえるのか?当時と現代がまったく違うのは「ネット」の存在により、情報封鎖が困難になった点だろう。従って、知るべきことを知ることができる今の人が何かに熱狂もしくは見てみぬ振りをすることは「衆愚」の入り口に立っているということと同義なのではないかと感じる。

Posted byブクログ

2011/12/18

【読書その106】今年の12月8日は、太平洋戦争の開戦(真珠湾攻撃)から70年。今年の12月23日からは役所広司主演で映画「山本五十六」が公開される。本書は、その原作。山本五十六は、新潟の長岡市生まれで、知らぬ人なき先の大戦の連合艦隊司令長官。飛行機と航空母艦の重要性にいち早く気...

【読書その106】今年の12月8日は、太平洋戦争の開戦(真珠湾攻撃)から70年。今年の12月23日からは役所広司主演で映画「山本五十六」が公開される。本書は、その原作。山本五十六は、新潟の長岡市生まれで、知らぬ人なき先の大戦の連合艦隊司令長官。飛行機と航空母艦の重要性にいち早く気づき、海軍の土台を築いた英雄。アメリカ、イギリスとの協調こそが国益であると信じ、海軍次官として、米内海相を助け、対米開戦を避けるよう全力を尽くした。しかし、叶わず、その山本が真珠湾攻撃を指揮することになる。山本は真珠湾攻撃により、アメリカの戦意をくじき、早期終戦を目指した。しかし、結果的には、宣戦布告のないだまし討ちであるとして、アメリカの愛国心に火をつけ、アメリカの世論は日本との戦争を後押しすることになった。本書の中で、山本は真珠湾攻撃の前に適切に宣戦布告の文書がアメリカに渡されることを何度も確認したという。この結果に山本は悔やんだに違いない。本書では、随所で山本の人間性を感じるエピソードが出てくる。映画では、その人間性を将棋をさす姿で表現をしているらしい。是非とも映画版の「山本五十六」を見たい。

Posted byブクログ