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ラーメンと愛国 の商品レビュー

3.6

106件のお客様レビュー

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2025/10/29

渡鬼から「ラーメン世代論」を展開していくのが面白かった。 東京のラーメン屋の多さは異常だと思ってるし、それなのに並んでるのとかも意味わからんなと思っていたりもする。 しかし、ラーメンは食べたくなるのでこれからもちょっと空いているところを狙って70点のラーメンを食べていきたい

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2023/09/11

“作務衣系"がラーメン屋を代表するスタイルとして完全定着を果たすのは、1990年代末。おそらくは陶芸家に代表される日本の伝統工芸職人の出で立ちを源泉。2000年代からは「ラーメン」から「麺屋」へ。店に掛かる暖簾も中国由来の赤と白から和をイメージする黒や紺へ。

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2023/06/19

文化系トークラジオlifeで知った速水さんの本。 タイトルで興味を持っただけでネタ本枠に入ったままずっと積読していた。 ようやく開いてみると、 小麦、戦争、インスタントラーメン、メディアと国民食、現代ラーメンのまとめなど、 近代日本をラーメンで斬ったちゃんとした歴史本なのだった...

文化系トークラジオlifeで知った速水さんの本。 タイトルで興味を持っただけでネタ本枠に入ったままずっと積読していた。 ようやく開いてみると、 小麦、戦争、インスタントラーメン、メディアと国民食、現代ラーメンのまとめなど、 近代日本をラーメンで斬ったちゃんとした歴史本なのだった。 速水さん元気にしてるかなあ

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2022/05/03

2022年読了、タイトルから期待した内容とは少し違ったが、読み物として面白かった。 これほど戦後日本の盛衰と関連の深い食べ物はないだろう。本作品が記された10年後の今もラーメンは進化している。でも僕は家で食べるサッポロ一番みそラーメンが一番好きだ。

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2022/04/10

戦後から2010年ころまでのラーメン史を辿るにはよい本だった。中国から入ってきたものがいつの間にやら愛国に向かっているという視点もおもしろい。 タイトルにつられると政治的側面を強く語るのかと思いきや、文化的側面から戦後史を追うので読みやすい。 たしかに自己啓発・作務衣系は増え...

戦後から2010年ころまでのラーメン史を辿るにはよい本だった。中国から入ってきたものがいつの間にやら愛国に向かっているという視点もおもしろい。 タイトルにつられると政治的側面を強く語るのかと思いきや、文化的側面から戦後史を追うので読みやすい。 たしかに自己啓発・作務衣系は増えた

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2019/05/21

作務衣は伝統の着物ではないし、現代ラーメンは中国起源ではない。 ご当地ラーメンは地方の伝統とは関係ない。 現代のナショナリズムは、そういった伝統とは関係なく生まれ、そのことを恥じるものではない。 ひねくれた視点からの鋭い分析。佳作

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2018/10/28

・ラーメンを軸にして見た戦後史と今の日本の一側面。日清食品の安藤百福に始まり、佐野実、天下一品、一風堂の河原成美、果ては二郎から六厘舎、夢を語れまで出てくるが、味がどうこうという本ではない。田中角栄の日本列島改造論から内田樹に須藤元気まで。その目配りの仕方が、自分にはちょうどいい...

・ラーメンを軸にして見た戦後史と今の日本の一側面。日清食品の安藤百福に始まり、佐野実、天下一品、一風堂の河原成美、果ては二郎から六厘舎、夢を語れまで出てくるが、味がどうこうという本ではない。田中角栄の日本列島改造論から内田樹に須藤元気まで。その目配りの仕方が、自分にはちょうどいい感じだった。 ・ラーメンという中国由来の食べ物が、今や「表層的な」ジャパネスク概念の体現の一翼を担っている。「作務衣」のユニフォーム化に加えて「ご当地」的な意匠のメニューでナショナリズム的なムーブメントすら漂わせているラーメン業界。でも、元々ラーメンは給食のパン食化というアメリカの占領政策の延長線上での小麦粉大量消費が背景。考えてみりゃ、うどんやパスタも小麦粉だった。また、言うまでもなく、中国由来。 ・さらに、今のラーメン業界は、イタリア発の「スローフード」因子も包含、つまり、右派左派両方のベクトルも持ち合わせている。「右派」というのは「ご当地」との結びつきで、「左派」というのは大手資本によるファストフード店やフランチャイズ化を拒否している部分。ただし、ラーメン業界におけるナショナリズムは、多様な文化を認めた上でのナショナリズムだと本書では(他書からの引用ではあるが)述べられている。 ・「世界という他者と向かい合わざるを得ない状況で、日本人は初めて『日本という自己』を意識させられ、自らの存在を問われる。あやふな自己を肯定し、セラピー的な効果を持ち得る、『都合のいい過去』が持ち出されるのは、そんなときである。(P252)」 ・「本章で取り上げたような日本の右傾化、宗教化は、本質主義的なそれではなく、『趣味的』『遊戯的』そして、『リアリティショー的』なフェイクと結びついたものであると考えるべきだろう。(P262)」 ・それにしても、チキンラーメン生みの親、安藤百福は、毎日昼にチキンラーメンを食べていたとあるが、他の本ではカップヌードルだったりして、どれがホントなんだろう?多分、幾つかの基本的な商品をローテーション的に食べていたというのが現実的なところではないかと思うんだけど。

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2018/10/09

いわゆるラーメン店紹介本ではなく社会学的にラーメンがなぜ国民食になり得たかを紐解く。戦後の米都合による小麦食の普及、日清創業者安藤百福というイノベーターによる工業製品化、田中角栄のよる国土開発とご当地ラーメン、そのご当地ラーメンや最近の和を基調とした店舗や店員の装いにおけるリアリ...

いわゆるラーメン店紹介本ではなく社会学的にラーメンがなぜ国民食になり得たかを紐解く。戦後の米都合による小麦食の普及、日清創業者安藤百福というイノベーターによる工業製品化、田中角栄のよる国土開発とご当地ラーメン、そのご当地ラーメンや最近の和を基調とした店舗や店員の装いにおけるリアリティの不在等々。浅く広く網羅的にトピックを拾っているので体系的な理解の醸成を図るにはとてもいい。そして読んでいると食べたくなる...この本を読んでいた2日間、出張もあったものの3杯頂きました。ご馳走様でした。

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2018/08/29

・ラーメンが日本に広まった初期の要因としては、 ①アメリカの余剰農産物処理法に基づく小麦戦略により、大量の小麦が輸入されたという物質的要因があった。 ②安藤百福という一人の経営者が大量生産のメソッドを導入したことで、工業製品としてインスタントラーメンを広めた。 …という文化...

・ラーメンが日本に広まった初期の要因としては、 ①アメリカの余剰農産物処理法に基づく小麦戦略により、大量の小麦が輸入されたという物質的要因があった。 ②安藤百福という一人の経営者が大量生産のメソッドを導入したことで、工業製品としてインスタントラーメンを広めた。 …という文化的要因だけではない側面がある。 ・ご当地ラーメンは、地域の特産物・風土に根差したものではなく、地域の観光化に伴い生まれた「地域に縁のない観光資源」である。 このあたりが引っかかった。ラーメンは後から物語られたものなんですね。 現代史の精度はさておいて、高い教養を基にラーメンを絡めて書く様子は速水さんらしい気がしました。二郎ラーメンが食べたくなった。

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2017/12/23

良く調べてるなあと感心するし、論の進め方も丁寧で、研究者の書いた本という感じがする(実際は違うようだが)。 確かに最近のラーメン屋ってのは「和」をテーマにしているように思えるのだが、「なぜ」そうなっているのかの掘り方が弱いのがちょっと残念。 でも良書です。テーマも論構成もとても...

良く調べてるなあと感心するし、論の進め方も丁寧で、研究者の書いた本という感じがする(実際は違うようだが)。 確かに最近のラーメン屋ってのは「和」をテーマにしているように思えるのだが、「なぜ」そうなっているのかの掘り方が弱いのがちょっと残念。 でも良書です。テーマも論構成もとてもよい。

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