あの日からのマンガ の商品レビュー
3.11以降の混沌。日本社会に対する不安と希望をしりあがり寿の目線で描いた本。 東京での日常は元に戻っても、自分のあの時の気持ちを忘れない為に必要な一冊。祖父江さんの装丁も良い。
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東日本大震災をテーマに書かれた漫画。 普段、このような漫画を読む機会はないが、周りで読んでいる人が多かったので興味を持ち、購入してみた。 朝日新聞夕刊の4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」は、震災後の日常をそのまま表していて、納得できる内容ばかり。 原発(ヨウ素やプルトニウム・セ...
東日本大震災をテーマに書かれた漫画。 普段、このような漫画を読む機会はないが、周りで読んでいる人が多かったので興味を持ち、購入してみた。 朝日新聞夕刊の4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」は、震災後の日常をそのまま表していて、納得できる内容ばかり。 原発(ヨウ素やプルトニウム・セシウム)を擬人化したお話には、ウルっときてしまった。 ただ、これを読んでどこまで深く理解できるか、今後のことを考えていけるかが大事なのかもしれない。
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ひたすら殺風景な津波のあとのスケッチだけを描いた4コママンガが、どうしようもなく刺さった。 この手の本を読むと考えた気になってしまい、逆に思考を止めてしまいがちな自分がいるので、そこら辺は身を引き締めたい。
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3.11以降、震災をテーマに描き続けて反響を呼んだ作品集。実際に現地体験した作者の誠実な姿勢がありのままに伝わってきます。たとえすべてが失われても、人類は希望と想像力の翼を失っちゃいけないのだ。
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しりあがりさん好きなのでよかった。 ヨウ素もセシウムもプルトニウムも、そもそもはただ存在してるだけのものでしかないんだよね。 一か所に集めて利用して、手に負えなくなったら忌み嫌って。 そうまだわれわれが使いこなしていい時ではなかったのだ。 ほんとは自動車やなんかもそうではないかと...
しりあがりさん好きなのでよかった。 ヨウ素もセシウムもプルトニウムも、そもそもはただ存在してるだけのものでしかないんだよね。 一か所に集めて利用して、手に負えなくなったら忌み嫌って。 そうまだわれわれが使いこなしていい時ではなかったのだ。 ほんとは自動車やなんかもそうではないかと思うけど。 インターネットはいいのかな?科学肥料は?保存料着色料は?包丁はどうだ。資本主義なんてもんはどうだ。 キリがない。 キリはないけど、悲しみの半減期はいくらか早められるような気がしてる。
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冒頭のは、リアルタイムで読んでるのがちらほら。東北をどうにかせねばと思いつつ自分たちも混乱し右往左往する様子は、まさにあのときの首都圏の空気を伝えている。 それから少し時間がたってから掲載された、無言でテレビで震災の様子を見ていて、リモコンでパチっとお笑いの番組にチャンネルを変え...
冒頭のは、リアルタイムで読んでるのがちらほら。東北をどうにかせねばと思いつつ自分たちも混乱し右往左往する様子は、まさにあのときの首都圏の空気を伝えている。 それから少し時間がたってから掲載された、無言でテレビで震災の様子を見ていて、リモコンでパチっとお笑いの番組にチャンネルを変えると「アハハ」と笑い、また震災のほうにチャンネルを変えて「……」となる…てマンガ、共感。わたしそのもの。 そういう人はすごく多いと思う。わたしなんて、7ヶ月もたって今なおそういう状態…。 ボランティアに行ったときの、四コマひたすらにがれきの山だけを描かれているのには、胸が詰まる。 いろいろな放射能を擬人化したマンガについては、ちょっとどうかなぁと思う部分もあった。でも、この本に収録されているインタビューでしりあがりさんがおっしゃっている、「たとえ間違っていようとも表現したかった」という、その勇気に拍手を送りたい。
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3.11以降、震災について描き続けたしりあがり寿さんの作品を纏めたもの。 半年ほどで、これほどの作品を書き上げていることに驚く。 なかでも、「ぼくたちは大きな賭けに負けた」という言葉は、読了後も震災のことを考える度に思い出されると思う。 今回も祖父江慎の装丁は素晴らしかった...
3.11以降、震災について描き続けたしりあがり寿さんの作品を纏めたもの。 半年ほどで、これほどの作品を書き上げていることに驚く。 なかでも、「ぼくたちは大きな賭けに負けた」という言葉は、読了後も震災のことを考える度に思い出されると思う。 今回も祖父江慎の装丁は素晴らしかった。
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朝日新聞夕刊の4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を3月14日掲載分から5月21日までを順に掲載。当時の日本人みんなの心象をライブにとらえて表現した漫画だった、とあらためて思う。やるせなさ、焦り、不安…。決して忘れない、と思っていたはずの気持ちだけど、漫画を読んで「あ、そういえば」...
朝日新聞夕刊の4コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」を3月14日掲載分から5月21日までを順に掲載。当時の日本人みんなの心象をライブにとらえて表現した漫画だった、とあらためて思う。やるせなさ、焦り、不安…。決して忘れない、と思っていたはずの気持ちだけど、漫画を読んで「あ、そういえば」と感じている自分に気づく。 時折、短編漫画も挿入。言葉すくなに、原発事故後の近未来を描いて秀逸。絵のみ、セリフのない「そらとみず」は心打つ鎮魂歌となった。
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東日本大震災以降にしりあがり寿が描いた漫画。 買うのもちょっと辛かったんですが買いました。 あの日のことは忘れられない。 「地球防衛軍のヒトビト」が「出動中」になったときは驚いた。 ほんとうにこっちに来てくれた人がいるんだと思った。 セリフがなく瓦礫の山だけの4コマ(5月6日)は...
東日本大震災以降にしりあがり寿が描いた漫画。 買うのもちょっと辛かったんですが買いました。 あの日のことは忘れられない。 「地球防衛軍のヒトビト」が「出動中」になったときは驚いた。 ほんとうにこっちに来てくれた人がいるんだと思った。 セリフがなく瓦礫の山だけの4コマ(5月6日)は泣いてしまう。
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あの日から50年後、羽が生えた子どもが生まれるようになって子ども時代だけ空を飛べる…希望がある話が良いです。
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