謙信の軍配者 の商品レビュー
軍配者シリーズ最終巻。冬之助メインかと思いきや長尾景虎(上杉謙信)のサポート役の立ち位置、四郎左(山本勘助)を軸にストーリーが展開されている。景虎のぶっ飛んだ軍神ぶりが際立っていて中々面白い。川中島の合戦もラストのスッキリとした締めくくりもいい。小太郎をもう少し活躍させてほしかっ...
軍配者シリーズ最終巻。冬之助メインかと思いきや長尾景虎(上杉謙信)のサポート役の立ち位置、四郎左(山本勘助)を軸にストーリーが展開されている。景虎のぶっ飛んだ軍神ぶりが際立っていて中々面白い。川中島の合戦もラストのスッキリとした締めくくりもいい。小太郎をもう少し活躍させてほしかったかな。
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2018.2.21完了 終わりに近づくにつれて面白かった。 四郎左が歳を重ねて家族想いになっていくのに涙してしまった。 読む前の期待を上回る出来だったので星4つ。 越後の軍配者というより甲斐の軍配者だったかな。 軍配者シリーズが他にもあるようだが、目線が違うだけなのだろうか。
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富樫先生の3部作の最後の一冊を購入。話の流れからストとこれが簡潔に思われるのですが最後の最後でほんの少しテンションが落ちたような気がする。北条、武田ときたなら〆は上杉が妥当なのかもしれないが、上杉の頭首は軍神上杉謙信!果たして軍配者としての役割が必要なのだろうか? 「謙信の軍配...
富樫先生の3部作の最後の一冊を購入。話の流れからストとこれが簡潔に思われるのですが最後の最後でほんの少しテンションが落ちたような気がする。北条、武田ときたなら〆は上杉が妥当なのかもしれないが、上杉の頭首は軍神上杉謙信!果たして軍配者としての役割が必要なのだろうか? 「謙信の軍配者」 一番不遇と思われた冬之助が北条相手の大一番で敗戦にまみれ負傷と傷心の末にたどり着いたのは越後であった。話は四郎左の山本勘助が多くを占めているが、実際に豊と思われていた越後の国の財政事情がこれほどまでにひっ迫していたとは信じがたいが謙信の戦闘の歴史を辿っていくと本の通りに感じてしまう。 軍神と呼ばれた謙信はただの駄々っ子であって信長や信玄のような切れ味と頭脳があったのであれば越後から天下統一は可能であったのではないだろうか?冬之助は今作においては軍配者というよりも完全に相談役のような気がする。ただ話を聞き求められた時にだけ意見を述べる。ただその意見に謙信が左右されているかと言ったら違うような気がする。冬之助、四郎左、小太郎の三人の夢は……好きな作品なのですが、史実の通りであればこの結末は仕方がないのかなぁ~と言った感じでした。
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前作である「謙信の軍配者」の山本勘助こと四郎左と武田晴信、そこに長尾景虎が絡む、という内容で、タイトルの「謙信の軍配者」にはあまりフォーカスされてないのはご愛嬌。上杉謙信=景虎には、漠然と思慮深く清廉なイメージがあったのだが、それが爽快なまでに覆される書きっぷりは、なるほど確かに...
前作である「謙信の軍配者」の山本勘助こと四郎左と武田晴信、そこに長尾景虎が絡む、という内容で、タイトルの「謙信の軍配者」にはあまりフォーカスされてないのはご愛嬌。上杉謙信=景虎には、漠然と思慮深く清廉なイメージがあったのだが、それが爽快なまでに覆される書きっぷりは、なるほど確かにそうかもしれないな、と思わせる納得感がある。川中島の戦いも、なぜそうなったかの解釈が理に適っていて感心する。
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三部作とは知らずに、これを最初に読んでしまった。 シリーズは風魔小太郎、山本勘助、宇佐美定行の話らしいがこの巻は勘助と定行が語る川中島の戦いなのかと思う。軍配者三人は架空の人物の可能性がありその言動はフィクションであるが軍配者がみた川中島としては新鮮味もあった。 景虎の破天荒ぶり...
三部作とは知らずに、これを最初に読んでしまった。 シリーズは風魔小太郎、山本勘助、宇佐美定行の話らしいがこの巻は勘助と定行が語る川中島の戦いなのかと思う。軍配者三人は架空の人物の可能性がありその言動はフィクションであるが軍配者がみた川中島としては新鮮味もあった。 景虎の破天荒ぶりが・・・とのレビューも見られるが他の本とそう違いがない描き方がされていたと思う。 早雲の軍配者から信玄の軍配者と読むことにする。
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第三弾で最終巻でしたが、ラストはなんとも泣けた!!! ただ、戦続きでだんだんだれが誰の軍配者がわからなくなったり、どこの誰がどこ攻めて、どこがどう裏切ったのか、北条なのか今川だったのか?上杉だったか?なんだかこんがらがってきたのが少々難ありではあったものの、ヒューマンストーリー...
第三弾で最終巻でしたが、ラストはなんとも泣けた!!! ただ、戦続きでだんだんだれが誰の軍配者がわからなくなったり、どこの誰がどこ攻めて、どこがどう裏切ったのか、北条なのか今川だったのか?上杉だったか?なんだかこんがらがってきたのが少々難ありではあったものの、ヒューマンストーリー的にはとってもいい青春物語でした!!!(T ^ T)!!!! この人の本面白いわぁー!!!
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謙信の人柄がまっすぐで矛盾だらけなので共感しにくいかもしれない。しかし三部作の最終巻と捉えればよくまとまっていると思う。軍配者シリーズではじめて作者の作品を読んだが、しばらくはこの作者を追ってみたいと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやーおもしろかった。 3部作の中で一番おもしろかったかも。 なんつっても影虎のキャラクターがきわだってたなあ。 怖れを知らぬ、まっすぐな子どもかあ。 謙信大好きな人からしたら、ちょっと受け入れがたい設定かも。公家の涙にころっと心動かされるしねえー。 いやあ、おもしろい。こーゆー影虎のイメージは いままでなかったわあ。 まあ、軍神ばりの神がかり的な戦いのセンスのよさ、ってのはそのままだったけど。 出家騒動だとか、聞いたことのあるエピソードもそのキャラクターでうまく描かれてて、結構説得力ある感じ。 しっかし、ほんっと強いよねえ。 つーか冬ノ助の出番殆どなかったじゃん。(笑) 一方、晴信の治世者っぷりもすげー。 その着実な歩みっぷり、いやあ、さすが風林火山って感じ。 あの有名な川中島の合戦を両者の思惑とともに、 臨場感たっぷりに読めて楽しかったー。 地理的にメッチャ弱いので、これ、もしかして、手元に各城の位置とかの地図があったらもっとおもしろく読めるかも。 ただの戦いもの、ってだけでなくて、晴信の雪姫を想う気持ちだとか、影虎の潔癖なまでの純粋さだとか、 そーゆーそれぞれのキャラクターの感情のゆれっぷりとか、それが戦いに影響したりだとか、そのへんの描かれ方もおもしろかった。 でも、ラストはちょっと哀しい。 小太郎は死の病の床についてるし、四朗佐は首とられるし。でも、まあ、それぞれが力のかぎり闘った末、だしね。冬ノ助が足利学校で好々爺になってるところ、みたみたいかも。
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2014.3.15 読了 これは 謙信の軍配者というタイトルですが、 信玄と信玄の軍配者も しょっちゅう 話に出てきて どちらの話でもあるな、という感じでした。 先に「信玄の軍配者」を読んでいたので より 話が入ってきた気がします。 最後は 切ない。。。 けど、どうやら...
2014.3.15 読了 これは 謙信の軍配者というタイトルですが、 信玄と信玄の軍配者も しょっちゅう 話に出てきて どちらの話でもあるな、という感じでした。 先に「信玄の軍配者」を読んでいたので より 話が入ってきた気がします。 最後は 切ない。。。 けど、どうやら もう一人の 軍配者の話を一番に読むべきみたいでした。。。 また 折りを見て 読もうっと。
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