ぜんぶの後に残るもの の商品レビュー
なんとも心地よいリズムの文章を書く人。あたまの扉を開けたとたんにあふれ出てくる言葉をひょいひょいとすくって形にする、その技巧の素晴らしさ。気持ちよく読みながら、急に爆笑を誘うので電車では要注意の本でもある。川上さんは朝日新聞でファッションについてのコラムを持っていて、それがまた毎...
なんとも心地よいリズムの文章を書く人。あたまの扉を開けたとたんにあふれ出てくる言葉をひょいひょいとすくって形にする、その技巧の素晴らしさ。気持ちよく読みながら、急に爆笑を誘うので電車では要注意の本でもある。川上さんは朝日新聞でファッションについてのコラムを持っていて、それがまた毎回笑えるのだ、ファッションの話なのに。エッセイしか読んだことないから、小説も読みたい(って、村上春樹でも同じこと言ってるね)。
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いつもの川上さん。 考え方がやっぱり素敵で面白い。独特の世界。 しっかしエッセイ集出すペース早くないですか?一体何誌で連載持っているんだろう。
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あの、震災からのことをはじめ川上未映子さんらしいことばでさまざまなことが綴られてます。 煙草の、中毒の、はなしと、 川上弘美さんのセンセイの鞄についてのはなし(わたしもだいすき!)のオチがたまんない!ディファインって笑 山田詠美さんの名著、ぼくは勉強ができないにかけてわたしの甥は...
あの、震災からのことをはじめ川上未映子さんらしいことばでさまざまなことが綴られてます。 煙草の、中毒の、はなしと、 川上弘美さんのセンセイの鞄についてのはなし(わたしもだいすき!)のオチがたまんない!ディファインって笑 山田詠美さんの名著、ぼくは勉強ができないにかけてわたしの甥は勉強ができないもうけた。ポケチン笑。 江國香織さんのサインの字についても触れられてて、うんうんと頷いてしまった。
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この人の文章とか感性とか、すきだなー、やっぱり…と、あらためて思う。まわりくどくて何言ってるのかわけわからんようになるところも好き。
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おもしろいなぁ、やはり。笑いをこらえて電車で悶える。「そのような機能はないと思い込むすてきな作用」は機能せず。ファビュラス!
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エッセー集。日経新聞に連載されたものは、震災後に書かれている。 三月から四月にかけての世の中の状況と、それをどう感じていたかという記録として貴重。読んでいて、あの時が蘇る。 書き残すっていうことは、大事なこと。
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冒頭の母子の輝きのエッセイが美しい。「記憶はあやうく鮮やかで、そしてはっきりと不確かで、しかしそれは我々を形作る最大のものであるのもまた事実」
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川上未映子さんのエッセイ集です。 週刊誌で現在も連載中のものを中心にまとめたもの。 彼女の文体、とっても好きです。
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