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プラチナタウン の商品レビュー

3.7

99件のお客様レビュー

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2020/10/26

五十半ばの商社マンが故郷の町長となり、町の再建に尽力する話。地方自治体の財政や過疎化の問題、役所の意識などがよくわかる。また、日本人の老後についても具体的な金額で論じられていて勉強になる。ドタバタ劇が続き飽きないが、同時に自分たちの将来を思うと苦笑してしまう。

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2016/05/08

この本はある政治家が進めていた著作という事であったので読んでみる事にした。誰が勧めていたかは正直忘れてしまったが。 エリート商社マンが、寂れた町の町長となり、町を立て直す。立て直すプランは町に巨大老人ホームを作るというものであった。 しかしなんとも突っ込みどころが多く、ストーリー...

この本はある政治家が進めていた著作という事であったので読んでみる事にした。誰が勧めていたかは正直忘れてしまったが。 エリート商社マンが、寂れた町の町長となり、町を立て直す。立て直すプランは町に巨大老人ホームを作るというものであった。 しかしなんとも突っ込みどころが多く、ストーリーはなんの問題もなく進む。普通は、町議会からの横槍で望まない仕組みが加わったり、入居者達が思ったよりも上手く動いてくれないなどあるはずなのだが、この小説には何にもない。だからこそ読後感は悪い。ストーリー上の壁は読者の突っ込みであり、それにストーリー内で答えて消化しないために読者側に突っ込みが残ってしまう。 正直、老人が生き生きと創造的な趣味を持つなんて望めないと思うし、最後に少し出たパチンコ屋に入り浸るのが関の山だろうと思うが。

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2016/01/03

全体を通してテンポがあり、かつリアリティにも富んでいてサクサク読める。 脇役がバラエティに富んでいるものの、もう少し深掘りして際立たせても良いのではないかと感じた。フルネームで登場してきて大暴れするかと思いきや、意外とインパクトに欠けたままいなくなったりする。というのもこの手の大...

全体を通してテンポがあり、かつリアリティにも富んでいてサクサク読める。 脇役がバラエティに富んでいるものの、もう少し深掘りして際立たせても良いのではないかと感じた。フルネームで登場してきて大暴れするかと思いきや、意外とインパクトに欠けたままいなくなったりする。というのもこの手の大型プロジェクトにしては抵抗勢力が少なすぎて、ほとんど主人公の描いた青写真のまま話が進んでいくせいかもしれない。上下巻にして、もう一波乱、ふた波乱あったら更にワクワクできたかもしれない。 一気に読めて面白かったのだが、読んでいて残りのページを考えると、これはもう波乱なく ハッピーエンドじゃないか、と気付いてしまう。

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2015/07/10

これは面白い。 出向の憂き目に遭った商社マンが町長になり、「プラチナタウン」建設によって財政再建団体間近の町を建て直すストーリー。 第一に痛快である。ドラマ半沢直樹的と言えば良いだろうか。失意のどん底から使えるものを何でも使って大逆転していく。その様が気持ち良い。(その点で言うと...

これは面白い。 出向の憂き目に遭った商社マンが町長になり、「プラチナタウン」建設によって財政再建団体間近の町を建て直すストーリー。 第一に痛快である。ドラマ半沢直樹的と言えば良いだろうか。失意のどん底から使えるものを何でも使って大逆転していく。その様が気持ち良い。(その点で言うと最後が余りにトントン拍子で進むのが残念だが)今まで腐っていたものが、蘇って大活躍するのも心地が良い。 第二に社会問題の分析として良くできている。介護問題や地方消滅という巌として存在する社会問題を前に、どう対応していくか。この本ではビジネス×地方自治として一つの策を提示し、それに向けて取り組んでいく。商社ビジネス、介護問題、地方消滅、地方行政...様々な視点からこの「プラチナタウン」を切り取り、物語の進行と共に精緻化されていく。町長、役場職員、地元有力者、商社マンと利害が交錯する中、それぞれが綿密に検証されていて非常に読み応えがある。 何が必要とされているか、そしてある物を活かす。希望に満ちた小説である。

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2015/04/11

半沢直樹のような報復劇かと思いきや、もっと自分ごととして感じられるストーリー。 高齢化と地方の過疎。 特に前者は、そんなにお金がかかるのかと、自分の行く末を考えずにはいられなくなりました。 これから何をしていくのか、考えなければいけない気になります。

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2015/04/11

なかなか、読み応えがありました。 企業に勤めていると、公務員(家族に典型がいるので)のコスト意識の足りなさ、採算性をら度外視した考え方にイラッとすることがありますが、これはそれをクリーンヒットでスカッとさせてくれます。 ちょっと後半が急ぎ足だった気がしますが、読み終えてみると反っ...

なかなか、読み応えがありました。 企業に勤めていると、公務員(家族に典型がいるので)のコスト意識の足りなさ、採算性をら度外視した考え方にイラッとすることがありますが、これはそれをクリーンヒットでスカッとさせてくれます。 ちょっと後半が急ぎ足だった気がしますが、読み終えてみると反ってダラダラと長引かすより読了感が良かったかなと思います。

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2015/03/27

商社マンが、町長に転身して、町を立て直す物語。面白かったが、ちょっとビジネスの説明が、長すぎ。もっと人間関係が描ければ、良かったのでは?と思いました。

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2015/01/19

団塊の世代が 定年となり、老後をどうするかを 真剣に 向き合う作品。 四井商事に働く、山崎部長は 一貫として穀物を担当してきた。 それが 子会社に 出向するように言われる。 また 郷里である宮城県の緑原町の役場に勤める クマケンが 150億の赤字を抱えているので、町長になってく...

団塊の世代が 定年となり、老後をどうするかを 真剣に 向き合う作品。 四井商事に働く、山崎部長は 一貫として穀物を担当してきた。 それが 子会社に 出向するように言われる。 また 郷里である宮城県の緑原町の役場に勤める クマケンが 150億の赤字を抱えているので、町長になってくれと依頼する。 酔っぱらった時に 町長になってもいいという 山崎。 そこから始まる 町長としての 格闘。 小さな街の町議のレベルの低さ。ドンの存在。 クマケンの 公務員的な発想と保身主義。 それに戦いながら 老人介護の郷を 作ろうと 奮迅する。 たまたま 四井が 老人介護と老齢化する都市を 総合的にケアーする プロジェクトを立ち上げていた。 確かに 団塊の世代は 田舎から都市へ。 そして 大家族から 核家族へと 生活のスタイルを変えてきた。 その中で、老後を どう迎えるのか。 動ける時にはいいが 寝たきりになったらどうするのか。 2013年 オトコは 平均寿命80歳を超え 女子は 86歳になったという。 60歳で 定年したあと  20年も 悠々自適の生活をする時代である。 晩年をどうするのか 考えるだけでも 意味があるね。

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2014/12/08

・あらすじ 過疎ってる町をあれやこれやでいい街に。 ・かんそう 面白い。ずんずん読める。がなんか足りない。商社マンかっけー。

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2014/12/04

一流商社を退職して莫大な負債を抱える町の町長になった主人公。はたしてタイトルどおりプラチナタウンの成功はなるか?

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