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子どもを信じること の商品レビュー

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2012/10/04

子どもがいない人にとっても、人生とは?を考えさせてくれる本。 「子どもとは」を「人とは」に変えて読むこともできる気がしました。 子育てのバイブルとして子どもが生まれても読みたいし、成長してるときに悩んでも立ち返りたいと思いました。 少しでも教育に関係している人、子どもを持つ人が本...

子どもがいない人にとっても、人生とは?を考えさせてくれる本。 「子どもとは」を「人とは」に変えて読むこともできる気がしました。 子育てのバイブルとして子どもが生まれても読みたいし、成長してるときに悩んでも立ち返りたいと思いました。 少しでも教育に関係している人、子どもを持つ人が本書を読むことを願います。 子どもの生きていく力や親の子どもへのひたむきな葛藤に感動して胸にぐっとくるところもありました。 自分のことしか考えられない親に対しては、不快感・排除を表すような筆者の記述が少しあることが気になりました。しかし、それも取るに足らないほどの良書だと思います。 ・「子どもを信じること」とは、たとえ子どもがどんな親の望まないことをしたとしても、愛するに値する存在だと信じ続けるということ。 ・母親は子どもに去られるためにそこにいなければならない Mothers have to be there to be left. by Erna Furman ・「症状はその人にとって大切である」駒米勝利 ・文字のない時期を大切にする。 ・文字や数字を早くから教えて詰め込むのではなく、風の感覚や草花の香りなどを感じさせる時間にする。 ・子どもから離れることのできない親が、自分から自立していこうとする子どもにしがみついて罪悪感をもたせると、子どもは自分のしたいことをすることを悪いことのように感じるようになる。大人になってからも、自分の望むことをしようとする時に「自分のやろうとしていることはわがままだ」と否定的な感情になる。 ・人には正しくないことをする権利もあり、周囲から見たら本人が不幸になるような選択をする権利すらあるのです。 ・失敗するとわかっている選択を子どもがすることを見守る勇気が大切。 ・子どもを信じるというのは、失敗しないことを信じるというのではありません。失敗しても子どもは自分で立ち直ってくれるだろうと信じるのです。 ・えらいね、すごいね、という評価ではなく、助かったよ、ありがとうなど親の気持ちを伝える。 評価は、子供に親が良いと望むことだけ行動するようにさせる。 (表紙の絵の子どもの表情が何とも言えない印象的なものなので、ブクログで表紙の画像がないのが少々残念です。)

Posted byブクログ

2012/06/24

子どもを「見守る」ことが一番の子育てなのだと教えてくれる一冊。親だけでなく、普段子どもに接することがある人が読むといいな。

Posted byブクログ