六花の勇者(1) の商品レビュー
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千年前、世界を絶望に陥れた魔神を一人の聖者が封じた。魔神がまた目覚めるとき、聖者の力を受け継ぐ六人の勇者が現れ、魔神を再び封印する。そういう定めになっていた。しかし魔神が目覚めたとき、魔神の復活を阻止すべく集まった勇者は七人だった。全員その体の一部に、勇者の証である六花の紋章を浮き上がらせて。七人のうち誰かは勇者の同士討ちを企む偽者。疑心暗鬼に勇者たちの心が囚われる中、矛先が向いたのは、自称「地上最強の男」アドレットだった。 ピエナ国の姫で世間知らずの「刃」の聖者ナッシェタニア、その姫に忠誠を誓う若い騎士ゴルドフ、新しい神「火薬」の力を宿す聖者フレミー、猫の動きをまねる剣術使いハンス、当代最強と謳われている傲岸不遜なお子様「沼」の聖者チャモ、聖者たちを束ねる万天神殿の長で「山」の聖者であるモーラ。 外に出ることの出来ない結界が張られた森の中で、仲間の勇者達(+偽者)に追われながら、自らの潔白を証明し真の七人目を探しだそうと躍起になるアドレット。偽者の罠のトリックを見破って、仲間に信じてもらうことが出来るのか・・・。 というわけで、「11人いる!」ならぬ「7人いる!」状況のお話。ラノベと一言でくくってしまうのには勿体ないぐらいの正統派ファンタジー。 帯にもあったけど、実は一巻完結じゃなくって新シリーズの幕開けだった。魔神を倒すまでストーリーをどこまで引っ張っていくのか気になるけど、個人的にはまずはこの一冊で十分おなかいっぱいになれる気がする。
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剣と魔法のファンタジーな世界ながら、緊迫感のあるバトルと推理が非常に良い。傑作。6人の勇者が選ばれるはずなのに、7人いる。偽物は誰だ?あらすじを言うと一行で終わるのに、これが読ませる。キャラクターは一癖あるし、文章も突っ掛からず、バトルも緊張感がある。何より見事なラストに鳥肌がた...
剣と魔法のファンタジーな世界ながら、緊迫感のあるバトルと推理が非常に良い。傑作。6人の勇者が選ばれるはずなのに、7人いる。偽物は誰だ?あらすじを言うと一行で終わるのに、これが読ませる。キャラクターは一癖あるし、文章も突っ掛からず、バトルも緊張感がある。何より見事なラストに鳥肌がたった。是非シリーズとして続けて欲しい。同じ登場人物の続編でなく、世界観は同じで登場人物は違うのがいいな。
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7人目はやっぱりこいつかという人物でしたね。 文章レベルは下の中くらい。けっして難しい言葉が多いわけでもないのにわかりづらかった。 特に複雑で異世界ファンタジー要素盛りだくさんでただでさえわけがわかりにくいままで読者に推理させるのはどうかと思う。 そんな状態ではタネあかしされた...
7人目はやっぱりこいつかという人物でしたね。 文章レベルは下の中くらい。けっして難しい言葉が多いわけでもないのにわかりづらかった。 特に複雑で異世界ファンタジー要素盛りだくさんでただでさえわけがわかりにくいままで読者に推理させるのはどうかと思う。 そんな状態ではタネあかしされたところで、所詮あとだしじゃんけん。読者にも推理できる要素とか内容を終盤までに散りばめてこその作品ジャンルのはずなのに……これじゃ読者にとって感動とか驚きってのはきっと薄いはずです。 まあ、犯人はこいつだろうなと思いながらも、たしかに犯人をときどきわからなくさせるドキドキ感は多少あったと思う。 けれど、テーマやあらすじが良いだけに、非常にもったいない凡作だなぁと思います。
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ハンスが可愛くて仕方がない。アドレットはいい子。 ファンタジーだけじゃなくミステリ要素もあるのが好み。 しかしこれで終わりとか! ここでおわりとか!(笑)
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戦う司書シリーズの山形さんの新作!! ちょう待ってた! 中身は、前シリーズ同様、剣と魔法のファンタジーなゴリゴリのライトノベル。 清濁グチャグチャになりながらも読ませる人間ドラマ、豪快に二転三転する展開のハラハラ感も健在。 続き早く読ませてw
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前作・戦う司書からはまた一転した作風の、謎解きファンタジー。最後まで読者を惹き付けて話さないストーリー作りはさすが。宮城さんの美麗なイラストもポイント。
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ライトノベルで久々の大当たり。シンプルな文体ですらすら一気に読めました。シチュエーションは得に珍しいものでもなく、展開も読めますがテンポが非常にいいです。続編の繋ぎもいい。重たくない、良い意味の軽さです。
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これぞラノベ!という感じの文章に読む気失せそうになりながらも、謎が謎を呼ぶ展開に続きが気になって一気読みしてしまいました。 魔王を倒すために選ばれる「六花の勇者」は文字通り6人。ところが、実際に集まったのはなぜか7人で……。霧に閉ざされた空間の中、誰が真で誰が偽なのか、誰を信じ誰を疑うのか、命を懸けた偽物探しが始まります。 世界観はがっつり異世界ファンタジーですが、ミステリー要素を多分に盛り込んでいて、謎解きもわりと理論的で無理のないあたりが好印象でした。これで、「トリックは人智の及ばぬ超魔法でした☆」とかいうオチだったら投げ捨てているところです。軽いラノベなのにしっかりした謎、というギャップもまた面白みを増しているのかもしれませんね。 登場人物もラノベらしくあまりにも特徴的なのが鼻に付きますが、読んでいるうちに慣れてきます。 ただ、展開に後付けが多い。「そういえばさっきこんなことがった~」みたいに、謎解きに重要な部分も後で取って付けてある感じなのが何度もありました。 伏線もあるにはあるのですが、こうまで取って付けが多いと、行き当たりばったりに文章書いているんじゃないかとすら思えます。 後出し情報ばかりのため、読者側は推理に参加しようにもできないのが難点。 面白い話なだけに、このあたりはちょっと残念でした。 しかし、一難去ったと思えばまた一難。疑心暗鬼の連鎖はまだまだ続くようです。
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通勤の行き帰りで読めちゃう分量だけど、存外楽しめた。道具立てはファンタジーだけど実質クローズドサークル型のミステリーだと思う。タネがあんまりファンタジーだったら残念と思ってたけど、思いのほか許容範囲。これ続くのかなー続くよなー
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ファンタジー+バトル+ミステリ、といったところ。 細かいところがなんだかうやむやというかいい加減に処理されているのがミステリーとしては気になるけど、それなりに楽しめる。疑心暗鬼になった味方同士で殺し合うとか最高に好きすぎる展開。 戦う司書のころのような最強クラスの能力がまだ出てき...
ファンタジー+バトル+ミステリ、といったところ。 細かいところがなんだかうやむやというかいい加減に処理されているのがミステリーとしては気になるけど、それなりに楽しめる。疑心暗鬼になった味方同士で殺し合うとか最高に好きすぎる展開。 戦う司書のころのような最強クラスの能力がまだ出てきていないので、今後に期待したいです。
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