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2012/03/06
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政府への信頼低下や公共ニーズの多様化に対して、いろいろなアクターが政策形成に参加するガバナンス(協治)が注目される中、本書はそのガバナンスの発展を学術的に研究しているものであります。その中でもいろいろなアクターが参加することで問われる民主主義という観点から、ガバナンスの正統性を説いている点で極めて示唆に富んでいます。個人的には4章の松田論文で述べられたシティズンシップの視点からのアプローチが私の研究の大きな参考になるもので、参考文献を今後は読みすすめていきます。

Posted byブクログ