エージェント6(上) の商品レビュー
チャイルト44・グラーク57に続くレオ・デミドフ3部作の3作目 秘密警察を辞し、二人の娘と妻と暮らしていたレオだったが ある時妻と娘達は友好使節団としてニューヨークでコンサートをすることになる 不安を抱きつつ見送るレオであったが・・・ 上巻では比較的淡々と起きた出来事が書かれて...
チャイルト44・グラーク57に続くレオ・デミドフ3部作の3作目 秘密警察を辞し、二人の娘と妻と暮らしていたレオだったが ある時妻と娘達は友好使節団としてニューヨークでコンサートをすることになる 不安を抱きつつ見送るレオであったが・・・ 上巻では比較的淡々と起きた出来事が書かれているので 退屈になってしまう人もいるかもしれないが 自分としては世界に引き込まれたので退屈には感じなかった 下巻ではレオの物語の舞台は ロシアから飛びアフガニスタン、そしてニューヨークへと拡がっていく・・・ 読む場合は1作目であるチャイルド44から見ることをお勧めします
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うわー。こりゃすごい。相変わらず戦慄の展開。 前作、前々作も読みましたが、 まさか、1作目越えがあるのか・・・。 とにかく場面転換が鮮やか。 情景描写がきちんと次の出来事を示唆していて、 そこから想像をふたまわり超えた展開がやってきます。 このへんのやり口はさすがだなあ。 か...
うわー。こりゃすごい。相変わらず戦慄の展開。 前作、前々作も読みましたが、 まさか、1作目越えがあるのか・・・。 とにかく場面転換が鮮やか。 情景描写がきちんと次の出来事を示唆していて、 そこから想像をふたまわり超えた展開がやってきます。 このへんのやり口はさすがだなあ。 かつてスターリン体制下で過酷な生活を経験したロシアの子供達が 冷戦で厳戒態勢が続く中、平和を歌うためにニューヨークへやってくる。 初めて目の当たりにする成熟した資本主義社会の姿に圧倒されるうち 水面下でうごめくイデオロギー闘争に巻きこまれていって。 それはもう、とんでもないことに。 中盤まで読むとひしひしと感じるんです。 この物語にはヒーローが必要だと。その不在感がすごくて。 頼むよ、レオ・デミドフ。お願いだからなんとかしてくれ。と。 しかし、それはアレです。もはや望むべくもなくて。 上巻の最後はページをめくるのが怖いくらいでした。 下巻はきっと全く別の話になるだろうなあ。 レオ・・・。
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平易な文章で読みやすい。テンポがよく、ページをめくる手が止められない。 ラストを読んで、元KGBのレオはこういう結末を迎えるのか~、とちょっと納得。最終章ということだけど、続きがあってもいい気がするな。ソビエト崩壊後のデミトフ一家とか。
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上巻読み終わって下巻の展開が全く分からない。上巻はけっこう耐えて読んだのでそれがどう明かされていくか楽しみ。
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「チャイルド44」「グラーグ57」に続く”レオ・デミドフ”三部作の完結編。旧ソ連を舞台にしたサスペンス。1950年のレオの捜査官時代の妻・ライーサとの出会いから始まり、15年後に妻と二人の養女がソ連の友好使節としてニューヨークを訪問することから大きく運命が動き出す。旧ソ連の体制、...
「チャイルド44」「グラーグ57」に続く”レオ・デミドフ”三部作の完結編。旧ソ連を舞台にしたサスペンス。1950年のレオの捜査官時代の妻・ライーサとの出会いから始まり、15年後に妻と二人の養女がソ連の友好使節としてニューヨークを訪問することから大きく運命が動き出す。旧ソ連の体制、状況、そして米国の共産主義への反発、人種差別など、個人ではどうしょうもできない状態が描かれている。どのように展開するのか予断を許さない上巻でした。
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チャイルド44、グラーク57に続くレオ三部作の最終編。今まで辛い目にあっていたレオが少しでも報われることを期待していたが、上巻の後半でその望みも粉々になる。ちょっとかわいそすぎやしないか!?
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私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2012.2.8読了 文句なく、おもしろい。 ミステリーやサスペンスかと言われると、微妙な気がするが、おもしろいことに変わりは無い。 話の時間でも、距離でも、政治的な広がりでも、そのスケール感にビックリです どうやって収拾をつけるのか、疑いながら、読んでいましたが、さすがでした。 また、そんな広がりの中でも、最後にと言うか、最後までと言うか残る、本当に大事なものはレオの心の中に。ライーサのおかげであったのでした。 良かったですが、もし、上巻だけで冗長さを感じて、読み止めてしまう人がいたら、すごくもったいないので、これは、上・下に分けないほうが良かったと思いますよ。 本当に、完結なのかな。もったいないな。何だか、次への期待をこめて、ちょっと甘めの評価です。
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レオとライーサの出会いから、ニューヨークでの講演まで。 ライーサの賢さが際立つ。 瞬時の頭の切れや、ウソを見破る鋭さなど。 厳しい時代こそ、そうした能力が必要なのかな。
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シリーズの良心、ライーサの悲劇に愕然。 嘘だと言って欲しいけど、そんな甘い小説でない事は分かっていた。 残されたレオの事を思うと哀れで仕方がない。
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『グラーグ57』では長女のゾーヤがやらかしてくれたけど、『エージェント6』では、次女のエレナが…。 資本主義・FBI・世界恐慌・マルコムX・KGB・共産主義・人種差別・捏造 などなど、オンパレード。 ジェシー・オースティン少年が森でみた「ダンス」はKKK団のことかな? ジェシーが共産主義に傾倒したのは、人種差別だったってこと? この辺の読み込みが浅い。(まぁよい) レオ君、真相の究明、がんばってくれたまえ。 下巻が楽しみだ。
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