会計ドレッシング の商品レビュー
実際に起きた粉飾決算等の不正会計のエピソードから会計のカラクリを学ぶ。 ユニークなアプローチ方法から内部統制や監査について考察している。 事例から学ぶことができるため入門書としても最適。 また、大王製紙、オリンパスの件も踏まえて読むとより一層興味深く読めるのでは。
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入社して間もない経理・財務部門の社員や公認会計士(の卵)に、ぜひ読んで欲しい1冊。 いまや、これらの職務を行っている人が会計不正に対する感覚を身につけていないのは、あり得ないことだ。 会計不正について、このように平易な文章で書かれているものは、現時点では希少である。 一方で、この...
入社して間もない経理・財務部門の社員や公認会計士(の卵)に、ぜひ読んで欲しい1冊。 いまや、これらの職務を行っている人が会計不正に対する感覚を身につけていないのは、あり得ないことだ。 会計不正について、このように平易な文章で書かれているものは、現時点では希少である。 一方で、この著者にもっと文章力があれば、と思わずにはいられない。 全体的に文章が稚拙で、構成も甘い。事例として紹介した会社へのメッセージ(皮肉?)も寒い。 コンセプトがいいだけに、本当にもったいない。 それでも、難しく書かれた会計不正の本よりは、ずいぶんマシ。
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前半の不正会計事例はコンパクトにまとまっていて、過去の事例をざっと把握でき、ためになりました。 後半はいまいちかもしれません。
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近年の会計不正の事例をとりあげていて、あーこんなんだったんだ、と思う事例も多々あり、とても勉強になった。不正事例を中心としながらも、不正のメカニズム、発生した際の取り調べのポイント等、あまり他の本では書かれていない視点から書かれていて面白い。またいつか再読しようと思う。
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林原やローソンメディア、シニアコミュニケーションなど、よく知られた10の粉飾決算の事例を紹介しています。粉飾の手口などは既に各種解説記事でよく知っておりますので、ここでは印象に残りました記述をいくつか。 粉飾決算に手を染める会社の特徴として、経営が過度に期間損益計算にこだわりとい...
林原やローソンメディア、シニアコミュニケーションなど、よく知られた10の粉飾決算の事例を紹介しています。粉飾の手口などは既に各種解説記事でよく知っておりますので、ここでは印象に残りました記述をいくつか。 粉飾決算に手を染める会社の特徴として、経営が過度に期間損益計算にこだわりということがよく言われます。PLばかり見ていてBSを誰も気にしない。 今日の簿記は言うまでも無く複式簿記です。例えば、架空の売上を立てると相手勘定は資産勘定である売掛金。しかし、近視眼のマネジメントは売上ばかり見て資産の内容を分析精査しようとしません。これは不正の機会を提供することになります。 また、経理部門が利益目標達成に責任の一部を負っている。経理部門は本来、管理ですが、経営から期間損益達成の強いプレッシャーを受けるとこれまた不正の動機を持つことになります。 いや、これらはどこの会社でもあるのではないでしょうか。 巻末の章は不正発生のメカニズムや防止方法も解説されております。会計に関わる方にはぜひご一読をお勧めします。
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ここ十年における不正会計の増加とその複雑さに驚かされる。また、そのほとんどが大企業と呼ばれる企業グループの子会社が舞台となっている事実には考えさせられる。そしてプレーヤーのほとんどはHQからの出向管理職。子会社は専門特化しやすに傾向にあるため、同じ文化を共有することから、慣例化が...
ここ十年における不正会計の増加とその複雑さに驚かされる。また、そのほとんどが大企業と呼ばれる企業グループの子会社が舞台となっている事実には考えさせられる。そしてプレーヤーのほとんどはHQからの出向管理職。子会社は専門特化しやすに傾向にあるため、同じ文化を共有することから、慣例化が馴れ合いに変化しやすいのだろうか?
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新聞等で話題になった会計詐欺事件の事例が10余件を纏めたもので、なるほど世の中は色々あるなぁ、と感じさせる。が、しかし其々の内容についてはその会社が後日発表している調査報告をサマリーにしているので必ずしも内緒の話しとかが有るわけではない。確かにそりゃそうだよな、と読んでから思った...
新聞等で話題になった会計詐欺事件の事例が10余件を纏めたもので、なるほど世の中は色々あるなぁ、と感じさせる。が、しかし其々の内容についてはその会社が後日発表している調査報告をサマリーにしているので必ずしも内緒の話しとかが有るわけではない。確かにそりゃそうだよな、と読んでから思った次第。いわゆる、欧米系のノンフィクションにあるように後日担当者に直接インタビューして書いたものであればそれなりの未公開情報とか公表資料の読み方とかがあるのであろうが、そういうことを期待せずに読めば面白い。
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仕事でお世話になったあの会社にも、まあそんな歴史があったのね…なんて興味で買ってしまいました。よくわからない用語も多かったけど、おもしろかった! 数字を追うだけで、いろんなことが見えてくるのね。 経理の子なら、もっと楽しめると思ったので、読後まわしてあげました。
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粉飾の実例をもとに、どういった特徴をもった組織が粉飾を行うのかを示唆している本。皮肉が込められた表現で、個々の事例を面白おかしく表現している。
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● 「決定的な監査ミスを犯さないためには、監査の中心を貸借対照表残高の検証におかなければならない。監査技術的にそれが最も効率的であり、信頼のおけるものであるからである」野々川幸雄 ● メディアートはシステムを不正改造して売掛金残高表を出力できないよう、印刷キーを画面上から削除す...
● 「決定的な監査ミスを犯さないためには、監査の中心を貸借対照表残高の検証におかなければならない。監査技術的にそれが最も効率的であり、信頼のおけるものであるからである」野々川幸雄 ● メディアートはシステムを不正改造して売掛金残高表を出力できないよう、印刷キーを画面上から削除するという荒業に出たのです。 ● この「あっ」はチンパンジー語に由来し、類人猿は目上の人に「あっ」、目下に対して「おっ」とあいさつするそうです。
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