カッシアの物語 の商品レビュー
実は私の苦手な世界観だったけど、なぜかひきこまれるようにいっきに読んだ。ラストがちょっとがっかりかな。
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〈ソサエティ〉に衣食住から死まで管理された未来の物語 カッシアの〈マッチ・バンケット〉からすべてが壊れ始める ザンダーとカイの間で揺れ動くカッシアの気持ちがとても切なく、時にイライラさせられる
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自由と引き換えに、結婚も、職業も、死さえも決められた世界。物語は、主人公カッシアを中心に構成され、自身そこからの脱却というカタチで紡ぎだされていく。 この小説が訴えていることはストレートでかつ聡明だが、それをこのボリュームで行うことが妥当なのかと考えてしまった。帰結が気になり最...
自由と引き換えに、結婚も、職業も、死さえも決められた世界。物語は、主人公カッシアを中心に構成され、自身そこからの脱却というカタチで紡ぎだされていく。 この小説が訴えていることはストレートでかつ聡明だが、それをこのボリュームで行うことが妥当なのかと考えてしまった。帰結が気になり最後まで一気に読んでしまえるほど、読みごたえに関してはある。著者曰く、三部作ということなので、次巻の発売を楽しみにするとともに、映画化されることに対しても、世界的に見て高評価の作品のように感じられた。
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結婚相手、職業、寿命まで決められている世界。 食べ物もすべて配給制でカロリー管理され、過度な運動も禁止。 絵や文学や歴史も定められた100個もの以外すべて破棄されていて、 文字は書けず、自由に文章を創作することも許されない。 すべてのことはあらかじめ決められているので迷うことはないし、 肥満や飢餓もなく、病気は駆逐されているのでみな80歳まで生きることができる。 そんな無風の世界で疑問も持たず生きていた主人公カッシアは17歳になり、 すべてが完璧で理想的な幼馴染が結婚相手として選ばれる。 能力の評価も高く順風満帆な人生だったが、 世界の在り方に疑問を持った瞬間から少しずつ心が変わっていく。 婚約者と謎の多い友人双方への好意に揺れ動くラブストーリーが軸となっているけれど、 幸福とは何かとか、生きるとは何かという根源的な問いかけが根底に流れている。 他の優れたファンタジーと同様、 非現実の設定ながら骨格がしっかりしているので世界観が受け入れやすい。 恋愛以外にも親子の関係や主人公が就こうとする「仕分け」という仕事など、 多くの要素が絡み合っていて多層的、 先が気になるから厚い本だけどあっという間に読める。 主人公の変化や、打算的な部分もリアルだなと思う。 婚約者がイイ男なのもよい。 そして「この恋心すらすべて誰かに規定されたものだったのか」と悩む瞬間が、 ありがちな展開ながらひりひりする。 惹きこませる仕掛けがうまい。 三部作ということで、 読み終わると物語の序章…という印象が強いものの、 この一作でも問題なく楽しめます。 また大きな謎も生まれ、続きが気になる!
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う~ん、そんなに良い作品でしょうか? 帯に惹かれましたが、最後まで読むのが苦痛でした。 内容としてはありがちなもの、そして心に響かない。 ごめんなさい。
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久々に物語系を一気に読み切った。それも平日の1日で。 分類的には児童文学なのかなぁと思うけれど、大人でも読み応え充分。 決まりきった人生と引き換えに得る安定した幸福と、逸脱することで得る選択の自由。両者の間での葛藤。主人公のカッシアの成長を通してそのテーマを味わう。 ディズニ...
久々に物語系を一気に読み切った。それも平日の1日で。 分類的には児童文学なのかなぁと思うけれど、大人でも読み応え充分。 決まりきった人生と引き換えに得る安定した幸福と、逸脱することで得る選択の自由。両者の間での葛藤。主人公のカッシアの成長を通してそのテーマを味わう。 ディズニーが映画化権取得したらしいが、個人的なイメージではジブリで映画化の方がしっくりくるなぁ。 実は3部作らしく、第2部(今のところ英語版のみ)も購入。
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題材は面白いと思うのだけど、 久しぶりに外国文学を読んだせいか 言葉がまったく入ってこない、つながってこない。 作者の意図なのか、訳者が合わなかったのかわからないけれど。 これは映画のほうがおもしろそうなので、そちらに期待。
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「ソサエティ」が支配し、結婚する相手も、職業も、死ぬ日までも決められている世界に 疑問を抱いていくカッシア。 結婚相手が決められる「マッチング」のシステム。 その「マッチング」を否定すると それで夫婦になった自分の両親の愛を否定することに?と葛藤。 三角関係がいかにもYA小説...
「ソサエティ」が支配し、結婚する相手も、職業も、死ぬ日までも決められている世界に 疑問を抱いていくカッシア。 結婚相手が決められる「マッチング」のシステム。 その「マッチング」を否定すると それで夫婦になった自分の両親の愛を否定することに?と葛藤。 三角関係がいかにもYA小説。 ディストピア小説としては続きが楽しみ
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すごい面白かった! 続きがあるの?早く!早く持ってきて!…ゼイゼイ、ハァハァ。 感想としては、読みやすく淡々としているけども、雰囲気がそこはかとなく香る、なにかが起きそうな恐怖感に満ちた、でもサラッとしているので読み続けられる …そんな感じでした。 ザンダーもカイもイイ男だと...
すごい面白かった! 続きがあるの?早く!早く持ってきて!…ゼイゼイ、ハァハァ。 感想としては、読みやすく淡々としているけども、雰囲気がそこはかとなく香る、なにかが起きそうな恐怖感に満ちた、でもサラッとしているので読み続けられる …そんな感じでした。 ザンダーもカイもイイ男だと思う。カッシアの着たドレスの描写がとても良かったし、詩の引用のしかたも素敵でした。 『ディストピア』、好きですね
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理想的な近未来社会に潜む負の部分を知ってしまうカッシア。 ザ・ギバーにも似た設定。 深く惹かれ、一気読みした。
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