おまえさん(上) の商品レビュー
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『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。 痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは・・・。弓之助が大活躍。 「ぼんくら」シリーズ ①ぼんくら(2000年4月 講談社 / 2004年4月 講談社文庫【上・下】)②日暮らし(2004年12月 講談社【上・下】 / 2008年11月 講談社文庫【上・中・下】 / 2011年9月 講談社文庫 新装版【上・下】)③ おまえさん(2011年9月 講談社【上・下】 / 2011年9月 講談社文庫【上・下】)
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時代小説ですが恋愛描写も多く読みやすい作品だと思います。 登場人物誰もが愛おしく感じてしまう人情小説。 同シリーズのぼんくらは読了済ですが日暮らしは未読なので次はそちらを読みたい。 続編楽しみにしています。
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図書館に予約した順番の関係で、別々の女性作家の時代小説を続けて読むことになり、必然的に比べてしまったのだけど、いや~、残酷だけど世の中には才能ってものがあるんだねぇ。宮部みゆきはやっぱり上手い。 話の筋に関係無いような細かい描写がすごく多くて、結果的にそれが全体に厚みと深みを加え...
図書館に予約した順番の関係で、別々の女性作家の時代小説を続けて読むことになり、必然的に比べてしまったのだけど、いや~、残酷だけど世の中には才能ってものがあるんだねぇ。宮部みゆきはやっぱり上手い。 話の筋に関係無いような細かい描写がすごく多くて、結果的にそれが全体に厚みと深みを加えているし、なによりも「まるで~のような」という例えが絶妙。読みながら映像がくっきりと頭の中に浮かんで、読んでいるというより観ている感じだった。 宮部みゆきは現代物はあまり好きではないのだけど、時代物はかなり好み。 『おまえさん』は、『ぼんくら』 『日暮らし』に続く、同心・井筒平四郎シリーズ。登場人物は相変わらず、みんな個性的で温かい。 下巻でどんな結末を見せるのかわからないので星4つ。
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早く下巻読まないと! 『ぼんくら』『日暮らし』に続く、井筒平四郎シリーズ。記憶のおでこ・三太郎と美形頭脳・弓之助
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[BOOKデータベースより] 痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じ...
[BOOKデータベースより] 痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。
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宮部みゆきのおまえさんを読みました。 ぼんくら、日暮らしに続く同心・井筒平四郎シリーズの3冊目でした。 今作では生薬屋で20年前に起きた事件を発端に、殺人事件が起きてしまいます。 その事件の捜査野中で、平四郎、甥の弓之助、おでこの三太郎、煮物屋のお徳、岡っ引き政五郎、その妻お紺...
宮部みゆきのおまえさんを読みました。 ぼんくら、日暮らしに続く同心・井筒平四郎シリーズの3冊目でした。 今作では生薬屋で20年前に起きた事件を発端に、殺人事件が起きてしまいます。 その事件の捜査野中で、平四郎、甥の弓之助、おでこの三太郎、煮物屋のお徳、岡っ引き政五郎、その妻お紺、同僚の同心間島信之輔、といった常連たちが活躍します。 弓之助の名推理で犯人が判明し、重要参考人が逃げてしまった後に、政五郎の視点、長屋の差配人丸助の視点、間島信之輔の視点で登場人物たちの想いや悩みがくっきりと描かれていきます。 そして、弓之助、信之輔といった若い人物たちが成長していくさまがほほえましく書かれているのでした。
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過去に、「新薬」をからんで起こった殺人。 その因縁が、時を経て、関わった者たちに 巡ってくる。 「居場所」のない人間が、数人。 「片恋」に身を焦がす者たちが、数人。 …それぞれに悲しい。 続きはこちらを ⇒ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=3...
過去に、「新薬」をからんで起こった殺人。 その因縁が、時を経て、関わった者たちに 巡ってくる。 「居場所」のない人間が、数人。 「片恋」に身を焦がす者たちが、数人。 …それぞれに悲しい。 続きはこちらを ⇒ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=353
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・10/24 読了.こういう時代物は読み慣れるまでの時間が結構かかる.ただ、登場人物や出来事が一通り出揃うと、あとは一気に読み進んで行ける.りえさんからこの本も結構経ってからようやく読了.下は勢いで読みきってしまうかも.もはや謎解きではなく事件の解決に終始しそうな感じだが.
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時代物面白い!シリーズものなのを知らずこれから読み始めましたが、弓之助と平四郎親分のやりとりにあっという間に引き込まれます。謎解きの直前まで、さぁ下巻楽しみ!
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大人の登場人物や街の情景がとても細やかに描写されているが、著者がお気に入りの少年が出てくると少し興ざめする。
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