おまえさん(下) の商品レビュー
ぼんくら、日暮らし、おまえさん 一気に買い込んで一気に読んだ。 おまえさんは上下巻1000ページを超す長編で、久々にじっくり時間をかけて読んだ。 ああ面白かった。 いろんな事件が時系列も年月も入り乱れながら進んでいくので、じっくり向き合うのをおすすめする。 おでこちゃんと政五郎...
ぼんくら、日暮らし、おまえさん 一気に買い込んで一気に読んだ。 おまえさんは上下巻1000ページを超す長編で、久々にじっくり時間をかけて読んだ。 ああ面白かった。 いろんな事件が時系列も年月も入り乱れながら進んでいくので、じっくり向き合うのをおすすめする。 おでこちゃんと政五郎は最新シリーズの「きたきた捕物帖」にも登場。いつか弓之助や平四郎にも会いたい、欲を言えば河合屋の愛され三男も!
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さすがの文章力だったが、様々な事件が絡み合い人が交錯するため、展開が飲み込みづらい。 しかし上巻で起こった様々な事件が、複雑な人間模様とともに解決していく展開で、読み応えがあって引き込まれる感じは十分。
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読み終えたら…しんどい…。誰も彼もしんどい。しんどいけど、みんなちゃんと一歩進んだ、のかな…。これはもう続きは書かれないのでしょうか。気になるのになぁ。
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井筒の旦那本人も周りの人達もみんな好き。 丸助さんの側に人が集まってよかった。 甘露、甘露なり。ご隠居の言葉も素敵でした。 続編読みたいです。
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ホント、平四郎の感受は良いのだわ。 平四郎の行間は、落語そのもの。 テンポが良くて、スポッと落ちる。 ぼんくら・日暮らし・おまえさんの三部作だけど、 もっともっと読んでいたい。 せめて、おでこや弓之助、淳三郎の行く末を知りたかった。 時代物が読みやすいというよりも、 平四郎が好きだから、面白く読み終えた。
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弓之助の兄、河合屋三男坊淳三郎の登場により、話に彩りが加わり、間島信之輔の鬱屈と源右衛門の言葉が物語を深くする。
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目次で、上巻から続く話が早々に片がつき、あと短編?なんて思ってたのだが。 新之輔の失態で一旦棚上げ。で政五郎、丸助、新之輔の目線で、本編の事件の番外(?)が解決していく。おでこの母、刃傷沙汰の仙太郎、玄徳医師をめぐる女たち。。 さらには弓之助の兄淳三郎が登場!憎めないし、実は頼れ...
目次で、上巻から続く話が早々に片がつき、あと短編?なんて思ってたのだが。 新之輔の失態で一旦棚上げ。で政五郎、丸助、新之輔の目線で、本編の事件の番外(?)が解決していく。おでこの母、刃傷沙汰の仙太郎、玄徳医師をめぐる女たち。。 さらには弓之助の兄淳三郎が登場!憎めないし、実は頼れる兄!笑 名前だけで存在感大の佐伯さまも! 王疹膏をめぐる事件は、主犯(?)の死、の結末になってしまった。最後まで悪あがきで、史乃にはちょっと気の毒だったが、他は悪い人はいなかった!? 人と人の出会いの不思議。しかと生きよう!
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やっと読み終わった三部作 ここで登場の弓の助のお兄さん、淳三郎のことが気になって読みたくなって読み出した三部作。やっと登場 軽いふりして頭のいい、気の良いお兄さん。とても親しみやすい登場人物でした。 殺人事件も20年の時をかけて解決したけど、昔の人の裁き方って怖いなぁ。 生まれた...
やっと読み終わった三部作 ここで登場の弓の助のお兄さん、淳三郎のことが気になって読みたくなって読み出した三部作。やっと登場 軽いふりして頭のいい、気の良いお兄さん。とても親しみやすい登場人物でした。 殺人事件も20年の時をかけて解決したけど、昔の人の裁き方って怖いなぁ。 生まれた家と、生まれた順番で全てが決まる、昔の日本て生きにくいと思う人多かっただろうな。 それが当たり前の世界なら仕方ないと割り切るのかもだけど、その中で腐らずまめまめしく働いて生きてる人たちの、繋がりもたくさんできてあったかくなる気持ちもあった
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ぼんくらシリーズ3作目。前2作が面白くて続けて読み耽ってしまった。本作はかなりの分量の長編であるが飽きさせない。後半では愛憎の感情に焦点を当てすぎてちょっと冗長な感もあったが、読後感の良い、次を次をと読みたくなる作品。残念ながら現時点ではこの後はまだないようだが。 本作では、シリ...
ぼんくらシリーズ3作目。前2作が面白くて続けて読み耽ってしまった。本作はかなりの分量の長編であるが飽きさせない。後半では愛憎の感情に焦点を当てすぎてちょっと冗長な感もあったが、読後感の良い、次を次をと読みたくなる作品。残念ながら現時点ではこの後はまだないようだが。 本作では、シリーズ主人公のぼんくら同心、井筒平四郎と脇を固める甥の弓之助、長屋のお徳さん、政五郎親分と養子のおでこに加え、若き同心間島信之輔とその大叔父である本宮源右衛門が加わり良い味を出している。弓之助が絶世の美男子に対し、信之輔は剣術(捕物術)の達人で性格も素直、全てにおいて優秀だが、金壺目のご面相がため息をつかせるほど残念。この信之輔の初恋が捜査の足を引っ張る。事件は辻斬りとも思える殺人に端を発し生薬屋主人の殺人事件へ。一見繋がりのなさそうな事件が、源右衛門の見立てで繋がっていく。この事件の推移を中心に物語は進むが、同時並行で挿入されている、おでこの実の母親を取り巻く出来事、富くじにあたった仙太郎という男が起こす横恋慕事件が、物語全体の深みを増させている。 時代小説であることを忘れさせるほど、巧みに人の心理を描いており、加えてウィットに富んだ文章はさすが宮部みゆき。
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長い話であったが おもしろおかった やっぱ宮部みゆきは時代小説 ゆみのすけが養子になった版が読みたかったのに 次を書いて欲しい
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