Sunny(1) の商品レビュー
相当に好み。群像劇的に進む星の子園でのドラマ。黒縁メガネの男の子、静君が入園するところを見て彼が何かキーパーソンになるのかなと思っていたが1巻最後にて彼がなじめていないという声を漏らす。表紙を飾る春男は動かないsunny1200を念力のよって運転、彼のこころのよりどころ。 つらい...
相当に好み。群像劇的に進む星の子園でのドラマ。黒縁メガネの男の子、静君が入園するところを見て彼が何かキーパーソンになるのかなと思っていたが1巻最後にて彼がなじめていないという声を漏らす。表紙を飾る春男は動かないsunny1200を念力のよって運転、彼のこころのよりどころ。 つらい漫画を読んでいたからこういう優しい登場人物が多く癒される。 そしてなぜか 物語 の感じがしないのはなぜだろう。。。
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全巻読了。最初はなんて事ない大阪人情ものかと思いきや(後で知るのだが舞台は大阪ではない!)、松本大洋独自の子供ペーソスとゆうか、一人一人のキャラの描写と心情が胸に迫って、泣ける泣ける。 最終巻なんてページを繰る毎に泣いてた。 みんな、幸せになっておくれ〜!と願わずにはいられなかっ...
全巻読了。最初はなんて事ない大阪人情ものかと思いきや(後で知るのだが舞台は大阪ではない!)、松本大洋独自の子供ペーソスとゆうか、一人一人のキャラの描写と心情が胸に迫って、泣ける泣ける。 最終巻なんてページを繰る毎に泣いてた。 みんな、幸せになっておくれ〜!と願わずにはいられなかった。
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松本大洋をさがしていて「Sunny」にたどり着きました。 「オレがおるやんけ‼オレがめぐむ見つけてごっつい墓つくってやるやんけ‼誰か知らん人とか言うなや‼オレがめっけたる‼」 もう、このセリフに巡り合っただけで、納得しています。 ブログにもあれこれ書きましたが、蛇足です。 h...
松本大洋をさがしていて「Sunny」にたどり着きました。 「オレがおるやんけ‼オレがめぐむ見つけてごっつい墓つくってやるやんけ‼誰か知らん人とか言うなや‼オレがめっけたる‼」 もう、このセリフに巡り合っただけで、納得しています。 ブログにもあれこれ書きましたが、蛇足です。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202302140000/
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※このレビューにはネタバレを含みます
2011年~2015年 全6巻 松本大洋 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n01397c209548 自分には、このような境遇の子供たちの気持ちを、ほんとの意味で理解はできない。親に捨てられ、親をあんなにも求める気持ち。分からないけれど、めっちゃ心がキュッとなる。切ないっす、その想い。 やっぱり、暗くなったり、卑屈になったり、暴力的になったりしてる子供たちが、時々、親に会ったりするときに、心が解放される様子は胸を打つし、関係が上手くいかない様子は、とても悲しい。 この漫画読んでたら、まず子供たちの想いがある。親たちの想いもある。そして、その周りの人たちの想いがある。存在の数だけ想いがあって、その千差万別の想いが複雑に絡み合っている世界って、なんかすごいなと。 「「時間」いうんはホンマ良うできてるてワシは思う…とどまるゆうことがないさけな。どんだけ楽しいときも、どんだけ悲しいときも、ずっとそのままいうわけにはイカン。今のままがずっと続くことはないんやな。これは救いやとワシは思う。」(園長先生)
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児童養護について勉強していた時に偶然見つけたマンガ。 あの「ピンポン」などで有名な松本大洋の作品と知ってへーと思いつつ読むと、大変な名作だった。 両親が養育できない子供達が集まって暮らす「星の子学園」の子どもたちの日々や思いをとつとつと語るストーリー。 片田舎に建つ古い民家に...
児童養護について勉強していた時に偶然見つけたマンガ。 あの「ピンポン」などで有名な松本大洋の作品と知ってへーと思いつつ読むと、大変な名作だった。 両親が養育できない子供達が集まって暮らす「星の子学園」の子どもたちの日々や思いをとつとつと語るストーリー。 片田舎に建つ古い民家に、ベビーから思春期までいろいろな子が暮らしている。 賑やかでおだやかでユーモラスな場面と、悲しみや荒廃や絶望に立ちすくむような暗い光景が交錯する。 素朴画のようでいて、背景まで丁寧に描かれた大洋タッチの絵が子どもの世界を描くのにピッタリ。 廃車になったサニーのハンドルを握りしめて、空想の中で旅をする子供たち。複雑な、ちぎれそうな子どもたちの不安や思いが痛いほど伝わってくる。 それを暖かく受け止める所長さんやスタッフ大人たちの懐がまた、深い。 松本作品の顔の描き方が、リアルな日本人の顔で、良いと思う。 松本氏が詩人の工藤直子の息子さんと知ってビックリ。しかも松本氏自身が養護施設にいたことがあり、その時の体験を元にして描いた作品というから興味深い。
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子供たちひとりひとりが切ない状況の中、自分らしく頑張ってるのが健気過ぎる。強がったり憎まれ口叩いたりしてる子の裏の気持ちはどれだけ親の愛に飢えていることやろか、、でもみんな魅力的でおもしろくてかわいい。見守る大人もステキ。まだまだ心の狭い私。色々気付かされたな。絵も大好き。四日市...
子供たちひとりひとりが切ない状況の中、自分らしく頑張ってるのが健気過ぎる。強がったり憎まれ口叩いたりしてる子の裏の気持ちはどれだけ親の愛に飢えていることやろか、、でもみんな魅力的でおもしろくてかわいい。見守る大人もステキ。まだまだ心の狭い私。色々気付かされたな。絵も大好き。四日市なんや!?とも驚いた。親戚も居て子供の頃はよく行ったから、すごくこの話しが近くで起きてることのように思えたな。
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保育の現場に関わったことがあり、この本の世界観に共感。そう、そうだよね、お母さんが良いんだよね。理屈抜きで、お母さんが良い、お母さんが一番。谷川俊太郎さんがおっしゃっていた、母に愛された、それが土台にある、というエピソードを思い出しました。
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母親に愛されたいだけなのに叶わず行き場のない感情を元に幾つものトラブルを引き起こす春男。 「必ず迎えに来る」という言葉を残して、来る気配のない母親からの手紙を健気に待ち続ける静。 体調がなかなか優れず長期入院した母親の健康を祈って四葉のクローバーを集める純助。 恋愛に奔放な母親と...
母親に愛されたいだけなのに叶わず行き場のない感情を元に幾つものトラブルを引き起こす春男。 「必ず迎えに来る」という言葉を残して、来る気配のない母親からの手紙を健気に待ち続ける静。 体調がなかなか優れず長期入院した母親の健康を祈って四葉のクローバーを集める純助。 恋愛に奔放な母親とアルコール依存症を持つ怠惰な父親に挟まれ、幼いながら自由と自立を願う研二。 両親を事故で亡くし、自分一人で幸せになることに対して罪悪感を感じてしまうめぐむ。 星の子であることに劣等感を常に感じるきい子。 そして、宛てもなく自己を探しては彷徨い続ける牧男さん。 画面の中で、絵の中で彼らは苦しんで叫んでいた。 どうして自分じゃ駄目なんだろうか、 どうして愛してもらえない、どうすればいい。 外から見たら星の子園そのものが 安全な場所で、愛をもらえる場所で家族なのに。 それは彼らが子どもだからじゃなくて、 親から期待する愛を貰えない全ての人が抱く 願望のようなものだと思う。私もその一人。 幸せな環境に気付いていないわけじゃない、 それでも、それでも家族という血の、 名前の、縁の繋がりを崇高に今日も思う。 最後が、最後だけが本当に曖昧だった。 溢れんばかりの愛情を受けても星の子では 『更生』できなかった春男。 それを、寂しいと思うのは園長の言うように 他人のエゴなのだろうか。そして、 更生は必ずしも正義なのだろうか。 みんなそうして大人になっていく、なんて あまりにも味気なくてさみしすぎる。 それが、大人になるということなのだろうか。
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松本大洋氏の作品『Sunny 第1集 』を読んでみた。 ほんと言葉と描写が優しい。 ずっと読んでられる。 松本大洋氏の作品は・・・今年の6月4日に読んだ「GOGOモンスター(2000)」以来ですが。 ほんと心に沁みるストーリーですよ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
1~6全巻の感想 事情により親と暮らせない子供たちが暮らす星の子寮。 どの子も理由は違っていて、親が病気の子、育児放棄された子、両親が事故で死んでしまった子、家庭が崩壊している子。理由によって子供たちの気持ちの在り方も微妙に違っている。 彼らは一般家庭の子供達を「家の子」と呼ぶ。 親元で暮らせない、という事がどういうことかがよくわかる。 心の奥底がギュウっとなるような作品。深く心に残る。
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