おまえさん(上) の商品レビュー
痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁と...
痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。
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宮部みゆきさん「おまえさん」上巻、読了。痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が殺された。同心の平四郎は、将来が期待される同心の信之輔と供に調査に乗り出す。そこにやってきた八丁堀の変わり者、源右衛門は、少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じ斬り口だと断言するの...
宮部みゆきさん「おまえさん」上巻、読了。痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が殺された。同心の平四郎は、将来が期待される同心の信之輔と供に調査に乗り出す。そこにやってきた八丁堀の変わり者、源右衛門は、少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じ斬り口だと断言するのだが。果たして両者に通じる因縁とは。。今回も平四郎とお徳の掛合い、美男子の弓之助、記憶力の三太郎、新たに加わった信之輔や源右衛門など、楽しい面々での謎解きが面白い。610ページのボリュームだけど、読むのにそれほど苦にならない。弓之助の推量が気になるところで下巻へ。続きが楽しみ。
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ぼんくらシリーズ三作目。 とにかく人物が丁寧に描かれている。シリーズ三作目なので、ほとんどの登場人物はすでにおなじみの面々なのだけれども、それでも噛んで含めるような丁寧な説明描写。おかげで前作までの内容を大方忘れていようとも、けっこうそれなりに思い出せるのではないだろうか。 ...
ぼんくらシリーズ三作目。 とにかく人物が丁寧に描かれている。シリーズ三作目なので、ほとんどの登場人物はすでにおなじみの面々なのだけれども、それでも噛んで含めるような丁寧な説明描写。おかげで前作までの内容を大方忘れていようとも、けっこうそれなりに思い出せるのではないだろうか。 ・・・とはいえ、その分長い。文庫版上巻だけで600ページ。宮部みゆきの描く江戸に魅了されている読者ならこのボリュームも気にならないだろうけど、そうでない人にはまだるっこしくて仕方ないかもしれない(笑)。ワタシは彼女の描く市井の江戸の人々が好きなので、このボリュームももしろ嬉しいくらいなのだけれど。 謎は読めるようで読めない。この謎に下巻でどのように収拾がつけられるのかが楽しみ。
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再読。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第三弾。シリーズ前作からあまり間をあけずに読んでいるから、まだちょいとだけ出てくる人物を覚えているが、何年かあけて読むと誰だかわからないだろうなあ。っていうくらい古いキャラも出てくるうえに、新しいキャラも増えてる。みんな魅力的だからいいですけど。弓之助もちょっと大人になって平四郎に背負われることもなくなり、謎解きの冴えはさらに増してるようです。下巻でいよいよの謎解きになるんだけど、謎解きだけでこの厚みって厚すぎないか?
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シリーズ3作目です。主人公の子役たちが少しずつ成長してます。伏線になる事件がいろいろと起こります。回収は下巻で
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再読。 人物造型が半端ない。よくぞここまでチャーミングに市井の人を描ききれるモンだと思う。 井筒平四郎がお気に入りです。そらもう、大好き。
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ぼんくら 日暮らし につづく小説 今回の内容はちょっとわかりにくい部分があって 読むのに飽きを感じてしまった>< これまで宮部さんの作品は 面白いほど早く読めていたのに こんなに時間がかかったのははじめて。 魅力的な登場人物が多いだけに ちょっと残念。
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一気読みで、ようようシリーズ最新刊(14.2現在)に突入( ´ ▽ ` )ノ。 これまでのような短編数本→大中編という構成でなく、大大中編→短編数本というつくり。 ぼんくらと日暮しは結局ひとつの大きな事件を描いていたけど、本作は全く新しい事件みたい。たぶん。 例によってキャラクタ...
一気読みで、ようようシリーズ最新刊(14.2現在)に突入( ´ ▽ ` )ノ。 これまでのような短編数本→大中編という構成でなく、大大中編→短編数本というつくり。 ぼんくらと日暮しは結局ひとつの大きな事件を描いていたけど、本作は全く新しい事件みたい。たぶん。 例によってキャラクターが充実( ´ ▽ ` )ノ。 文章技術・センスも半端ない( ´ ▽ ` )ノ。 前巻読了したところまでは、まだ判然としていない「おまえさん」のタイトルが示すもの。一体誰のことなんだろう? それが本作のメインテーマになるのだろうか? 下巻へ( ´ ▽ ` )ノ。
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爺さまが二人、 大変いい味が出ており気に入っている。 二人が出会う場面を想像して楽しんでみたり^_^
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宮部みゆきはやっぱり面白い。 この小説のテーマは人間の二面性(多面性)だと思う。 つづきはブログで。 http://nekura-tohsan.blogspot.com/2013/12/blog-post_6.html
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