モダンタイムス(上) の商品レビュー
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播磨崎中学校関連の変更によりいろいろと無理が生じた感がハンパ無い感じで、好みにもよるかもだけど、伊坂幸太郎さんの作品の中ではかなりの駄作かなあ…。マンガ雑誌「モーニング」での週刊連載だったみたいなので仕方ないけど、ライトノベル感がハンパ無い(笑)。同時期に書かれた「ゴールデンスランバー」の方が断然おススメ。ただ、「ゴールデンスランバー」と同時期にほぼ同じ主題について書かれた本なので、そういった視点で読めば多少は面白いかも?? 前作にあたる「魔王」も含め、ただただムダに長すぎる感はありますが、「人生が大きく変わらなくても、たとえ、自伝や年表に載るような大きな出来事が起きなくても、小さな行動や会話の一つ一つが人生の大事な部分だ」という部分はすごく好きかな~♪あれこれやらない理由を付けず、自己満足と言われても良いので、自分が心地良いと思う事をやっていきたい☆
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出だしから引き込まれました(笑) なぜ拷問⁉︎ 登場人物もそれぞれ魅力的で、展開も面白いです。 謎の判明を楽しみに下巻も読みます‼︎
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・わたしはね、誰もが善人であるべきとは思わないし、 悪いことをするのもアリだと思うけど、 思い悩まない人が一番嫌いなの。 ・昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねえんだよ。 いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、 俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねえ...
・わたしはね、誰もが善人であるべきとは思わないし、 悪いことをするのもアリだと思うけど、 思い悩まない人が一番嫌いなの。 ・昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねえんだよ。 いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、 俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねえんだ。
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面白かった 魔王の50年後の世界だそうで、魔王に出てきた犬養元首相、じゃんけん無敗の安藤潤也のエピソードも出てきます。 主人公渡辺拓海は安藤と血縁関係があることが後程判明 全体のストーリ展開がゴールデンスランパーに似てるなと思ったら、双子のような関係とのこと そういった意味では...
面白かった 魔王の50年後の世界だそうで、魔王に出てきた犬養元首相、じゃんけん無敗の安藤潤也のエピソードも出てきます。 主人公渡辺拓海は安藤と血縁関係があることが後程判明 全体のストーリ展開がゴールデンスランパーに似てるなと思ったら、双子のような関係とのこと そういった意味では、ゴールデンスランパー、魔王、本作と自分好みのストーリ展開でした。 上巻は システムエンジニア渡辺拓海が妻の佳代子から浮気を疑われて、妻に雇われた男岡本から拷問されるシーンから始まります。 なんじゃ、その展開は?(笑) その拓海は会社の先輩で失踪した五反田がやり残した仕事を引き継ぐことに。 後輩の大石倉之介とともに取り組んだその仕事は単純に出会い系サイトの仕様変更。 しかし、そのプログラムには不審な点が多く、発注元に仕様を問い合わせても返事すらない。 そして、プログラムを追っかけていくと、「播磨崎中学校」「個別カウンセリング」を同時に検索すると何かあることを突き止めます。 しかし、そのキーワードを検索したプロジェクトメンバには様々な不幸が... それを相談する相手が井坂好太郎(なんじゃそりゃ?) そのキーワードが意味するものは何か? なぜ、不幸が? といった展開です。 さらに、拓海の浮気相手の女も失踪 佳代子って何者? 拷問男の岡本にも相談して、いったいどうなっているの?ってな感じですが、それでも徐々に明らかになる真相 どうなる?どうなる?っていう感じで下巻に続きます。
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魔王の続巻 徴兵制度のある現実の日本とは違う世界だけど、ほぼ同じ生活を送っている。リアル感と奥さんの破天荒さや謎の陰謀かなにか巻き込まれる現実と想像の描写の高低差がすごい。読み進めると、今実際に検索したら誰かが監視しているのではないかと感じるホラー感もある。続きが気になる。 あとは、渡辺と井坂と岡本の3人が集まって話してる時はなんだかほっこりした。
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伊坂幸太郎 著 伊坂幸太郎さんの本は、読む前からワクワクしてしまう。 読みはじめて…途端、吹き出した(笑) 流石、入り口から読ませる気配…半端ない! 先ずは笑いをとって、、何度も吹き出して笑ってしまうシーンはあるのだが、まったく、ふざけているのか?真剣なのか?分からない 伊坂さ...
伊坂幸太郎 著 伊坂幸太郎さんの本は、読む前からワクワクしてしまう。 読みはじめて…途端、吹き出した(笑) 流石、入り口から読ませる気配…半端ない! 先ずは笑いをとって、、何度も吹き出して笑ってしまうシーンはあるのだが、まったく、ふざけているのか?真剣なのか?分からない 伊坂さんならではの手法だ! 最初は徴兵制度?の話があったり(いつの時代背景なのか?)かと思えば、「検索エンジン」ネット社会の先行く背景…プログラマーやシステムエンジニアの状況は昔?と変わらないのだが…しかも、ジョン.レノンを知らないって!世代が違うから知らないって現在の状況よりも、伝記の世界の人間じゃないアーティストそのものの存在を完全に知らない近未来の世界背景なのだ。 とはいいつつ、歴史上の同姓同名の人物の仮名を変えて登場させたり、それだけでなくその歴史的出来事も兼ね合わせてたり、(例えば、大石内蔵助→大石倉之介だったり(一例))井坂好太郎!笑える! 今までの伊坂幸太郎さんの作品に出てきた登場人物や、その台詞(言葉)まで、巧く絡ませて(伊坂さんの本のファンにはたまらないだろう(^。^)) いつもの如く、伏線が張り巡らせられており、どうやって、この伏線を回収してゆくのか、見どころ満載…そして次回(下)に続く…。 絶対見てしまうよね 今、下を読んでる最中 レビューはその後で、、「勇気はあるか?…
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「アリは賢くないが、コロニーは賢いのよ」 仕組みの一部となって働けば、 平和が、ピースが保たれる。 そういうふうにできている。 だが… 人は、アリか? 違うのなら。 仕組みを知る、勇気はあるか? 「今の真相はチェンジです。気に入りません」
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「明確な回答が生み出す陳腐さ」と「読み手の権利として期待する伏線の回収」の間で、「ゴールデンスランバー」や「魔王」に比較すると、一定の種明かしがされた点に関しては好感。ストーリーもスリリングでテンポ良く、筆者特有のリズミカルな文章も相まって、非常に読みやすかったですね。 「魔王」でのモヤモヤした感情を払拭させるまでには至らない結末は、更なる続編へと繋がる壮大なサーガへの含みと言うよりは、筆者の語りたかった所は種明かしなんかじゃないって事に尽きそう。ただ、じゃあ この作品の意味ってなんだったの?という想いも、やはり否めず。多少は歩み寄ってくれたとは言え、それでも消化不良で似たテーマの作品を3つも書く必要って、あったんでしょうか? 作品としては文句なく面白いけど、相変わらず距離感を感じてしまって評価は少し落とす。
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様々な展開がテンポよく進み つぎへ次へと追うように読める 今より更にネット中心の社会で 検索ひとつで監視されてしまう恐怖 検索する勇気はあるか?下巻へ続く。
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伊坂さん、待ってました!ってことで、即書店に急ぐ出あります。このモダンタイムスは『魔王』の50年後の話。『ゴールデンスランバー』に引き続き、何か巨大な・・・・・・って感じですね。でもゴールデンスランバーを読んだ時の『青柳、逃げろぉ~』的な主人公への思いは無く、ページを進めるたびに、車窓を眺めてしまうのは、すんなり読めないドキドキ感があるからなんでしょうね。僕はもう少し暖かい感じのが好きですねぇ。次は何が文庫化されますでしょうか。
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