世界を知る力 日本創生編 の商品レビュー
主に東関東大震災後の日本のあり方について寺島さんの思いを書かれている。親鸞、最澄、空海等から始まり、日本人論としてもおもしろい。
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"歴史を深く見つめて、現在の日本を考える。2011年3月11日に起こった未曾有の震災からどう復興していくかを考えた本。 共感する部分もあり、まだまだ自分の理解度が足りない部分もあり、勉強になった。"
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19日に日立製作所のイベントで寺島氏の講演会を聞いたこともあり、より氏の理解を深めるために本書を読んだ。歴史を振り返りながら、どのような心持で震災後の復興をしていくべきかを述べている。学者みたいに過度に理屈っぽくないところに好感が持てた。 「後代の負担を可能な限り少なくする無利子...
19日に日立製作所のイベントで寺島氏の講演会を聞いたこともあり、より氏の理解を深めるために本書を読んだ。歴史を振り返りながら、どのような心持で震災後の復興をしていくべきかを述べている。学者みたいに過度に理屈っぽくないところに好感が持てた。 「後代の負担を可能な限り少なくする無利子国債を提案したい…」「たとえば復興債券を購入すれば、相続税が減免されるというインセンティブをつけてはどうか」というアイデアや、東北で放射能汚染が軽減されるまで、バイオエタノールの材料として植物を生産するというアイデアはなかなか面白いと思った。
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空間的な繋がりだけではなく過去からの時間的な繋がりたい。歴史から学ばなければならない。 日本創生として、太平洋側と日本海側(アジア)をリンクさせての産業復興、首都機能移転、原子力エネルギー戦略など、流石に日本のあるべき姿をよくよく考えていると思う。 ただ2018年現在、この本の提...
空間的な繋がりだけではなく過去からの時間的な繋がりたい。歴史から学ばなければならない。 日本創生として、太平洋側と日本海側(アジア)をリンクさせての産業復興、首都機能移転、原子力エネルギー戦略など、流石に日本のあるべき姿をよくよく考えていると思う。 ただ2018年現在、この本の提言通り良い方向に向かっているのだろうか。最後のページに「日本は終わっていない。(中略)この三重苦のなかで、何かに気付かざるをえなくなっているからだ」とあるが、果たして日本人は活力を持って日本創設を進めているのだろうか。
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東日本大震災から6ヶ月後に出版された「3.11以降の日本を考える」ための書。 千年に一度の大事件から2年が経つが、基本的に現在でもここで述べられていることは有効である。むしろ現実が進歩していない。 「3.11以降の日本を考えるとき、安易な希望や絶望はいらない。根拠のない楽観に一喜...
東日本大震災から6ヶ月後に出版された「3.11以降の日本を考える」ための書。 千年に一度の大事件から2年が経つが、基本的に現在でもここで述べられていることは有効である。むしろ現実が進歩していない。 「3.11以降の日本を考えるとき、安易な希望や絶望はいらない。根拠のない楽観に一喜一憂するのでなく、筋道を立てて深く考える事。その際、もっとも力になるのが、歴史の脈絡のなかで考えること」と、腹を据えてこの国難に立ち向かうべしと言われても、現在は原子力よりも景気といった金にしか興味のない人間ばかりになってしまった。
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親鸞の教えや関東大震災時の出来事など日本の歴史から今の日本がどうすべきか書かれている。 東日本大震災が話の中心となって今の外交についても書かれています。
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震災の直後に書かれた本書を長く積ん読にしていたのですが、その後の状況、日本を取り巻く環境の変化を踏まえて読んでみると、改めて参考になると思いました。時期もあるのでしょうか、やはり、叙述が熱を帯びていますね。
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たとえ世界一周というとんでもない経験をしても、経験した当人に一種の国際感覚がなければ、その経験がほかに伝わることはない。…英語が話せるから「国際人」なのではない。異なる国の人たちにも心を開き、自分を相対化してみることのできる人間が「国際人」なのである。
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不死鳥はただおのれ自身の灰の中からのみ復活する。 関東大震災 流言蜚語の恐ろしさ→反日暴動を起こすかもしれないという潜在的な恐怖心が国民にあった。 今の日本→のんびり銀座でカフェができる。☆R021128コロナが収まったら定点観測の意味でも銀ブラしたい! 内村鑑三「後世への...
不死鳥はただおのれ自身の灰の中からのみ復活する。 関東大震災 流言蜚語の恐ろしさ→反日暴動を起こすかもしれないという潜在的な恐怖心が国民にあった。 今の日本→のんびり銀座でカフェができる。☆R021128コロナが収まったら定点観測の意味でも銀ブラしたい! 内村鑑三「後世への最大遺物・デンマルク国の話」
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今この本を検索した際、前作も一緒にヒットして、再確認してみたけど、やっぱり星5つ付けてた。で、それならばってことで、次回作にも手を出してみた訳です。でもこれは期待はずれ。前回もこういう系統の内容だっけ?って首を傾げてしまった。広い意味でいうと、今回の震災の経験を通して世界に目を向...
今この本を検索した際、前作も一緒にヒットして、再確認してみたけど、やっぱり星5つ付けてた。で、それならばってことで、次回作にも手を出してみた訳です。でもこれは期待はずれ。前回もこういう系統の内容だっけ?って首を傾げてしまった。広い意味でいうと、今回の震災の経験を通して世界に目を向けよう、ってメッセージかもしらんけど、正直、タイトルと内容の齟齬が目立ってしまっている。前作にあやかりたいという魂胆が見え見えだし、こんな内容だったらいっそのこと、原発関連書籍ってことをもっと前面に謳うべきじゃないか。という訳で、かなりの流し読みになったけど、タイトル抜きに考えても、充実しているとは言い難い内容でした。
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