アシンメトリー の商品レビュー

飛鳥井千砂【著】

2011/12/11

文章は好き｡ただ登場人物に共感できないというか「あー､なんか残念だなこの人。」ってなる場面が多かった。
あとはただ単に自分と年齢が違いすぎたってのもある､かも。

2012/01/15

「タイニー・タイニー・ハッピー」が良かったので読んでみた飛鳥井千砂の本。

結婚に絶対の憧れを持つ「the女子」な朋美、個性的で自由奔放な紗雪、同性愛者の治樹、スピリチュアル信者の貴人の４人を中心に、恋愛・結婚について描かれています
。
章によって誰の目線で描かれているかが違うので、それぞれの心の内側、嫌なところまでよく見える。僻みとか妬みや嫉妬といった暗い感情がとてもリアルに描かれてる故、気持ちよく読める作品ではなかったな。だけど嫌いではない。
ただ「アシンメトリー」というタイトルのように、なんだか居心地の悪い作品なので、「タイニー」のようなハッピーさを求めて読むとちょっとちがってしまうかも。

2011/12/07

登場人物４人、みんながそれぞれちょっと痛かった、なぁ。読んでて一番しんどいのが貴人かな。
どんな人もみんな、それぞれいろんなこと抱えて生きてるんじゃないのかなぁ、とか思ったり。
ひとりだけ悲劇のヒロインぶるのだけは、恥ずかしいから気をつけたいな、なんて思ったりもしました。
タイニータイニーハッピーきっかけで本屋さんで手に取りましたが、私的に当たりな本でした☆

2011/11/08

タイニータイニーハッピーが良かったのでこちらも購入。

朋美が女性らしすぎて、嫌悪感を、感じたけど自分にも同じ部分があることに気付き、ちょっとショック(笑)

相手の一面だけを見て相手を判断するのは愚かなことだなーと思う。
わかってはいるけどなかなか。

こちらもよい本でした

2011/11/07

タイニー・タイニー・ハッピー見て、なんだか物足りない…とか思ってたくせに気づいたら購入してました。

なんだか人間模様がタイニー～より複雑で、それぞれの心情とか思惑とかが交錯してて、なんだか生生しかったです。
主人公の焦りとか、悩みとか、そういったものにとても共感できるお話でした。

2015/06/03

この作者にこんなに惹かれるのは何故だろうと思ったら、彼女が同世代だからのようだ。
現代を生きるアラサーの心情が痛いほど上手に描かれている。
－－－
結婚に強い憧れを抱く女、朋美。結婚に理想を追求する男、貴人。結婚に縛られたくない女、紗雪。結婚という形を選んだ男、治樹。朋美は、親友の紗雪が幼なじみの治樹と突然結婚を決めたことにショックを受ける。心から祝えない朋美だったが、ふたりの結婚パーティーで出会った貴人に次第に惹かれていく。しかし、紗雪と治樹の結婚には隠された秘密があった……。アシンメトリー（非対称）なアラサー男女4人を巡る、切ない偏愛ラプソディ。

2011/11/06

11/6読了。「タイニー・タイニー・ハッピー」のほうがいいかな。でもやっぱり、どこか現実感に欠ける気がするのは何故だろう。タイニー〜よりこっちのほうが人間臭いのだけど、どうにもどす黒すぎるところがあるとか、なのに最後はやっぱりハッピーエンディングだとか。読んでいる間はまあ楽しいのだけど、あと一冊読んでしっくりこなければ、この著者の本は率先して読むことはないのかも…。たぶん、良くも悪くも女性的すぎるかな、私には。

2011/11/03

30歳くらいの男女４人の話。
人を見るとき自分と比較してしまうことがあると思うけど
その一方的な考えで相手を否定するのはやはり良くない。
それは頭ではわかっているけど実践するのは難しい。この本を読むとよくわかる。

2011/11/03

だれにでもある過去。それから嫉妬や妬み、そういうのが痛いくらいリアルに書かれていて、読んでいて罪悪感というか、なんとも言えない気持ちになった。
でも、自分の中の『嫌なきもち』に向き合える。そんな本でした。

2011/11/01

アラサー男女４人の恋愛物語。
タイトルのアシンメトリー（非対称）がネタに使われすぎてて
ちょっと残念だったなー。人間関係の方だけで十分だったろうに。

普通にいそうな人たちの、それこそ彼ら自身が普通だと思っているで
あろう恋や生活や人間関係から少しだけ外れた部分を、自然に描いていて
読む人が読めばきっと好評価なんだろうな。

個人的には主人公の一人が、この世で一番近づきたくないタイプの人だった
こともあり、どうも物語に入り込めなかった。
その他の人たちもね、人はそれぞれ弱い部分や欠点があると思うんだけど
そういったところにそこまで縛られるものなんだろうか？と疑問に。

一番最近書かれた『タイニー・タイニー・ハッピー』はとても良かったし、
今作が個人的に合わなかったというだけ。
他の著作も文庫化されたらきっと読むと思う。