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エージェント6(上) の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2011/11/20

いやーびっくり。ちょっと展開が前作(あるいは前々作)よりも遅いんですよね。ところがこの上巻の最後はこの作品が今までとは別のものだと知らされる。 アクションシーンはあまりなく、ちょっと退屈。

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2011/11/17

レオ・デミドフの物語、第3弾にして完結編。 まるで嘘のようにあっけなく、大切な登場人物が命を落とす。 今までは過酷な状況でなんとか生きようとする冒険の物語やったけど、今度は死に場所を探すというか、後ろ向きなモチベーションの物語。 ちょっと読み進めるのに努力がいるなー。

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2011/11/06

「チャイルド44」「グラーグ57」に引き続きの完結編楽しみにしていました。前二作品が同じ人物が主人公なのにそれぞれに印象が違い、今回も!と思ったら案の定。下につづく・・・

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2012/03/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

レオ・デミドフ三部作完結編。読み始めたら止まらない。『チャイルド44』の衝撃には敵わないが、文句無く面白い。エンディングは、やはりあれしかないんだろうな…。安易にレオを幸せにしては、きっと興醒めだっただろうし。しかし、幸せ一杯のレオも読んでみたかっり、なかったり…。

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2011/10/27

トム・ロブ スミス著 3部作の完結編。できればシリーズ最初の「チャイルド44」から順番に、間をあけずに読むことをお勧めします。 私は「チャイルド44」を読んだ後、すっかりこのシリーズのことを忘れていたので、主人公やその家族がこんなことになっていたなんて! と小説の世界に戻るのにち...

トム・ロブ スミス著 3部作の完結編。できればシリーズ最初の「チャイルド44」から順番に、間をあけずに読むことをお勧めします。 私は「チャイルド44」を読んだ後、すっかりこのシリーズのことを忘れていたので、主人公やその家族がこんなことになっていたなんて! と小説の世界に戻るのにちょっと時間を要しました。 アメリカとロシアの冷戦時代はほんの20年前の話、とはいえすっかり過去のもの、という気がします。

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2011/10/26

題材にアンドレイ・チカチーロという実在の連続殺人鬼の事件を選び、時代設定をスターリン圧政下に設定した『チャイルド44』はまさに凄いの一言。 秘密警察のエリートであったレオは、連続殺人鬼を捕まえようと捜査に乗り出すとともに、レオ自身が国家に対する反逆者になってしまう。平等で幸福な社...

題材にアンドレイ・チカチーロという実在の連続殺人鬼の事件を選び、時代設定をスターリン圧政下に設定した『チャイルド44』はまさに凄いの一言。 秘密警察のエリートであったレオは、連続殺人鬼を捕まえようと捜査に乗り出すとともに、レオ自身が国家に対する反逆者になってしまう。平等で幸福な社会主義国家には連続殺人など存在しないからだ。 続く『グラーグ57』では、スターリンの死後、権力を握るフルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。 社会の善悪はひっくり返され、投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込むという復讐と復権の時代。ここでのテーマは贖罪であった。 そして、レオ・デミドフの物語の完結編が本書『エージェント6』だ。 レオは妻ライーサと、ゾーヤとエレナの二人の養女とともに落ち着いた暮らしを送っていた。 教育界で出世をしたライーサは、米ソ間の関係改善のため企画された、両国の生徒によるコンサートのソ連側の引率者として、ニューヨークに向かうことになる。 ゾーヤとエレナの二人の娘もその使節団のメンバーだった。 彼女たちの出発の直前、レオは偶然エレナの秘密の日記をみつけ、エレナは何か隠しごとをしているのではないかという不安を感じる。 このレオの予感は的中する。 エレナの純真な国家への思いとは遠く隔てたところで、米ソ両国のどす黒い陰謀が企てられていたのだった。 ニューヨークで起こった悲劇は、レオが造り上げてきた全てを破壊してしまう。 遠い異国で一体何が起こったのかをレオは知りたいと願うが、過去に問題のある彼に出国許可が降りるわけもなかった。 15年後、レオはソ連が侵攻したアフガニスタンのカブールの地にいた。出国に失敗した彼は誰もが嫌がるアフガニスタンの任務につくという条件で刑罰を逃れたためだった。 ソ連軍と現地イスラムのムジャヒディンとの激しい闘いに巻き込まれるが、一縷の望みに賭け捨て身の勝負にでる...。 レオはこれまでも数々の想像を絶する困難に直面し、常に選択を迫られてきた。 自分の心の信念、良心に従って行動するか、その心を説き伏せ現状に甘んじるか。 『チャイルド44』でもそうだったようにレオは、良心の言葉に目をつぶってしまえば、あれほどの困難に直面する必要はなかった。今回もまた選択肢もあるにあるにはあるのだ。本書においてもその岐路に立たされることは何度もあった。だが、楽な道を選ぶことはない。それは楽なようでいて、生涯にわたって自らを苦しめることがわかっているから。 そして、そういう風にレオを変えてしまったのが、ライーサその人だった。ライーサはレオの良心だったのだ。 翻訳者の田口氏は、本書を「夫婦愛の物語」として読んだと話していたが、確かにライーサへの愛は物語全体に重低音のように貫かれ奏でられていると思う。 けれども、私個人としては「人間として大切なのは何か、最後に残るものは何なのか」を強く意識した。 男女の夫婦の愛だけではなく、著者が掲げたテーマはもっと広義な人間が大切にすべきもの全てのような気がした。 レオの生涯は例えようもなく苛烈で過酷だ。 読者からみても、報われることがなさすぎる。 そしてこの完結編のラストを受け入れられない人は、多いかもしれない。 だが、それはレオにとって何にも勝る満足感だっただろう。

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2011/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

9月26日読了。レオがライーサと出会った頃の話から始まるので、ちょっと驚きましたが、なるほどなるほど。後半がとても気になります。

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2011/09/22

前の2作を読んでいたので、つい買ってしまったが、期待が外れた。レオ中心ではなく、話が分散気味。ドキドキ感も少ない。

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2011/09/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

チャイルド44、グラーグ57に続く、完結編です。 チャイルド44の時代より前の、レオとライーサが出会う時代から物語が始まりますが、何せ前置きが長い。 前作2編はテンポ良くドキドキしながら読み進めていけたのに、今回は事件らしい事件、暴力らしい暴力が一切ないまま前半終了。 時は経ち1950年代、ライーサと、養女である二人の子供がソ連代表としてニューヨークに旅立ち、世界中から集まる子供たちと歌を歌う祭典に出席します。時代はまさに米ソ冷戦。共産主義を排除しようとするアメリカと、アメリカに来たついでに何かをたくらむソ連の代表団。 上巻最後の30ページで、あの前置きの長さが無意味でなかったことが分かります。ライーサを殺されたレオ、どうか落ちぶれないでくれ…。

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