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水底フェスタ の商品レビュー

3.2

287件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    128

  4. 2つ

    36

  5. 1つ

    7

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2011/11/05

始めは村おこしのために開催されるロックフェスティバル.そこで広海は村出身の女優由貴美と出会う.始めは青春恋愛ものかなと思ったが由貴美は村に復讐するためにかえて来たと打ち明ける.代々受け継がれる村ぐるみの不正.殺人事件や自殺などが出て来て徐々に暗いイメージに.読後感は良くない.

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2011/11/03

田舎の暗部を凝縮した舞台で、少年の純粋さ危うさが際立っていた。 こういう"田舎的"コミュニティは実感がわきにくいからか、自分の共感レベルはちょっと低いので3。

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2011/11/01

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋(「BOOK」データベースより) これ、辻村さんの作品だよねぇ・・・...

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋(「BOOK」データベースより) これ、辻村さんの作品だよねぇ・・・。 魔性の女・由貴美が、ただの女になり下がってしまってがっかり。 彼女が持っていた切り札も、早々にわかっちゃうしなぁ。 ここ、多分一番の驚きどころ(?)だったと思うのですが、辻村さんが仕掛けた罠にしてはお粗末すぎた感がありますね。 広海パパの、微笑みの裏にある底知れなさはよかったです。 こういう人が、一番怖いんだよね。 〈田舎〉に組み込まれてしまう事を恐れることを、広海は特別な事と思っていたのかな。 そんなの大多数の田舎の少年少女が思う事なんじゃ・・・。 達哉が最後にああなることも納得いかず。 ラストも変にすっきりさせすぎなような。 これからどうなるんだろう、ドキドキワクワクと読み始めたけれど、思ったほどびっくりはさせてもらえず残念でした。

Posted byブクログ

2011/10/30

この作家の作品はどれも好きなのだが、この作品だけは どうも私に合わなかったみたいで、 途中で読むのをやめてしまった。 読んでいて、あまり楽しい、面白いとは思えなかった。

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2011/10/30

2011.10.30読了。どろどろな愛憎劇。読み終わって夢に出てきそう。怖い。生きてる人間が一番怖い。

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2011/10/29

ミステリと思って入ったら 愛憎劇だった(笑) どこぞの村の古い体質 ロックフェス 美人モデル女優の秘密と思惑 青少年の悲劇 不良少年の悲劇 女の嫉妬と執念 最後のが一番怖いか。。。 女の嫉妬と執念と足の引っ張り合いって 最終的に男が落とし穴にはまって終わるんだよね~ (終わ...

ミステリと思って入ったら 愛憎劇だった(笑) どこぞの村の古い体質 ロックフェス 美人モデル女優の秘密と思惑 青少年の悲劇 不良少年の悲劇 女の嫉妬と執念 最後のが一番怖いか。。。 女の嫉妬と執念と足の引っ張り合いって 最終的に男が落とし穴にはまって終わるんだよね~ (終わんないのか?) そんな作品。 強く生きろよ青少年。 まともな女もいるはずだからw

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2011/10/28

うーん?…うん。期待値が上がりすぎたか? ロックフェスを誘致したある地方の村に住む高校生・湧谷広海を主人公にした話。 村出身で一時期ブレイクしたモデル兼女優兼歌手の、織場由貴美が村に帰ってきたらしいという序で物語は進む。 閉鎖的な村社会、それを守る先達と、狭い視野を嫌い若干の...

うーん?…うん。期待値が上がりすぎたか? ロックフェスを誘致したある地方の村に住む高校生・湧谷広海を主人公にした話。 村出身で一時期ブレイクしたモデル兼女優兼歌手の、織場由貴美が村に帰ってきたらしいという序で物語は進む。 閉鎖的な村社会、それを守る先達と、狭い視野を嫌い若干の軽蔑を以て村を斜めに見る若者、その若者の、孤独感。 これらは辻村作品全体に漂う主張の気がするが、水底フェスタは他の作品と雰囲気が違う。大掛かりの驚きは無かったことと性描写があることは珍しく感じた。なんて、全ての作品を網羅してるわけではないのだが。 好きな登場人物がいなかったので、おもしろいと感じなかった。 …もしかしてこの作品の怖さは、フジロックと似通った設定、作者が山梨県生まれってとこにあるのかな?(と思ったらフジロックは新潟であるのか。関係なかった…)

Posted byブクログ

2011/12/17

 読まなくても良かった。著者の嗜好性は、恩田陸さんと同定なのか。  そんな読後感。「僕のメジャースプーン」と「チョコレートコスモス」  みたいな差異しか、今のところ無い。

Posted byブクログ

2011/10/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「俺たちの戦いはこれからだ!」で終わっています。 田舎、秘密を持っていそうな女性と主人公の出会い、復讐というキーワード、水底になにかありそうな、ホラーっぽさすら感じるタイトル…という要素から抱いた期待は特に報われませんでした。 好きな登場人物も出来ず、おおっ、と思う展開もなく、鬱屈した状況の積み重ねの末、終盤は最後ぐらい何か起きないかと思いつつ残り少ないページをめくっていたら終わってしまった、という印象でした。 恐らくこれからが主人公の肉親すら敵に回した戦いの始まりなのでしょうが、最初に書いた通り「俺たちの戦いは(略)」なので、肝心の本文は鬱屈した前準備だけで終わっているのです。 辻村さんの小説はこれが初なので、もしかしたらこういった雰囲気こそ持ち味であるのかも知れませんが……。

Posted byブクログ

2011/10/24

田舎の生活ってこんな感じだと思う。 仲間意識が強く、地区内で起こったことは周囲でうまくまとめてしまう。嫌気がさして出ていく者も出てくるのだろうけれど、慣れてしまえばこんなものと受け入れられるようになるのかもしれない。

Posted byブクログ