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とんび の商品レビュー

4.5

658件のお客様レビュー

  1. 5つ

    346

  2. 4つ

    198

  3. 3つ

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2024/09/20

親の教科書のような本でした。 親の勤めは、子どもを寂しいと感じさせない、元気に生きていてほしいと願うこと。 細かなことを言えばキリはないと思うけど大切なことってそういうことなのだろうなって思いました。 名言がたくさん出ますが、中でも和尚さんがグッとくること(シーン)が2つありま...

親の教科書のような本でした。 親の勤めは、子どもを寂しいと感じさせない、元気に生きていてほしいと願うこと。 細かなことを言えばキリはないと思うけど大切なことってそういうことなのだろうなって思いました。 名言がたくさん出ますが、中でも和尚さんがグッとくること(シーン)が2つありました。 1.「寂しい」は「寒しい」(さむしい)からきている。前(ヤスさん)からも後ろ(照雲や和尚)からも抱かれているアキラは寒くないだろ?と言う。寒くないように寄り添える関係を作りたいと思わせてくれる。 2.海のような男になれ。和尚はヤスさんに向かいそう言う。雪が海に溶けても、海に雪は積もらないし、海は様相を変えない。相手の悲しい気持ちも包める海になることは大変だけど、相手をものすごく愛せないと海になることはできない。沁みた。

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2024/09/16

最愛の妻に先立たれた不器用で照れ屋な父が、真っ直ぐな愛で息子を育てる物語。 あったかい。読み終えて心がポカポカした。 口が悪くて面倒くさい父親に何度もイラッとしたけど、それでも子供を思い一生懸命育てる姿に度々目頭が熱くなった。 「自分の子育てはこれでよいのか?」「改善するところ...

最愛の妻に先立たれた不器用で照れ屋な父が、真っ直ぐな愛で息子を育てる物語。 あったかい。読み終えて心がポカポカした。 口が悪くて面倒くさい父親に何度もイラッとしたけど、それでも子供を思い一生懸命育てる姿に度々目頭が熱くなった。 「自分の子育てはこれでよいのか?」「改善するところはないか?」と子供との関係に悩んでいる人がいるのならお勧めしたい。本書でしか得られない大切なメッセージが沢山あります。 親である事の幸せと大変さを改めて感じた一冊。

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2024/09/02

昭和の不器用なおじさんの生き様。母親が亡くなった理由もあえて嘘をついたりと生き方が不器用。でも、その不器用さの裏返しの子どもへの愛情がまた愛おしい。

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2024/08/25

昭和の時代の親父が不器用ながらも息子を愛する物語。 読んでいてもどかしい部分もあるし、田舎を出ていく自分の子どもを素直に喜べないところはあんまり好きでない。親元を離れるのは寂しいかもしれないが、努力して目標を達成したことは褒められるべき。 私も田舎出身で同じような経験があるので、...

昭和の時代の親父が不器用ながらも息子を愛する物語。 読んでいてもどかしい部分もあるし、田舎を出ていく自分の子どもを素直に喜べないところはあんまり好きでない。親元を離れるのは寂しいかもしれないが、努力して目標を達成したことは褒められるべき。 私も田舎出身で同じような経験があるので、自分と重ねてしまった。

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2024/08/24

家族をテーマにした物語。時代設定が一昔前なので2006年生まれの私には世代間ギャップがあったが、それをも凌駕する家族の恒久的な愛を感じられた。

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2024/08/23

何となくタイトル知ってるなぁ、と思って図書館で手に取った本でしたが、心揺さぶられる父と息子の物語でした。 子供とここまで心を通わせる事のできる親になりたい、と思いました。

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2024/07/11

頑固なヤスさんが子供を思う気持ちが歯痒くもあり、わかるなーと共感させられ、自分の幸せと家族のありがたみを再実感した。

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2024/06/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数ページ毎に泣きそうになるので通勤電車で読むには向いてない 何度かチャレンジしたが、うるっとして慌てて本を閉じてしまう 休みの日に家で一気に読了 ■和尚の話 両親がいる子供は前と後ろから抱き締めれば全身が暖かい アキラには母がいないため父が前から抱き締めても背中が寒い 周りの人達は親ではないから抱き締められないが背中に手を添えてやることはできる 一人の手では背中が覆いきれずまだ寒いが 色々な人達の手で背中を包み込めば寒くない めっちゃ泣いた 今の時代ではなかなか難しいのかもしれない 子供を親だけで育てるのは限界がある それは両親が揃ってる家庭でも同じだと思う アキラは本当に良い環境で産まれ育った ■横山やすし 生きてる時のことはほとんど覚えてないけど 何故かヤスさんは横山やすしがずっと浮かんでいた 口調と名前から連想したのかな? 素直になれずにすぐヘソを曲げてヤキモキしていたが、大人になったアキラはそれも見越して父ちゃんのことをホントによく分かっていた。ええ息子や 子育てに正解は無いんだろうけど、絶対に間違った育て方では無かったんだろう 自分に子供が出来たらどこまで身を削って守ってあげられるんだろうか…

Posted byブクログ

2024/06/01

すごく読みやすかった。フィクションだけどこの時代にこういう親子いたんだろうな〜と想像しやすいし、登場人物それぞれが会ったことあるような雰囲気で読めるのがすごい。やすさんの不器用さにはハラハラするところも多かったけど、やすさん目線で描かれてるからさらに不器用さが伝わった。

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2024/05/31

 「こんにちは赤ちゃん」を聴いて涙したり、寂しさから息子の進学を素直に喜べない天の邪鬼なヤスさんに段々と好感が持てる。  思春期、進学、就職、結婚。その度に男手ひとつで育ててきたヤスさんが直面する葛藤と、ヤスさんを支える周りの厚意。アキラのまっすぐさに、終始救われる。  あたたか...

 「こんにちは赤ちゃん」を聴いて涙したり、寂しさから息子の進学を素直に喜べない天の邪鬼なヤスさんに段々と好感が持てる。  思春期、進学、就職、結婚。その度に男手ひとつで育ててきたヤスさんが直面する葛藤と、ヤスさんを支える周りの厚意。アキラのまっすぐさに、終始救われる。  あたたかいお話です。

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