カラスの親指 の商品レビュー
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これがどんでん返しか、と思った先の最終盤に途方も無い追い討ちの大どんでん返しは見事に騙された。 作中に散りばめられたイベントは偶然ではなく仕組まれていた!最後の怒涛の回収を読んでいる最中、作者の術中にはまった事に高揚感を感じながら読ませていただいた。
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詐欺とマジックの話や指の話。面白いやり取りはいくつかありましたし、夢中で読みましたが答え合わせやトリックがやや都合が良すぎるようにも感じました。 やられた!というより、え〜無理じゃない?と思ってしまいました。 道尾秀介作品はまだ2つしか読めておりませんが、どちらも小動物の痛々しい...
詐欺とマジックの話や指の話。面白いやり取りはいくつかありましたし、夢中で読みましたが答え合わせやトリックがやや都合が良すぎるようにも感じました。 やられた!というより、え〜無理じゃない?と思ってしまいました。 道尾秀介作品はまだ2つしか読めておりませんが、どちらも小動物の痛々しい表現が苦手です…。
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きれいに騙された… 最初の詐欺で、テツさんが言うべき台詞を間違ったことによって、テツさんの詐欺、仕事のやり方を勝手にタケさんより、慣れていない存在だと思い込む…。 ところどころ気になる台詞、テツさんと組んでからの詐欺の成功率、貫太郎が車見つかりましたか?とか、気になる部分はたくさんあったはずなのに。 みんなテツさんに騙されていたとは。 だからといって、皆不幸になったわけでなく、新たな一歩を踏み出して前に進むラストはよかった。
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終盤あたりまでは、よくある一泡吹かす復讐劇でしたが、最後のホッとするドンデン返しにやられました。 タイトルもその中で本当の意味が分かり、よく考えられた構成だなと納得できる作品です。
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初めて道尾秀介さんの作品を読みました。 なんといっても読後の爽快感が最高な作品でした! 最後にどんでん返しがあるというのは聞いていたのにもかかわらず……騙された! 最初っからいろんな所に伏線が散りばめられていて、最後にしっかりとそれらを回収!とても気持ちよかったです! 続編の「カ...
初めて道尾秀介さんの作品を読みました。 なんといっても読後の爽快感が最高な作品でした! 最後にどんでん返しがあるというのは聞いていたのにもかかわらず……騙された! 最初っからいろんな所に伏線が散りばめられていて、最後にしっかりとそれらを回収!とても気持ちよかったです! 続編の「カエルの小指」はもちろん、他の作品も読もうと思います!
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道尾作品の中でもかなり読みやすく万人にお勧めできる作品。 登場人物が個性豊かで展開も面白く、楽しく読めました。以上が読書中の感想。 これで締めようと思っていたのですが、まさかの驚きの結末。 急展開に思わず「待って!!」を100回繰り返した。(誇張ではない) 極上のエンタメ作品!...
道尾作品の中でもかなり読みやすく万人にお勧めできる作品。 登場人物が個性豊かで展開も面白く、楽しく読めました。以上が読書中の感想。 これで締めようと思っていたのですが、まさかの驚きの結末。 急展開に思わず「待って!!」を100回繰り返した。(誇張ではない) 極上のエンタメ作品!面白かった~! 続編の『カエルの小指』読みます!
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2023.11.18 読了 コミカルに描かれてるのに登場人物一人ひとりが背負うものが激重でどこに軸足を置いて読めばいいのか迷ってるうちに半分過ぎてた(笑) 最後は道尾秀介さんらしいどんでん返しが仕掛けられていて結果的にコミカルとシリアスの間をどっちつかずでフワフワ漂いながら読み...
2023.11.18 読了 コミカルに描かれてるのに登場人物一人ひとりが背負うものが激重でどこに軸足を置いて読めばいいのか迷ってるうちに半分過ぎてた(笑) 最後は道尾秀介さんらしいどんでん返しが仕掛けられていて結果的にコミカルとシリアスの間をどっちつかずでフワフワ漂いながら読み進めるのが正解だったのかもしれないなと思いつつ予想外の結末に驚きよりもホッと穏やかな気持ちになりました。
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読んだことないはず、と思いつつ読んでいったら、映像作品の方を観ていたことを思い出しました・・・。 キャストや内容もわりと覚えていましたが、改めて結構面白いな~と思いつつ読了。 良くできた物語だと思います。
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見事に騙されました! 登場人物がそれぞれの想いを抱えてストーリーが進んでいくが、それは別々なものではなく最後には1つに結びついていて、とてもきれいに繋がっていました。 一文一文丁寧に読んでいるつもりだったが、ちょっとしたヒント、違和感をことごとく見落としてしまっていて、気づけなか...
見事に騙されました! 登場人物がそれぞれの想いを抱えてストーリーが進んでいくが、それは別々なものではなく最後には1つに結びついていて、とてもきれいに繋がっていました。 一文一文丁寧に読んでいるつもりだったが、ちょっとしたヒント、違和感をことごとく見落としてしまっていて、気づけなかったのがちょっと悔しかった、、 独特な描かれ方がされているところもあったが、この小説ならではだと感じて楽しめました! 後半は一気に話が展開されていくが、前半はちょっと長いなと感じてしまった。でもこれは仕方がないのかな。
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道尾秀介5作目 久々に気持ちよく爽やかに騙された~! やっぱり道尾作品大好きだ!! こういうのが読みたいんです~!!! ■気持ちの良い詐欺 コンフィデンスマンjpのように最初から全てが詐欺だった(本作の方が大分古いけど) 最後に全て繋がるのは気持ち良すぎる 劇団員のポスターのネタバラシめっちゃ好き さらっと出た伏線が回収されると気持ちいい 叙述って分かって読んでても、全編通して細かく気になる部分が多くて巧く隠されてるんだよなぁ 闇金のヒグチがタケさん達を見逃したときに、 悪人の癖にちょっと良いやつみたいに終わるのが嫌だなぁと思ったけど、本当に良い青年で嬉しかった(笑) 本当のヒグチも6千万きっちり取られて罰を受けてるし(人の人生狂わせた罰としては足りないと思うが) 一度タケさんと娘達を生活させて、本心から許せるようにしてあげたことで、皆心の底から救われて前を向いて生きていけると思う! タケさんも自分を責め続けて辛かったと思うし、姉妹にもその気持ちは十分に伝わった。 ■トサカ トサカの死体が出た時に偽装だろうと思ってたけど ヒグチがはずみで殺したって説明したところで信じてしまった 生きてて良かった(泣) フィクションでも動物死ぬの辛すぎる… 『きっと原子爆弾のボタンを押す音だってそれほど大きくはないのだ』 この言葉は確かにと思った、大きな出来事が小さなきっかけで起こるとゾッとする。 やっぱり道尾作品が好きだと再認識 (直近によんだ『向日葵の咲かない夏』がちょっと合わなかった…) 次は何を読もうかなぁ
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