聯合艦隊司令長官 山本五十六 の商品レビュー
講談?浪曲?≒口述筆記?。小説とは違うが、半藤史観が入っているので、100%事実とも違うと思う →参考文献の記述もないし。
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平凡社から出ている山本五十六よりも、読みやすい。映画で理解していなかったシーンも、本を読むと意味がわかるようになる。 本を読むと山本五十六以外に、冷静な思考を持った人がいなかったように感じる。それが真実だとしたら、日本人として情けなさを覚える。 本文では日本軍は思っていたより米国...
平凡社から出ている山本五十六よりも、読みやすい。映画で理解していなかったシーンも、本を読むと意味がわかるようになる。 本を読むと山本五十六以外に、冷静な思考を持った人がいなかったように感じる。それが真実だとしたら、日本人として情けなさを覚える。 本文では日本軍は思っていたより米国を敗かしていて、感心してしまう時もあるけどその際に多くの人の命が奪われたと思うと、フィクションを読んでいる時とは違った悲しさがこみ上げてくる。 『‘いま起こって困ることは、おこらないと考える’のが日本人』 私は脳の中まで日本人なんだと思った。
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歴史は繰り返してるなあと。 冷徹な筆致で熱く語る、こんな書き方がとても好みでした。 やー役所さんがほんとにシブかったれす…良い映画ですた…
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山本五十六の人柄、考えを取材をもとに、時系列に沿って記されています。百年兵を養うのはなんのためか?との有名な言葉は今の仮初めの平和に慣らされた私たちには重く響きます。 提督は対英米戦は必敗であることを早々に見切り、常に避戦や、講和を念頭に行動したにもかかわらず、ことごとく反対方向...
山本五十六の人柄、考えを取材をもとに、時系列に沿って記されています。百年兵を養うのはなんのためか?との有名な言葉は今の仮初めの平和に慣らされた私たちには重く響きます。 提督は対英米戦は必敗であることを早々に見切り、常に避戦や、講和を念頭に行動したにもかかわらず、ことごとく反対方向に走り、提督戦死後その予告通り焼け野原になる日本。いつの日も、国民は冷静で賢明な判断が求められていることを警告している書でもあります。
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・剛勇不撓(ごうゆうふとう) ・海軍"左派"トリオ(反対米英強硬派、親独派) -光内光政 海軍大臣 -井上成美 軍務局長 -山本五十六 聯合艦隊司令長官 ※このあと、この人達に関する本を読もう。 笹川良一、瀬島龍三、児玉誉士夫(よしお)
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海軍兵学校卒業年次とハンモックナンバーが海軍での人事に多大な影響を及ぼし、適材適所の配置ができない。人事から薩長閥の影響を除くという導入当時はそれなりの意味があったが、それが硬直化して融通がきかなくなったり、恣意的に利用されたりしてしまう。 メディアは無責任報道で国民を煽る。 こ...
海軍兵学校卒業年次とハンモックナンバーが海軍での人事に多大な影響を及ぼし、適材適所の配置ができない。人事から薩長閥の影響を除くという導入当時はそれなりの意味があったが、それが硬直化して融通がきかなくなったり、恣意的に利用されたりしてしまう。 メディアは無責任報道で国民を煽る。 この中で山本五十六は海軍次官、連合艦隊司令長官の職を務める。 著者が山本五十六贔屓であると語っていることもありその分を割り引いて読んだ方がいいかもしれませんが、十分面白かった。 入省年次と功名争いで出世していく官僚。 新聞、TV報道のあり方を考えると今もほぼ変わっていない。
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正月休み中に読んだ “聯合艦隊司令長官 山本五十六” 彼の書籍は何冊読んだだろう? でも、書店で新刊として平積みされていると、 ついつい買ってしまう。 この“半藤一利”氏の書いた“五十六” 本人の話と、その当時の政治的な話が半々ぐらいで、 興味深く読めた。 先の戦争の話を...
正月休み中に読んだ “聯合艦隊司令長官 山本五十六” 彼の書籍は何冊読んだだろう? でも、書店で新刊として平積みされていると、 ついつい買ってしまう。 この“半藤一利”氏の書いた“五十六” 本人の話と、その当時の政治的な話が半々ぐらいで、 興味深く読めた。 先の戦争の話を読むといつも 「何故?」 という想いに駆られる。 何故、その判断なの? 何故、そう思うの? 何故、こうしないの? 何故、... その当時の軍や国という組織、 今の企業という組織、 共通する所はたくさん有ると思う。 勿論、命がけの重さは当然違うが... 負けるべくして負けた組織。 このように振り返ってみれば、 その原因がたくさん見えてくる。 私は私の組織を勝たせなければいけない。 先の戦争の話を、今後も繰り返し読んでいこう。 そしてその都度、勝つ戦い方を意識していこう。 たくさんの教えを残してくれている戦争。 その中での“五十六”の生き様。 日本の先輩達に感謝。 ありがとうございます。
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やってみせ言って聞かせてさせてみせ ほめてやらねば人は動かじ という名言をよく聞くことがありましたので 読んで見ました。 半藤さんの本にしては、ちょっとあっさりしていた のが残念でした。 昔子供の時に、映画でミッドウェイ海戦を見たのを 思い出しました
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なかなか面白かったです。特に同時代の軍人、政治家に関する作者の評価が個人的には興味深かった。米内さんに対する個人的な思い込みがひっくり返されました。 しかし、日本軍って太平洋戦争でほとんど勝ってないじゃん。しょっぱなの真珠湾奇襲以外はろくな戦い方してません。山本さんも歯がゆかった...
なかなか面白かったです。特に同時代の軍人、政治家に関する作者の評価が個人的には興味深かった。米内さんに対する個人的な思い込みがひっくり返されました。 しかし、日本軍って太平洋戦争でほとんど勝ってないじゃん。しょっぱなの真珠湾奇襲以外はろくな戦い方してません。山本さんも歯がゆかったでしょうね。
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2011年暮れ「聯合艦隊司令長官 山本五十六」というタイトルで公開された映画の原作本です。 主人公は、まさにその名のとおり「山本五十六」。太平洋戦争の端緒を開いた真珠湾攻撃、日本海軍が大打撃を受け戦況の分水嶺となったミッドウェー海戦の総指揮を取ったことで有名ですね。 著者の...
2011年暮れ「聯合艦隊司令長官 山本五十六」というタイトルで公開された映画の原作本です。 主人公は、まさにその名のとおり「山本五十六」。太平洋戦争の端緒を開いた真珠湾攻撃、日本海軍が大打撃を受け戦況の分水嶺となったミッドウェー海戦の総指揮を取ったことで有名ですね。 著者の半藤氏は五十六と同郷、越後長岡の人。五十六は中学の先輩にあたるそうです。対米戦の回避を強く願いつつ、自らその戦いの中枢へ赴いた五十六。半藤氏は私淑する同郷の先人の人となりを親愛の情を込めた語り口で描いていきます。
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