体制維新 の商品レビュー
同じ内容の繰り返しで少々飽きたけど、内容は正論だと思う。この後埒があかないと、本人が市長になったわけだがそういう経緯だったのか、と納得。ただこれ、都構想はまだ全然実現してないけど国政に出ちゃうのかなぁ、どーなんだろ。
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堺屋氏のくだりは、我田引水も甚だしいし対談は噛み合ってないし、不要だった。 時期的にしょうがないが、国と自治体の関係性はともかく大阪府の話は大阪ローカル、特有の問題が多く、それほど乗れない。 橋下氏に枯れ尾花を見ている人は、これ一冊読み通す能力も無いだろうから、もっと噛み砕いたも...
堺屋氏のくだりは、我田引水も甚だしいし対談は噛み合ってないし、不要だった。 時期的にしょうがないが、国と自治体の関係性はともかく大阪府の話は大阪ローカル、特有の問題が多く、それほど乗れない。 橋下氏に枯れ尾花を見ている人は、これ一冊読み通す能力も無いだろうから、もっと噛み砕いたものを用意する必要がある。
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橋下さんのいう広域行政と基礎自治体の役割分担や 大阪府の真ん中に大阪市があることによる二重行政の解消も 理解できる。 ただ、それが国政につながるのが分からない。 権力を取らないと貫徹しない部分はあるだろうけど話が 飛躍してると思う。 この本の内容は完全に同意。
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「橋下徹 改革者か壊し屋か―大阪都構想のゆくえ」と連続で読んだ。 大阪府民として、自分の置かれた環境はしっかりと把握しておくべき。知らなった裏切られたは愚者の発言ゆえ。
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橋下大阪府長時代の最後の年に書いた本。堺屋太一は、橋下府知事の擁立に一役買った人だから、ある意味同じ仲間でしょう。 内容は1章と最終章の6章は、橋下府知事と堺屋氏の対談になっていて、堺屋氏の持論の今のシステムの変更に、橋下氏が大阪の事例を挙げている感じで、テンポ良く読むことがで...
橋下大阪府長時代の最後の年に書いた本。堺屋太一は、橋下府知事の擁立に一役買った人だから、ある意味同じ仲間でしょう。 内容は1章と最終章の6章は、橋下府知事と堺屋氏の対談になっていて、堺屋氏の持論の今のシステムの変更に、橋下氏が大阪の事例を挙げている感じで、テンポ良く読むことができた。確かに大阪の二重行政には問題があると思う。縄張り争い、権力闘争、いろいろあるのでしょう。 ただし、肝心の橋下氏が書き下ろした(というか、ゴーストライターのような気がするが)2~5章は、どこかで喋ったことを書き下ろしたような感じで、文章が演説調、同じような事例が何度も出てきたりで、個人的には見飽きてしまった。半分の文章量で伝わるようなことを何度も書いているような感じで、演説につきあってしまった感じがした。その意味では評価はあまりよくない。 ただし、今後の政治を担うかも知れない人の、時代のとらえ方、地方行政に対する考え、政治手法を理解することができたのはよかった。がんばってほしいものです。
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彼の話を聞いてると、イラって来ることが多いが、この本を読んで、考え方は理解できました。 反対する方々のこれに対する反論も是非読んでみたいものです。
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橋本さんがなぜ大阪都を作ろうとしているかがよくわかった。都を作るというより、大阪市を解体/再配置する事が目的で都化はその手段の一つということ。 日本を変えるのが目的だけど、それを実現するためには途方もない時間がかかるので、大阪を地方分権、公務員改革のショーケースとして考えている訳...
橋本さんがなぜ大阪都を作ろうとしているかがよくわかった。都を作るというより、大阪市を解体/再配置する事が目的で都化はその手段の一つということ。 日本を変えるのが目的だけど、それを実現するためには途方もない時間がかかるので、大阪を地方分権、公務員改革のショーケースとして考えている訳か。納得。であれば、今国政に出ようとするのは尚早も思うけど、既存政党の不甲斐なさによる世論の高まりで、ここがタイミングだと思うのも分かる。 既得権益バキバキの連中から権力と金を奪い取るという過酷を極める闘いに挑む橋本さんを素直に応援したい。 しかし、夢を持たせて多いに裏切った民主の二の舞にならないよう政策のフィージビリティを見極めなくてはいけないとも思う。大阪で結果を出してるわけでもなく、本書の中でいきなり国政は困難とも書いてますしね。 橋下さんの強みは説明力、対話力、メディア活用力。圧倒的な世論を元に政界再編できたら歴史に名を残す人になりますね。
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大阪府と大阪市の二元行政の弊害は明らかだと感じる。大阪都構想の議論とは別に、犯罪率、生活保護費用、教育レベルの低さなど大阪市そのものの問題も顕在化しており、もう既存の政治の枠組みの中では大阪市の改革は無理なんだろう。 水道やその他の公共サービスの二元政策の無駄に疑問の余地は無い。...
大阪府と大阪市の二元行政の弊害は明らかだと感じる。大阪都構想の議論とは別に、犯罪率、生活保護費用、教育レベルの低さなど大阪市そのものの問題も顕在化しており、もう既存の政治の枠組みの中では大阪市の改革は無理なんだろう。 水道やその他の公共サービスの二元政策の無駄に疑問の余地は無い。 大阪市(および大阪市の役人)が大阪市のことのみを考えるのはある意味当然ではあるが、その大阪市が大阪府全体を顧みず、口ばかりの”連携”を繰り返す当時の平松市長の反論は弱い。 大阪市の区と東京の区が全くことなる行政体で、大阪市の区長は選挙で選ばれず市長の任命だったとは知らなかった。 ダム建設中止の件は中止の理由が弱く(筆者ご本人も論理的には五分五分で政治判断で中止を決めたと書いている)で、脱ダムブームに乗った人気取りの感が無きにしもあらず。本書にはほとんど触れられていないが、ややパフォーマンス的に過ぎた感があった原発運転再開反対宣言にも多少通じるか。 ただ、それ以外の本書に述べられている点はほとんど同意できた。 府と市、府知事と市長の役割の違い、教育委員会の問題、君が代斉唱問題、市ごとの学力検査結果の公表、教育強化などなど。 筆者がくどいほど繰り返し述べている通り、目先のリンゴや幼稚園の数などの些末な人気取りとは次元の異なる大阪の体制を根本から変える(リンゴではなく土壌を改善する)地方自治体体制の変革こそ、都道府県首長レベルの政治に求められる政治なんだと思う。 いわゆる市民派といわれる耳障りの良いコメントばかりいうタレント政治家とは明らかに一線を画す。ほんとうに十年ぐらい後には総理大臣かも。 一応、反橋下派の人の本も読んでみよう。
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大阪府と大阪市のバトルは、大正時代から続いているらしい。「府市あわせ(不幸せ)」。 橋下さんがやろうとしている事が良く分かり、橋下さんの評価が上がった。 でも、繰り返しが多過ぎる。1/5程度のページ数で充分。
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タイトルだけ見れば大阪都構想がメインのようだが、それだけではなく 橋下氏が府知事を務めていた頃の官僚達との折衝や意思決定など、 行政組織の動かし方についても多く割かれている。
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