滅びゆく季語 の商品レビュー
自然環境の変化、とりわけ汚染や破壊、外来種によって失われる季語。 つぎつぎと新しい季語が追加され、「今を生きる感覚」の俳句が生まれるが、あえて失われた季語を使い、「何かを訴える」のも一案と思う。 それは、痛みや喪失の悲しみと怒りに面と向かわなければならなくなるが、「大切にすべき...
自然環境の変化、とりわけ汚染や破壊、外来種によって失われる季語。 つぎつぎと新しい季語が追加され、「今を生きる感覚」の俳句が生まれるが、あえて失われた季語を使い、「何かを訴える」のも一案と思う。 それは、痛みや喪失の悲しみと怒りに面と向かわなければならなくなるが、「大切にすべきは何だったのか」を思い起こさせてくれるかもしれない。 今日本や領土問題、外交、TPP、オスプレイ等に脅かされる一方、原発によって自らを失おうとしている。 いまや海外でも愛好家のいる「HAIKU」。 だが、肝心の日本人が失われた季語とならぬようにと、悲しく冷笑してしまうのだ。
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対極にありそうな、文学としての俳句と自然科学。 両者が密接に関わって織り成されている。双方具体的。
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