平成猿蟹合戦図 の商品レビュー
久しぶりの吉田修一。 やっぱりこの人の本は登場人物のキャラクターに引き込まれていく。ありえないように思えてもありえそうに思わせてしまう登場人物のキャラクターが憎めない。
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やっぱり吉田修一のキャラクターを描く力、凄すぎる。一人一人を大好きになってしまう。 ただ、前半はサブキャラだったのに、終盤は純平が急に単独で主人公に昇格したような違和感が拭えない。 あれ?湊は?美月は?夕子は?皆、純平応援団に降格してしまっている。それなら、もう少し前半も純平を魅...
やっぱり吉田修一のキャラクターを描く力、凄すぎる。一人一人を大好きになってしまう。 ただ、前半はサブキャラだったのに、終盤は純平が急に単独で主人公に昇格したような違和感が拭えない。 あれ?湊は?美月は?夕子は?皆、純平応援団に降格してしまっている。それなら、もう少し前半も純平を魅力的に描いて欲しかったなぁ…。 ただ、湊一族が不幸だけで終わらなかったのが良かった。
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幾つもの事件や思惑が絡み合っているのかと思いきや、そこまで複雑なものでもない。 話は悪くないはずなのに。
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おもしろかった! さすが! いろんな人との繋がりとか力関係とか思惑とか… 絡み合って 読む手を止めたくなかった!
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さすが吉田修一.一騎に読ませる.でも後半は少し詰め込み過ぎ感はあるかな?もっと平凡で日常をを描き,その中からきらりと光る物を描き出すのが吉田修一の魅力だと思う.横道世之介やパレード何かに比べると自分の中では少し落ちるかな.
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夜中の三時まで一気に読んでしまった。ありえん展開がまた面白い。相変わらず吉田修一の描写展開力には脱帽ですわ!
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人を騙せる人間は自分なりの理屈をもってして自分のことを正しいと思える人、騙される側は自分が本当に正しいのかと疑える人。 自分のことを疑える人間を簡単に捨ててしまういまの世の中。 根本的な疑問で、なぜ人は仇を討つとか復讐とかに執着するのだろう
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面白かった。たまたまこの本を読んでから、小説って面白いなと思い、(特に日本の作家の)作品を読み出すきっかけとなった。
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猿蟹合戦ってどんな話だか思い出せなくて 全部読み終わってから検索したけど なるほど、そういうことね 水商売とヤクザと政治ていう ドロドロの世界を「復讐」を中心に描いているのに 重くなりすぎていないのは、 やっぱり出てくる人たちの心根が優しくて 情に厚かったりするからでしょう 長...
猿蟹合戦ってどんな話だか思い出せなくて 全部読み終わってから検索したけど なるほど、そういうことね 水商売とヤクザと政治ていう ドロドロの世界を「復讐」を中心に描いているのに 重くなりすぎていないのは、 やっぱり出てくる人たちの心根が優しくて 情に厚かったりするからでしょう 長崎と秋田の訛りのせりふも 歌舞伎町のシーンを和ませている 最初の方の今にもくずれそうなそれぞれの生き方が 選挙というひとつの方向にだんだん導かれていく それぞれに訳ありな人たちどうしの シンパシーが鍵だったりして、それにも少しグッときたり 最後までハラハラさせられましたが、 「悪人」に続く読み応えに大満足です
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なんか前半読みにくかった。 美月もなんかキャラはっきりしないし、 タイトルもあんまり上手くないし。 そもそも書類はどこいったの⁇ いろいろ適当感、横道世之介を違う感じに書いたみたいな感じ…
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