まぐだら屋のマリア の商品レビュー
「永遠なんて、そんなもの、はなから信じていない。けれど、どうか、あと少しだけ――このふたりを、このままで。」 良かったです。 いろいろと消化不良だなぁ、と思う部分はあったのだけれど、 まぁ終わりよければすべてよし、かな☆ あの聖書の「マグダラのマリア」となにか関連があるのかな...
「永遠なんて、そんなもの、はなから信じていない。けれど、どうか、あと少しだけ――このふたりを、このままで。」 良かったです。 いろいろと消化不良だなぁ、と思う部分はあったのだけれど、 まぁ終わりよければすべてよし、かな☆ あの聖書の「マグダラのマリア」となにか関連があるのかな。 と思ったけれど、敢えて言うなら、「罪」ということなのかなぁ。 あんまり関係ないと思った。 最初は主人公らしき紫紋の性格がちょっとイマイチついていけなくて、ダイジョブかーと思ったけれど、 なにはともあれ物語の強さ。 いったい何があったのか?特にマリアには何があったのか?? という部分に惹かれた。 全然分からないから。 不思議っぽくもなく、淡々と人と人との営みがある部分も良かったです☆ 幻の名魚「まぐだら」もお話の中だけだったのだけれど。 気になるところはあっても、惹かれた。 【9/3読了・初読・私の本☆】
Posted by
少し寂しく、時々楽し♪出てくる料理は美味しそう!! 2011.9.2
Posted by
<内容>“尽果”バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。様々な傷を負った人間が、集まってくる。左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎めいた女性・マリア。母を殺したと駆け込んできた若者。乱暴だが心優しい漁師。そしてマリアの事をひどく憎んでいる老女。人々との関わりを通して、頑になっていた...
<内容>“尽果”バス停近くの定食屋「まぐだら屋」。様々な傷を負った人間が、集まってくる。左手の薬指がすっぱり切り落とされている謎めいた女性・マリア。母を殺したと駆け込んできた若者。乱暴だが心優しい漁師。そしてマリアの事をひどく憎んでいる老女。人々との関わりを通して、頑になっていた紫紋の心と体がほどけていくが、それは逃げ続けてきた苦しい現実に向き直る始まりでもあった…。生き直す勇気を得る、衝撃の感涙長編。
Posted by
料亭吉兆を思い出させる事件から、最後は永遠なるものの許しへと至る。さらりと語られる挿話としてのひとつひとつの事件が、かなり重たい。題名からして、聖書をイメージするが、それはよくわからなかった。
Posted by
消したくなるような事が起こった時、逃げ出したくなる。 現実から逃げて、死にたくなったりする。 でも、時間が過ぎるて癒されて、忘れて生活を続ける。 人との出会い、関わりがとても良いです。 人を受け入れるいう事。 ちょっと切なくて。 ちょっとドキドキして。 ちょっと元...
消したくなるような事が起こった時、逃げ出したくなる。 現実から逃げて、死にたくなったりする。 でも、時間が過ぎるて癒されて、忘れて生活を続ける。 人との出会い、関わりがとても良いです。 人を受け入れるいう事。 ちょっと切なくて。 ちょっとドキドキして。 ちょっと元気を貰って。 マリア。 もしドラマ化するなら、 主人公のシモン君は二宮君 マリアは小雪さん 女将は樹木希林かなぁ。なんて思いながら読みました。
Posted by
そういえば原田さんはキュレーターなんだよな、 ということを感じて、さらに美味しそうな料理達に 心躍らせながら読めました。 登場人物の名前にちょっぴり冷める瞬間が何度か 私はありました。
Posted by
追い詰められ、絶望に駆られた人がなぜか舞い込む尽果の街。 その岸壁で店を営むマリア。 あまりに救いのない状況ばかりで 実はほとんど何も解決してないのに 本人達はそれでよしとしてる感じが気になった。 いくら情報が閉ざされた街だからって みんなちょっとは置いてきた人の事考えようよ!...
追い詰められ、絶望に駆られた人がなぜか舞い込む尽果の街。 その岸壁で店を営むマリア。 あまりに救いのない状況ばかりで 実はほとんど何も解決してないのに 本人達はそれでよしとしてる感じが気になった。 いくら情報が閉ざされた街だからって みんなちょっとは置いてきた人の事考えようよ!! 聖書に詳しければ、更に楽しめたのだろうけど まぐだら屋って…いいのか? 【図書館・初読・8/7読了】
Posted by
大好きなマハさんの最新刊です! マリアの犯した罪。 心からの謝罪の気持ちのこもった行動が、 相手の心をはたして溶かすことができるのか。 死を覚悟して尽果にたどりついた青年を、 マリアがした「受容」は、誰にでもできることではない。 それと、「拒絶からは何も生まれない。」ということと...
大好きなマハさんの最新刊です! マリアの犯した罪。 心からの謝罪の気持ちのこもった行動が、 相手の心をはたして溶かすことができるのか。 死を覚悟して尽果にたどりついた青年を、 マリアがした「受容」は、誰にでもできることではない。 それと、「拒絶からは何も生まれない。」ということと、 「許すことの気高さ」を感じました。 つらいつらい部分もありましたが、 最後は、「読んでよかった!!」と思えました。 特に、大量のメールのところは、号泣。 マハさん、ステキな物語をありがとうございました。購入本
Posted by