まおゆう魔王勇者(4) の商品レビュー
聖鍵遠征軍の魔界侵攻が進む4巻。人間界の食糧事情、南部と中央の格差と確執、魔界の氏族対立という主要な課題については解消の目処が立っていた中で進む聖鍵遠征軍による魔界侵攻。掲示板投稿時よりも各キャラの深堀りというか行動の背景をつなぐ加筆が多くて良かった。
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魔王と勇者の物語の第4巻。どのようにこの物語を畳むのかと思ったら、最後に大決戦を持ってきたとか。なるほどね。個人的には世界に文化や文明を植え付けていく話の方が好きだったので、ちょっと肩透かしかなぁ、と思ったりもしたけど、各方面の主人公達が大決戦のなかで様々な手段で戦い続けるのは、...
魔王と勇者の物語の第4巻。どのようにこの物語を畳むのかと思ったら、最後に大決戦を持ってきたとか。なるほどね。個人的には世界に文化や文明を植え付けていく話の方が好きだったので、ちょっと肩透かしかなぁ、と思ったりもしたけど、各方面の主人公達が大決戦のなかで様々な手段で戦い続けるのは、これはこれで面白いかなと思ったりもしました。残りは1巻ですが、どのように物語を閉じるのか、今から楽しみです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
聖鍵遠征軍と魔界との戦争の火蓋がついに切って落とされました。強力な兵器を携えた巨大な聖鍵遠征軍に対し、魔界軍は兵力も人数も劣っており、その上、頼みの綱の勇者も本来の力を発揮できない絶望的な状況に陥ります。 それでも、人間と魔族の共存への最後の可能性である開門都市を守るため、勇者が、魔王が、メイド姉が、女騎士が、女魔法使いが、火竜公女が、青年商人が、紅の子弟たちが、それぞれの意思と希望を胸にこの困難に立ち向かいます。 魔王に反旗を翻した蒼魔の刻印王達を倒したのは良いのですが、その混乱に乗じて聖鍵遠征軍は魔界攻撃に向けて橋頭堡を確保し、まずは開門都市を攻めに掛かります。 圧倒的な兵力と武力に対して、勇者や魔王、南部諸国の王や魔族、その他の者達が自分達にできることで立ち向かっていくのですが、中でもかつて魔王によって教育された子弟やメイド姉の活躍がめざましい。 特に初めて登場した時は妹と2人で怯えるばかりだったメイド姉なんて、今や魔族の族長や王弟元帥とも渡り合い、世界の運命、もしくは成り立ちに大きく関わっていこうとしている
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3巻からだいぶ間が空いてしまった。マスケット銃を手に入れた聖鍵遠征軍の進行が始まり、登場人物たちはそれぞれの戦いに身を投じる、第4巻。 不安や恐怖にさらされた無力な不特定多数を「悩める子ら」なんて言ったりする。そして物語上の勇者は超人的な力やなんかでズバババンと世界も人もを救って...
3巻からだいぶ間が空いてしまった。マスケット銃を手に入れた聖鍵遠征軍の進行が始まり、登場人物たちはそれぞれの戦いに身を投じる、第4巻。 不安や恐怖にさらされた無力な不特定多数を「悩める子ら」なんて言ったりする。そして物語上の勇者は超人的な力やなんかでズバババンと世界も人もを救って見せるのがお約束。ただ最近は「悩める勇者」も若干お約束化している気がする。 この作品においては主人公たる勇者を差し置いて、能力的にはずっと無力な登場人物たちが眩しい。悩み考え、できることとやるべきことを知り、行動する。役割だけで呼称される人物たちが、まさしく人間的であり生き生きとしている。これまでもそうだったが今作は特にそう感じる。
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聖鍵遠征軍が大量のマスケット銃兵とともに南部連合に侵攻。そして戦いの舞台は人間と魔族共存の証明である開門都市に。
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いよいよ、終わりに向けて動き出しました。 かつてない大きな戦いが始まります。 魔王と勇者をはじめとする多くの人々は、その絶望的な戦争の中でも、決して諦めることなく、理想論に甘えることなく、より良い未来を探ります。 まおゆうのいいところは、ゲーム的な設定でありながら、裏技のよ...
いよいよ、終わりに向けて動き出しました。 かつてない大きな戦いが始まります。 魔王と勇者をはじめとする多くの人々は、その絶望的な戦争の中でも、決して諦めることなく、理想論に甘えることなく、より良い未来を探ります。 まおゆうのいいところは、ゲーム的な設定でありながら、裏技のような展開がないところです。 あくまでもまおゆうの世界の現実を見つめ、その世界での現実的な選択肢を模索するのです。しかも、それは安易な諦めではなく、力を尽くした最善(と思える)な選択肢なのです。 どんな状況下でも諦めずに努力する。そんな登場人物たちに元気をもらえる一冊です。
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メイド姉がさらに荒ぶる第四巻! そこに痺れる!憧れるッ!! …とおどけてみたものの、ストーリー的にはシリアス真っ最中。 はてさて、ラスボスも見えてきたけど、どうやって集結して行くのか… 第五巻までの一気読み確定しましたw
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メイド姉と奏楽師弟が大活躍。 東の砦将の副官も見せ場を作ってた。 ファンタジー色が強い巻とも思ったけど、戦争論や戦後処理についても掘り下げられてて今までと同様に楽しめた。
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書籍版を購入してるのに、あらたに購入した電子書籍版で読了。 物語の展開は勇者や魔王の個人介入できるレベルを大きく超えてうねるようにすすんでいく。 その中で魔王のまいた種(各弟子)が芽吹いていく感じはわくわくする。 なかでもメイド姉の成長っぷりがもう主役級。 女魔法使いのセリフ...
書籍版を購入してるのに、あらたに購入した電子書籍版で読了。 物語の展開は勇者や魔王の個人介入できるレベルを大きく超えてうねるようにすすんでいく。 その中で魔王のまいた種(各弟子)が芽吹いていく感じはわくわくする。 なかでもメイド姉の成長っぷりがもう主役級。 女魔法使いのセリフが伏線かなーとは思うのだけれど、難解でイマイチ読み解くことができず....。 最後まで読んだ後なら「ああ、そういうことなのねー」と納得できるのかもしれないが;; いよいよ次で最後、勇者と魔王が見る丘の向こうの景色はどんななのか。。楽しみです。
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毎度思うが、こんなに多面的な話を破綻無く進める作者の力量に感服しながら読んでいます。 同盟のしかける経済戦争が面白い。 機械系の人間なのでこういうのにはうとかったが、楽しく読むことができた。 戦争中だからか、熱くなるシーンが多かった。 銀虎公とか、ああいうシーンに弱いんだよなあ。 メイド姉の宣言も鳥肌が立った。 勇者がかっこよくなってきた。 いまいち浮いている魔法使いが、5巻で何をしてくれるのか。 楽しみです。
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