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幸せな未来は「ゲーム」が創る の商品レビュー

4.2

53件のお客様レビュー

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2023/03/10

ゲームの効用に関する大規模な詳細な研究の訳本。 ゲームの教育的利用などについて多くの事例から学ぶことができる。現実を変えるパワーをもった驚きの「ゲーム」がすでにいくつもある!

Posted byブクログ

2022/11/20

ざっくりとした自分なりの解釈として 現実にゲームの要素を取り入れれば、もっと世の中が良くなるじゃない?って内容。 ゲーム固有の四つ特徴として ・ゴール プレイヤーが達成すべき具体的な成果のこと。 プレイヤーの注意を引きつけ、ゲームへの参加を促し続ける。 ゴールとは、プ...

ざっくりとした自分なりの解釈として 現実にゲームの要素を取り入れれば、もっと世の中が良くなるじゃない?って内容。 ゲーム固有の四つ特徴として ・ゴール プレイヤーが達成すべき具体的な成果のこと。 プレイヤーの注意を引きつけ、ゲームへの参加を促し続ける。 ゴールとは、プレイヤーに目的意識を与えるもの。 ・ルール プレイヤーのゴールに達するうえでの制約をもたらす。 ゴールに達するために1番わかりやすい方法を奪うか制限を加えることで、プレイヤーはまだ発見できていない方法を模索せざるを得なくなる。 ルールは創造性を解き放ち、戦略的な思考を促す。 ・フィードバックシステム プレイヤーがどこまでゴールに近づいているかを示すもの。 得点、レベル、合計点、進捗表示バーなどの形で示される。 あるいは、もっと簡単なかたちとしては、「このゲームは、…になったら終了です」と、単に具体的な成果として知らせるだけのフィードバックシステムもある。 フィードバックが常時示されることで、プレイヤーはゴールに必ず到達できるという気持ちを保ち、プレイし続ける力を得る。 ・自発的な参加 ゲームをプレイする誰もがそのルール、フィードバックを理解したうえで、進んで受け入れることを意味する。 それにより、共にプレイする複数の人々が共通認識を持つことができる。 自分の意思で参加、または脱退できる自由があることは、ストレスが多くて難しい課題でも安全で楽しめる活動として経験できることを保証する。 があるらしい。 つまりゲームをプレイとは 取り組む必要のない障壁を自発的にこえようとする取り組みである。 そして、ゴールが魅力的で、フィードバックが十分に意欲をそそるものであるとき、私たちはゲームの限界に(創造的に、誠意を持って、熱心に)長い時間挑戦し付ける。 こういった、ゲームの要素を現実の生活にも応用させていくことでより魅力的で幸福な社会を築き上げて行けるのでは? とのこと。 感想 ゲームってかなり人間的な活動なのかなと思った。 無理矢理な制限、目的意識、ルールの共有などは頭が良くないとできないかなー。 その考える脳みそがあるゆえに、こうした、ゲームの要素を駆使しないと幸福になれないなんて、皮肉なもんだなと思った。

Posted byブクログ

2022/07/18

ゲームがなぜみんなハマるのか、ゲームを今後実生活で役に立つものとしてどう活用出来るのかを理解出来た ゲーマーのリソースを使えば、なにか世の中の課題解決に使えるのではないかと思った また、日常の仕事などにもゲーム要素を取り入れて生産性、モチベーションを上げるような工夫が入ると良いと...

ゲームがなぜみんなハマるのか、ゲームを今後実生活で役に立つものとしてどう活用出来るのかを理解出来た ゲーマーのリソースを使えば、なにか世の中の課題解決に使えるのではないかと思った また、日常の仕事などにもゲーム要素を取り入れて生産性、モチベーションを上げるような工夫が入ると良いと思った

Posted byブクログ

2021/04/02

ゲームと比べて現実は不完全である、というコンセプトでスタートして、ゲームの考え方で世界を変える方法を実践交えて書いてある。 ゲームを「反逃避」と位置づけて、ゲームの考え方や、ゲーマーたちの能力、そして未解決の巨大な課題を解決するにはゲームの力しかない、という説得力を感じる。 ...

ゲームと比べて現実は不完全である、というコンセプトでスタートして、ゲームの考え方で世界を変える方法を実践交えて書いてある。 ゲームを「反逃避」と位置づけて、ゲームの考え方や、ゲーマーたちの能力、そして未解決の巨大な課題を解決するにはゲームの力しかない、という説得力を感じる。 自分も数十年にわたりゲームをやり、現在小規模ながらもゲームを作っている身として、ゲームのデザインで現実世界に影響を及ぼすことができればいいなと強く感じた。 また、10年前の本なので現状で動いているプロジェクトは少ないかもしれないが、参加型のゲームについてはいくつかやってみたいと感じたので、早速調べてみよう。 こういう取り組みが、ゲームを数多く生み出している日本という国で根付かないのはちょっと悲しい。まあ、某県で禁止条約が発行されるくらいなので、世間的に見たゲームの印象は現実逃避の時間の無駄としか思われていないんだろうなと思うと同時に、過度の収益重視が良くないのかなと。どこもかしこも課金→ガチャの収益モデルで荒稼ぎだもんなぁ… マグロクエスト作る際のモチベーションや参考として、何度も開きたい本であった。

Posted byブクログ

2021/02/12

まさに「幸せな未来はゲームがつくる」理由と事例をたくさん学べる。もう少し外発的動機づけと内発的動機づけの議論が丁寧に欲しかった、、、

Posted byブクログ

2020/10/26

初めに説かれる「ゲーム開発者によるノーベル平和賞の受賞」という予想は、本書を読み進めるにつれて現実味をおびた。 ゲームは操作者がいて初めて成り立つインタラクティブなメディアだからこそ、強く没入できる。そこがゲームならではの強みで、使いようによって社会を変える潜在力があると思って...

初めに説かれる「ゲーム開発者によるノーベル平和賞の受賞」という予想は、本書を読み進めるにつれて現実味をおびた。 ゲームは操作者がいて初めて成り立つインタラクティブなメディアだからこそ、強く没入できる。そこがゲームならではの強みで、使いようによって社会を変える潜在力があると思っていたが、それはほんの一部だと知った。なぜ能動的にゲームに挑み、熱狂するのか、仮想世界にも関わらず没頭するのか、そこにはゲームクリエイターが長年開発してきたノウハウがあり、そのノウハウこそが世界を変えるヒントを与えてくれた。 14個の現実修復法はそれぞれにいくつもの実例があり、どれも画期的。特に、医療、学校教育は遊び心が介入しにくい分野であるにもかかわらず、ここまで成果を出すゲームが存在していたとは驚き。このゲームが大規模に展開されたらと考えるとゾクゾクする(ただ、強制参加的にならなければ)。 本来、自分はゲーミフィケーションについて学ぶために読んでいたけど、本書はARG(alternate reality game)という言葉で書かれている。なぜARGという言葉で語られているかは重要で、(解説でも言っているように)本来の目的から逸れてしまうことのリスクを考えるべきという配慮は、これからゲーミフィケーションを考えるにあたって必須になると思う。 542ページと読み返すのは中々大変だけど、ゲームが世界を変えることを示す重要な研究本として大切にしたい。

Posted byブクログ

2020/07/12

★ゲーマーはなぜゲームに熱中するのか 世の中には、週に数十時間以上ゲームに熱中しているゲーマーが多く存在している。 人々をそこまで熱中させるゲームの魅力って何だろう?という疑問を、科学的に解析してくれています。 ◆ゲームの要素を現実社会に取り入れる ゲームの魅力を、現実社会にど...

★ゲーマーはなぜゲームに熱中するのか 世の中には、週に数十時間以上ゲームに熱中しているゲーマーが多く存在している。 人々をそこまで熱中させるゲームの魅力って何だろう?という疑問を、科学的に解析してくれています。 ◆ゲームの要素を現実社会に取り入れる ゲームの魅力を、現実社会にどう取り入れたらよいか?を説明してくれています。 本書で紹介されているゲームは知らないものばかりでしたが、興味深く読むことができました。 仕事を楽しくするにはどうしたらいいか?と考えるヒントになります。

Posted byブクログ

2020/05/23

講座に行った際、講師の先生に勧められて買った本である。ゲームと言うと、マイナスのイメージが強いが、いかに有効であるかと言うことを述べられていた。 ヘロドトスが記した歴史で、飢餓に当たって食事する日を1日おきとし、その間の日はサイコロゲームをして過ごしたと言うことで18年続いた飢...

講座に行った際、講師の先生に勧められて買った本である。ゲームと言うと、マイナスのイメージが強いが、いかに有効であるかと言うことを述べられていた。 ヘロドトスが記した歴史で、飢餓に当たって食事する日を1日おきとし、その間の日はサイコロゲームをして過ごしたと言うことで18年続いた飢餓を乗り越えたと言う事実がすごい。まだ古い考えの自分は、ゲームの有効性をもっと知るべきだと思った。

Posted byブクログ

2020/05/01

仕事とか勉強とかゲームっぽい感じで取り組めたら熱中するし幸福度も増すのかなぁと思った。 ゲームには以下の4つの特徴がある ゴール ルール フィードバックシステム 自発的な参加 いろんな種類のゲームがあるけどたしかにこの4つはベースになっている気がする(スポーツ、ギャンブル?と...

仕事とか勉強とかゲームっぽい感じで取り組めたら熱中するし幸福度も増すのかなぁと思った。 ゲームには以下の4つの特徴がある ゴール ルール フィードバックシステム 自発的な参加 いろんな種類のゲームがあるけどたしかにこの4つはベースになっている気がする(スポーツ、ギャンブル?とかでも同じかも) たまに仕事がおもんない時は次のことが原因なんだろう。ここは印象的だった。 ・満足のいく仕事には明確なゴールとゴールに向けた次の具体的な行動のステップがある。 ・明確なゴールがあっても次に何をすれば良いかわからない時は仕事ではなく問題となる。問題自体に没頭することは悪くないが、問題解決へのやる気だけでは実際に成果を出すには十分ではない。 →本来の目的を忘れてしまうパターンに近いと思った。 ・よくデザインされた仕事は着実に成果を出せるように練られている。 →このようなデザインは一企業としては誰の役割なのだろうか。上司(仕事を持ってくる人)なのか、自分自身なのか。まぁすり合わせられたらいいのだけれど。 最後に 最初に世の中のことがゲームっぽくなれば良い(ゲーミフィケーション)と書いたけど訳者が後書きでレベルをあげたり能力を上げることそのものが目的になってはいけないのではないかと問うていた。 ゲーミフィケーションの本質はその先にある、個人の幸福度を上げること、人類全体の発展だと思う。 よく読めました。読解力 +200

Posted byブクログ

2020/04/11

世界に広がるオンラインゲーム。人生に全く意味のないものとされているにも関わらず、多くの人を熱中させている。なぜゲームはそこまで人を熱中させるのか、なぜ現実世界はゲームのようにワクワクしないのか、ゲームの役割を考察しながら、解説している図書。ゲームの仕組みを活用すれば現実世界はより...

世界に広がるオンラインゲーム。人生に全く意味のないものとされているにも関わらず、多くの人を熱中させている。なぜゲームはそこまで人を熱中させるのか、なぜ現実世界はゲームのようにワクワクしないのか、ゲームの役割を考察しながら、解説している図書。ゲームの仕組みを活用すれば現実世界はよりよくなるらしい。 ゲームには固有の4つの特徴、「ゴール」「ルール」「フィードバックシステム」「自発的な参加」がある。また人間は、金、権力、容姿では幸福状態は続かず、内発的報酬が重要である。内発的報酬は「満足のいく仕事」「成功体験、成功への希望」「社会的なつながり」「意味」がある。ゲームにはこれらが含まれていることが多い。ゲームの仕組みを理解して現実世界も再構築すれば、なんかうまくいきそうな気がしてきた。さて、世界を救いますか…

Posted byブクログ