おまえさん(下) の商品レビュー
宮部みゆきの江戸を背景にした話は好きだな。ハッピーエンドだし、暖かい。人が暖かい。自らの日々の行動を省みる。
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ほんとに人の恋心とか上手に描く宮部みゆきさん!!!! 事件の結末も毎回毎回衝撃的だし!! 面白かった! 他に言うことなし!!
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上巻で弓之介がある程度、事件の道筋をつけ、 下巻ではその謎解きと事件のその後がたっぷりと。 うーん、女の子はわからん。 恋は盲目、恐ろしや。 丸助さん、夜鷹のお仲さん、 弓之介の兄の淳三郎のやり取りが楽しく、 ちょっと重めの事件に光を指していてホッとしてさせてくれる。 淳三郎...
上巻で弓之介がある程度、事件の道筋をつけ、 下巻ではその謎解きと事件のその後がたっぷりと。 うーん、女の子はわからん。 恋は盲目、恐ろしや。 丸助さん、夜鷹のお仲さん、 弓之介の兄の淳三郎のやり取りが楽しく、 ちょっと重めの事件に光を指していてホッとしてさせてくれる。 淳三郎が活躍するような続きを期待してしまう。 前2作の方がが人情ものの色が強かったのでサクサク読めたなぁとは言え、よく見れば、今作が1番ページ数多くボリュームがあるので、それからすると、やっぱり続きが気になってサクサク読めたのであった。 やっぱり宮部氏のシリーズものは続きを期待させてくれる。
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おまえさんの後半 弓之助の推理をありがたく拝聴する巻 逃亡者たちの居場所が分かった辺りから、色々な視点で同じシーンが語られるようになる こういう書き方は嫌いじゃないすね 終わり方はなんだろうかなぁ。。。 ただ、このシリーズ好きなのでね 本作では平四郎の老いというか、、、少し...
おまえさんの後半 弓之助の推理をありがたく拝聴する巻 逃亡者たちの居場所が分かった辺りから、色々な視点で同じシーンが語られるようになる こういう書き方は嫌いじゃないすね 終わり方はなんだろうかなぁ。。。 ただ、このシリーズ好きなのでね 本作では平四郎の老いというか、、、少し元気の無さが感じられた おそらくこの後も物語は続くと思うのだけど、どうなっていくのですかね 平四郎は隠居して弓之助の物語になっていくのかなぁ 平四郎のキャラクターあってのこのシリーズなのでねぇ まだ老け込むには早いと思うが この先どうなるのか楽しみにしたいと思います
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2月-4。3.5点。 下巻。連続殺人の謎を解く一行。 恋愛経験の無い同心が、周りの女性達が気になってしょうが無い。 本筋は上巻の終盤で犯人が判明するが、周りの登場人物の描写が上手い。女はこわい。。
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読了後、思わず「うへぇ!」と言ってしまう。満足度は半端じゃない。このボリュームの中で流し読みする事無く、最後まで引き込まれっぱなし。面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。シリーズものなので、登場人物も馴染みがあって、テンポよく読めました。 大どんでん返しとか、すごい派手な仕掛けや謎解きは無かったと思うけど、それがリアルに人の業だったり、欲だったりを表していたのかな。様々な登場人物と要素が掛け合っていて、大作でした。 人は何にでもなれる。厄介なことに、なろうと思わなくても何かになってしまうこともある。 柿になったり、鮑になったり、鬼になったり仏になったり、神様になってみたりもする。 それでも、所詮は人なんだ。人でいるのが、いちばん似合いだ。 この作品の肝だろうな。
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上巻を読み終えてから、約一か月で下巻も読了。 上巻は全て「おまえさん」というタイトルだったのに、下巻になったら目次には他のサブタイトルも並ぶ。こんな太い上下巻にしておいて、他の短編並べているのかと思ったら違いました。 事件のクライマックスを迎えたところで、それぞれの登場人物にスポ...
上巻を読み終えてから、約一か月で下巻も読了。 上巻は全て「おまえさん」というタイトルだったのに、下巻になったら目次には他のサブタイトルも並ぶ。こんな太い上下巻にしておいて、他の短編並べているのかと思ったら違いました。 事件のクライマックスを迎えたところで、それぞれの登場人物にスポットライトを当てて、同じ時間軸で別に進む3つの話。いろんな登場人物が複雑に絡みあっているだけに、それぞれの物語がしっかり伝わってくる。 そして、最後の章での大団円。ちょっとほのがなしさも残りながら、久々の宮部みゆきを楽しみました。
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このシリーズは本当に登場人物の人物造形が魅力的。新たに登場した弓之助の兄、淳三郎がまたとてもいい。軽い、女あしらいが上手い、顔もいい、一見馬鹿に見えるけどそうではない。読者としても彼の魅力はよく分かるし、普段は大人びている弓之助がいちいち彼に突っかかるのも微笑ましい。 そして間島...
このシリーズは本当に登場人物の人物造形が魅力的。新たに登場した弓之助の兄、淳三郎がまたとてもいい。軽い、女あしらいが上手い、顔もいい、一見馬鹿に見えるけどそうではない。読者としても彼の魅力はよく分かるし、普段は大人びている弓之助がいちいち彼に突っかかるのも微笑ましい。 そして間島信之輔が思い悩むシーンが多かった今作だが、彼の苦しみもよく分かる。この下巻は普段より恋愛に焦点が当たっていたようだが、お徳の「幸せ者のそばには必ず気の毒な者がいる。それは仕方ないことなんだから、それに一生囚われたままでいる方が不幸だ」という台詞が胸に染みた。 ただ、ミステリーとしては前作『日暮らし』の時も感じたことだが、あまりにも弓之助の推測頼り過ぎるのでは。彼にも間違うことがそろそろないと割に合わないと思ってしまった。 とりあえず弓之助ロスになってしまっているので、次回作に期待したい。いつか出るのかな、、
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とにかく、氏の「人間を肯定する」姿勢に救われる。 登場人物がどれも愛らしく健気で、読んでいると知り合いのような気がしてきてしまう…… 「悪」も一筋縄ではいかないものばかり。 大上段に構えて裁ける人などどこにもいない。 下巻の冒頭、ちょっと謎解き場面が冗長で退屈でしたが、やはり...
とにかく、氏の「人間を肯定する」姿勢に救われる。 登場人物がどれも愛らしく健気で、読んでいると知り合いのような気がしてきてしまう…… 「悪」も一筋縄ではいかないものばかり。 大上段に構えて裁ける人などどこにもいない。 下巻の冒頭、ちょっと謎解き場面が冗長で退屈でしたが、やはりさすがのストーリー展開。 様々な人の生き様がちゃんと収束して、大団円。 またこのシリーズが読みたい。
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