ユング的悩み解消術 の商品レビュー
ユング派の技法として「アクティブ・イマジネーション」方について、いくつかの著作を出している著者。 本当にやると相当消耗が激しいので、簡便な方法として紹介している。 実際これを読んでやれるようになるかというと、ちょっとギモン。 それでも他人のイマジネーションをどう読み解くか...
ユング派の技法として「アクティブ・イマジネーション」方について、いくつかの著作を出している著者。 本当にやると相当消耗が激しいので、簡便な方法として紹介している。 実際これを読んでやれるようになるかというと、ちょっとギモン。 それでも他人のイマジネーションをどう読み解くか、というユングの知識の実践としてはよいとおもう。 方法? イマジネーションの出発点を学ぶ 悩み事にあまり関係ない場所を選ぶ、外国の風景の絵ハガキなど。 ?主人公を設定 自分ではないもの。オススメは性別・年齢が同じ。でも自分ではない。 ?主人公が何をしているか想像する 架空の時代と場所がいい。 ??の状況を観察する ?何かが起きるまで待つ ?考えてアクションを起こす 主人公が、何をすべき、ではなく何ができるかを考える ??相手の出方を見て、それに応じる ?イマジネーションの物語を進展させる ?物語を文章や絵として記憶し繰り返し見直す
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ユング心理学の「アクティヴ・イマジネーション」を簡便化した「モバイル・イマジネーション」という手法を紹介し、読者が自分自身で悩みの目的論的な解決に向かうことができるように導いています。また、巻末には久保智史の「ちのわくぐり」という作品が収録されており、著者はクンダリニー・ヨーガに...
ユング心理学の「アクティヴ・イマジネーション」を簡便化した「モバイル・イマジネーション」という手法を紹介し、読者が自分自身で悩みの目的論的な解決に向かうことができるように導いています。また、巻末には久保智史の「ちのわくぐり」という作品が収録されており、著者はクンダリニー・ヨーガにおけるチャクラの階梯に基づいて、この作品において働いているイマジネーションの分析をおこなっています。 タイトルは「ユング的悩み解消術」ですが、簡便化されているとはいえ、手っ取り早く解決策を見いだすような方法が紹介されているわけではありません。イマジネーションによって無意識からの声にかたちを与え、統合へ向けて地道に歩んでいくことのたいせつさが強調されているように思います。
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ユングが提唱した、アクティブ・イマジネーションという技法を手軽に実践できるようにアレンジしたモバイル・イマジネーションの解説書である。 ユング心理学は物語(幻想)と位置が近いので、好きだ。 実践方法と簡単な分析法が書かれているので、読みながらやってみると、新たな発見があるかも...
ユングが提唱した、アクティブ・イマジネーションという技法を手軽に実践できるようにアレンジしたモバイル・イマジネーションの解説書である。 ユング心理学は物語(幻想)と位置が近いので、好きだ。 実践方法と簡単な分析法が書かれているので、読みながらやってみると、新たな発見があるかもしれない。 どんなもんだろうと少しやってみたが、纏まった時間がとれなくて(というより、別のやりたいことがあって)ただいまお預け状態になっている(トホホ)。
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内容は高度です。 だから分かりやすさを求めてはいけないのだろうけど、説明は「分かる人が分かればよい」という印象です。 いささか人を選ぶと思う。 初心者向けではないので「モバイル」「簡便」と言われてもいささか鼻白むところが私にはありました。 簡便さと深さを対立する拮抗関係とだけ...
内容は高度です。 だから分かりやすさを求めてはいけないのだろうけど、説明は「分かる人が分かればよい」という印象です。 いささか人を選ぶと思う。 初心者向けではないので「モバイル」「簡便」と言われてもいささか鼻白むところが私にはありました。 簡便さと深さを対立する拮抗関係とだけ見るべきなのか、わかりません。もうちょっとフラクタルな視点がありうるのではと…。 事例が素晴らしいです。コメントも深く頷かされます。
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キャッチーなタイトルだが、内容は深い。著者の意識・無意識に対する真摯な姿勢が垣間見え、人生観に訴えかける。 巻末の児童文学物語もしっかり面白い。単行本で読んでみたい。
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氷山にたとえれば、意識は海綿状に出ている部分、個人的無意識は海面かのわずかな部分であり、集合的無意識はさらにした、その氷山の体積の大部分を占めている。集合的無意識には多くの構成要素が含まれている。 意識と無意識の間には乖離が生まれ、私たちの悩みや葛藤のほとんどはそうした乖離に端を...
氷山にたとえれば、意識は海綿状に出ている部分、個人的無意識は海面かのわずかな部分であり、集合的無意識はさらにした、その氷山の体積の大部分を占めている。集合的無意識には多くの構成要素が含まれている。 意識と無意識の間には乖離が生まれ、私たちの悩みや葛藤のほとんどはそうした乖離に端を発している。 悩みや葛藤は意識が持っている偏りを正さなければ、本質的に解消されることはない。イメージは無意識から意識へ向けて発信された手紙。
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※このレビューにはネタバレを含みます
深層心理学のユング派で使われるアクティブイマジネーションの簡易版=モバイル・イマジネーションによる心の整理、成長についての概説書。 ①イマジネーションの物語をどういう場所、場面から始めるかを決める、②主人公を決める(自分にそっくりだが、自分でない主人公)、③主人公がどこで何をしているのか想像する、④周囲を観察、⑤何かが起きるのを待つ、⑥どう応じるかを考えて実行に移す、~相手とのキャッチボールを繰り返す、物語を文書や絵で記録する、、というプロセスで簡単なイマジネーションを作ってゆく。 本の中では、こうしたイマジネーションを支えるユングの深層心理学についての概説やモバイル・イマジネーションの実例とその解釈、最後にやや長めの小説が供覧され、それについての深層心理学的解釈も記されている。 人間の心の動き、とくに無意識が絡んでいるような心の動きを理解する上で、伝承、神話など昔からの“物語”についての深い理解が必要であることが痛感される。 またこのように心の問題はもとより、人間の生活、文化を深く洞察することができれば、人生をとても色濃く生きてゆくことができそう。
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ユング的とありますが、ユング派のセラピーのやり方を少しアレンジした方法を紹介した本です。心理学、特にユングを勉強した人には馴染める内容ですが、初めてユング心理学と出会う人には、かなり理解し辛いと思います。
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