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オレンジだけが果物じゃない の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2026/02/14
  • ネタバレ

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自伝的要素に加えて、宗教批評やフェミニズム、クィア文学、メタフィクションのようなものが混ぜ合わさった重厚な物語。 ちょっと難しくて、全てを理解できているか分からないのですが、引き込まれました。 ハッピーエンドでも、完全な決別でもないところが良かったかもしれません。 大きく状況を変えられないけど、信念や心のありようは自分で決められる。そう教えられたような気がしました。 母の存在が、宗教的なものだけでなく"こうあるべき"の押し付け=「世の中の同調圧力」とも重なり、色々と考えてしまいます。 タイトルが本当に素敵です。

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2025/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前にもこういう話を読んだことがあるけど題名を思い出せない。ジャネットがクリスマスに家に戻ったのが意外だった。1回読んだだけで理解できる話ではないな。 追記:「不快な夕闇」だ!!思い出した。そんな似てるわけでもないけど、厳格な信仰に縛られた家庭、という設定があまり馴染みのないものなので、連想したのかも。

Posted byブクログ

2025/03/12

"Oranges Are Not the Only Fruit"。敬虔あるいは狂信なプロテスタントである義母の下で育てられた孤児であったジャネット。 キリスト教の英才教育を受け、文字通り身を捧げた彼女の信仰心に対して、同性愛という自我の目覚めへの周囲の報いは彼...

"Oranges Are Not the Only Fruit"。敬虔あるいは狂信なプロテスタントである義母の下で育てられた孤児であったジャネット。 キリスト教の英才教育を受け、文字通り身を捧げた彼女の信仰心に対して、同性愛という自我の目覚めへの周囲の報いは彼女の宗教観・人生観を打ち壊すものであった。所々挿し込まれる寓話や哲学的物語が主人公の戸惑いや葛藤をよく表している。 「オレンジだけが果物じゃない」ことに目を背け「パイナップルだけが果物」になる人もいれば、彩り豊かな果物に目を向ける人もいる。文学としても物語としても自伝としても優れた作品である。

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2023/09/16

私の読む技量が至ってないだけで、ただただこの小説がすごいということだけはわかる... 5年後とか10年後読み直した時に更なる感動を味わいたい、その一心です。 あと、外国の和訳本は読みづらいけど、いつも あとがきでこの本がいかにすごいかみたいなの説明されたらすごく納得しちゃうし、...

私の読む技量が至ってないだけで、ただただこの小説がすごいということだけはわかる... 5年後とか10年後読み直した時に更なる感動を味わいたい、その一心です。 あと、外国の和訳本は読みづらいけど、いつも あとがきでこの本がいかにすごいかみたいなの説明されたらすごく納得しちゃうし、あとがきの文章表現、熱のこもり具合が好きだから、それも楽しみの1つですな☺️

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2023/01/01

面白かったな~。海外小説久しぶり。 1985年の作品。ユーモアと皮肉にあふれている一方で、自伝的作品ということもあり後半は切実さが増す。 「物語」についての引用は旧約聖書からだそうだ。 ほかの作品も読んでみたい。

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2022/07/17

【ジェンダー問題】様々な切り口でジェンダー問題を描く小説を紹介!~名作ゴン攻めあいうえお~ https://youtu.be/wSrWo_-JGWI

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2022/07/01

パワー系母(狂信的なキリスト教信者)と英才教育を施されて育った娘(のちにレズビアンだと自覚)の物語。 母のキャラクターをオレンジで喩えたりしながら母への愛憎を表現しつつ、自分の哀しみを独特な寓話の挿入で切実に描きつつも、暗すぎたりじめじめしすぎたりせず、皮肉とユーモアが効いている...

パワー系母(狂信的なキリスト教信者)と英才教育を施されて育った娘(のちにレズビアンだと自覚)の物語。 母のキャラクターをオレンジで喩えたりしながら母への愛憎を表現しつつ、自分の哀しみを独特な寓話の挿入で切実に描きつつも、暗すぎたりじめじめしすぎたりせず、皮肉とユーモアが効いている。

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2022/03/20

狂信的なキリスト教徒の養母、オレンジ、同性愛、自立。 イギリスの作家ジャネット・ウィンターソンの半自伝的作品。 メインのストーリーの合間にアーサー王物語みたいなものや昔話のような不思議な物語が配置されている。これが強烈な個性を持つ母親との生活や、彼女にとってはまったくワケノワカラ...

狂信的なキリスト教徒の養母、オレンジ、同性愛、自立。 イギリスの作家ジャネット・ウィンターソンの半自伝的作品。 メインのストーリーの合間にアーサー王物語みたいなものや昔話のような不思議な物語が配置されている。これが強烈な個性を持つ母親との生活や、彼女にとってはまったくワケノワカラナイ「外の世界」との折り合いをつけるために必要なものなのかな。 『さくらんぼの性は』の著者。

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2020/10/25

10年ほど前に初めて読んだときには結構衝撃を受けた気がする。 作者の自伝的小説。 キリスト教の信仰に極端なまでに熱心な母親。主人公はそういう家庭に育ったため、幼い頃は周りから奇異な目で見られ、疎外される。成長して自分も母親と同じ信仰の道を歩み始めるが、自分がゲイであることに気づき...

10年ほど前に初めて読んだときには結構衝撃を受けた気がする。 作者の自伝的小説。 キリスト教の信仰に極端なまでに熱心な母親。主人公はそういう家庭に育ったため、幼い頃は周りから奇異な目で見られ、疎外される。成長して自分も母親と同じ信仰の道を歩み始めるが、自分がゲイであることに気づき、教会からも母からも責められるようになる、、、 時間が経って再読すると、落ち着いて読めるようになっていた。

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2020/09/04

「母という人は、まったく複雑怪奇な頭の持ち主だった」 作者ジャネット・ウィンターソンが彼女の母をそう振り返るさまに、私自身が重なって見えた。 旧約聖書の申命記 不浄の動物や"睾丸の潰れた者"のような下に関することが山のように出てくる 「ここは主にお任せ...

「母という人は、まったく複雑怪奇な頭の持ち主だった」 作者ジャネット・ウィンターソンが彼女の母をそう振り返るさまに、私自身が重なって見えた。 旧約聖書の申命記 不浄の動物や"睾丸の潰れた者"のような下に関することが山のように出てくる 「ここは主にお任せするとして」 学校の創作コンテスト パイプクリーナーで『欲望のいう名の電車』を作るだけでもスゴイと思うが、折り紙でバベルの塔を作らなかったことを詰られて無理だよと泣き言を言うと「主は水の上を歩かれた」と言う こだまでしょうか

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