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春から夏、やがて冬 の商品レビュー

3.1

136件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    4

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2024/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故で娘を亡くした父親の物語 最後のあの状況は、果たして彼と彼女にとって、救いであっただろうか そう考えずにはいられない

Posted byブクログ

2024/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スーパーの保安責任者の男と、店で万引きを働いたDVの被害に遭っている女。 偶然出会った2人は、驚くべき因縁で結ばれていた!? (アマゾンより引用)

Posted byブクログ

2023/06/25

2023/06/25読了 #歌野晶午作品 万引き犯の少女を更生させるため 献身的に支援する平田。 しかしその少女が長年探していた 娘を殺した轢き逃げ犯であると知る。 救われない世界観(いや救われたのか?) にモヤモヤする。 で結局平田は2千万円を誰に託したんだ? しっかり読み...

2023/06/25読了 #歌野晶午作品 万引き犯の少女を更生させるため 献身的に支援する平田。 しかしその少女が長年探していた 娘を殺した轢き逃げ犯であると知る。 救われない世界観(いや救われたのか?) にモヤモヤする。 で結局平田は2千万円を誰に託したんだ? しっかり読み解けてないのか??

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2022/10/15

バッドエンドとも取れる作品ですが、私は結構良い終わり方だなと思いました。 主人公の人物像が掴めないながらに読み進み、少しずつ腑に落ちていく展開と、何度かひっくり返される終盤が歌野晶午さんらしいです。 誰に感情移入するかによって、読後感が変わる作品だと思います。

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2020/06/15

歌野晶午の「本格でない方」における傑作。 歌野は自身でも言っているように、かなり飽きっぽい作家で、いろいろなパターンを試すことに心血を注いでいる。 そのなかで、歌野が「社会派」と正面から向き合ったであろう痕跡が、この作品の端々に残っている。 現在とトラウマの回想を行き来するプロッ...

歌野晶午の「本格でない方」における傑作。 歌野は自身でも言っているように、かなり飽きっぽい作家で、いろいろなパターンを試すことに心血を注いでいる。 そのなかで、歌野が「社会派」と正面から向き合ったであろう痕跡が、この作品の端々に残っている。 現在とトラウマの回想を行き来するプロットは単純だが、最後の章が秀逸。ネタバレになるので詳述できないが、この最後の章を主人公視点で描かなかったことで、余韻が何倍にも残るように仕掛けられている。 謎を追うというより、ひとりの人生に迫るという作品。どこか横山チックな硬質さと、連城三紀彦のような哀愁があって、直木賞候補にも納得。 とにかく文章が素晴らしいです。 ①魅力的な謎……4/6 ②精緻なサスペンス……5/6 ③鮮明な結末……6/6 ④印象的な文章表現……6/6 ⑤先鋭的なテーマ性……5/6 計26/30 星5

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2019/06/14

葉桜と比べて~という話を何度か聞いていたのですが、私は葉桜とは違う種類じゃないかな、と言う印象でした。なんて救いのない…一応これで平田は満足なのでしょうか。いざ感想を書こうと思うと、なんだかいろいろなところに違和感が…。(以下中身に触れてます。)姪の話とか、メールが長すぎとか、コ...

葉桜と比べて~という話を何度か聞いていたのですが、私は葉桜とは違う種類じゃないかな、と言う印象でした。なんて救いのない…一応これで平田は満足なのでしょうか。いざ感想を書こうと思うと、なんだかいろいろなところに違和感が…。(以下中身に触れてます。)姪の話とか、メールが長すぎとか、コインロッカーの現金とか、結局犯人はだれだったのかとか。読み手にお任せなのか自分が理解できなかったのか、もう一度読んですっきりさせたいけれど彼らの気持ちをまたなぞらなくてはいけないと思うと、すぐには読みたくないですね。またいずれ。

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2018/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「葉桜の季節に・・・」以来の歌野晶午。 スーパーの保安員である平凡なサラリーマン平田誠が、万引きをした女性末永ますみと出会うところから話は始まる。 娘を交通事故で失い、妻は自殺、自らも肺癌に侵され生きる気力もなく治療さえ拒否している平田。娘と同じ年のますみに何かと手助けをする。そして起こった事件。 歌野さんだから、一筋縄ではいかないだろうと身構えての読書だったからか、帯にあったという「ラスト5ページで世界が反転する」ということはなく、「そういうことか・・・」という印象。 ただ、全体を通して描かれる平田の苦悩は読んでいて辛すぎる。娘を失くすということは、たとえそれが事故であっても、親はこうして自分を責めて責めて、赦さないんだろうな・・・。自分を責める先に生きる望みはないのだ。 結末は皮肉な結果に終わったけど、平田が安らかに家族のもとに旅立てるといいなと思った。

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2017/08/11

最後まで悲しい展開だった。でも当事者たちは、少しだけでも救われたのだろうか・・・真実は違っていたとしても。

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2017/02/02

2017/2/2 ひき逃げ事故で娘を亡くした平田。 亡くなった娘と同い年のますみ。 ますみは賢いのか、賢くないのか。 平田は満足しているのか虚無感に苛まれているのか。 ラストもう少しガツンと決めてくれても良かったかも。 「ラスト5ページで世界が反転する!」という帯。こういうの...

2017/2/2 ひき逃げ事故で娘を亡くした平田。 亡くなった娘と同い年のますみ。 ますみは賢いのか、賢くないのか。 平田は満足しているのか虚無感に苛まれているのか。 ラストもう少しガツンと決めてくれても良かったかも。 「ラスト5ページで世界が反転する!」という帯。こういうの嫌い。

Posted byブクログ

2015/12/06

初めて歌野さんの小説を読みました 。後半からいっき読み 。ますみのメールでえっ!まさか?と信じられない展開に平田のますみ殺害を納得したのに最後の最後に小瀬木の人物検証でのどんでん返し。楽しませてくれました!また歌野さんの小説読みたい!

Posted byブクログ