ラブレス の商品レビュー
タイトルだけ見たら、携帯小説か何かだと思ってました。でも結構各所の書評で評判が良く、直木賞の候補作にもなったので読んでみました。 展開がドラマチックだし、一気読みできる面白さですが、私はそんなに好みじゃなかったです。ある年齢以上の人とか、男性の方が面白いって感じるのかもしれません...
タイトルだけ見たら、携帯小説か何かだと思ってました。でも結構各所の書評で評判が良く、直木賞の候補作にもなったので読んでみました。 展開がドラマチックだし、一気読みできる面白さですが、私はそんなに好みじゃなかったです。ある年齢以上の人とか、男性の方が面白いって感じるのかもしれません。
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標茶、弟子屈、釧路と道東満載。その点、桜木紫乃は地域の作家と言えるのだろうか。こういう小説があると、この土地が文学から見放されていないんだな、と思う。 どんな不幸に見舞われても、決して絶望することのない姉妹の物語。百合江は、男や娘など家族に寄りかかりながら、里実は自分自身を絶対的...
標茶、弟子屈、釧路と道東満載。その点、桜木紫乃は地域の作家と言えるのだろうか。こういう小説があると、この土地が文学から見放されていないんだな、と思う。 どんな不幸に見舞われても、決して絶望することのない姉妹の物語。百合江は、男や娘など家族に寄りかかりながら、里実は自分自身を絶対的なものにしようとしながら、不幸に向かっていく。百合江は一人では進めないが、アクシデントに対して諦念を持って受け入れることができる。里実は、人を利用しながらというところもあるが自分自身だけで生きて行けるが、突発的な出来事に対し柔軟性を持たない。 個人的には、百合江の生き方に共感できる。が、さすがに子供一人いなくなっては、なかなか生きてはいけない気がする。 今まで女性作家の作品をおもしろいと思えることがなかったけど、これはなかなか面白かった。 ただ、作中の登場人物の名前をなかなか覚えられなくて困った。個性が無いからなのか、自分の記憶力に欠陥があるからなのか。
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標茶に育った百合江と姉妹でありながら幼年期を夕張で育った里実の物語だが,北海道の貧しさの中に生きる彼らの強靭な生命力を感じる.若くして旅芸人の世界に飛び込んだ百合江,理髪の技術を手に波乱の人生を乗り切る里実.彼らの娘たちの親に対する感じ方もそれぞれ異なっている.ついついのめり込ん...
標茶に育った百合江と姉妹でありながら幼年期を夕張で育った里実の物語だが,北海道の貧しさの中に生きる彼らの強靭な生命力を感じる.若くして旅芸人の世界に飛び込んだ百合江,理髪の技術を手に波乱の人生を乗り切る里実.彼らの娘たちの親に対する感じ方もそれぞれ異なっている.ついついのめり込んで半日で読破した.
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主人公の女性に降りかかるさまざまな苦難の数々。 いつの間にかがんばれと応援してしまいました。 タイトル名以外はすごく楽しめました。
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この本を読みながら、自分の祖母の事、母の事、叔母の事、自分の事など考えていた。 誰にでも何か小説の種になりそうな事がらを持っていると思う。 なぜこの小説のタイトルは「LOVE LESS」なのか。
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北海道の開拓村から奉公に出され、貧しさ、様々な暴力、家族を捨てること、背負わされる借金、子供を奪われること...あらゆる出来事を通り過ぎた女性の人生。絶望的な状況に取り巻かれても、彼女自身が絶望していないというのが良かった。あまりに荒んだ部分は読んでいて辛くなるものの、小説として...
北海道の開拓村から奉公に出され、貧しさ、様々な暴力、家族を捨てること、背負わされる借金、子供を奪われること...あらゆる出来事を通り過ぎた女性の人生。絶望的な状況に取り巻かれても、彼女自身が絶望していないというのが良かった。あまりに荒んだ部分は読んでいて辛くなるものの、小説としては文句なくおもしろく引き込まれて読んだ。タイトルと装丁からは思いもよらないような作品。再読したい。
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直木賞候補だったので読んでみたら、題名と表紙からは想像もつかないような話だった。北海道の開拓小屋に生まれた女の流転の人生。どこかで聞いたことのある話を繋ぎ合わせたような感じだけど、主人公の打たれ強さは並じゃない。
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桜庭一樹の「赤朽葉家の伝説」に似た読後感。描写力・ストーリー展開力ともに上手いとは思うけど、あまり自分の肌には合わなかった。
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ケータイ小説のようなタイトル、著者名、装丁からは想像もできない重いストーリー。ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わった後感じたのは、タイトルへの疑問・・・(汗) 作者なりの思いとかあるんだろうけど、なんかしっくり来ないのは、私に柔軟性がないからかしら。 でもとにかく面白かっ...
ケータイ小説のようなタイトル、著者名、装丁からは想像もできない重いストーリー。ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わった後感じたのは、タイトルへの疑問・・・(汗) 作者なりの思いとかあるんだろうけど、なんかしっくり来ないのは、私に柔軟性がないからかしら。 でもとにかく面白かった。女って強い。
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読み応えがありました。他人から見ると辛く哀しい人生ですが、本人はしっかり生ききった人生であったのでしょう。ラストは良かったね、と言いたいです。
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