外科医 須磨久善 の商品レビュー
すごいお医者さんだとは思ったけど、本書ではなんか肝心なとこが描かれていない感じ……(´ェ`)ン-… 公開手術でいうと、さあそこから!、というところで急に手術後のシーンに飛んじゃってる……(´ェ`)ン-… 「ER」なんかで本格医療シーンには日本人ももう馴染んでるんだから、もっと...
すごいお医者さんだとは思ったけど、本書ではなんか肝心なとこが描かれていない感じ……(´ェ`)ン-… 公開手術でいうと、さあそこから!、というところで急に手術後のシーンに飛んじゃってる……(´ェ`)ン-… 「ER」なんかで本格医療シーンには日本人ももう馴染んでるんだから、もっともっと突っ込んだ内容にしてもよかったんでは?……(´ェ`)ン-… お医者さんが書いたお医者さんの評伝、という形式が良し悪しで、先輩礼賛があまりに盲目的……(´ェ`)ン-… お抱え宮廷書記が皇帝の正史を著したみたい……(´ェ`)ン-… 将軍様への批判的視点が完全ゼロ……(´ェ`)ン-… 文章表現がまた、いくらなんでも大仰すぎるんだよなあ……(´ェ`)ン-… 本人が後記で書いてるとおり、スマ医師の光の面ばかりを描いてるけど、ここまでキラッキラだとただもう目くらみ……(´ェ`)ン-… まして後に問題になった徳洲会の徳田虎雄氏の名前が無批判で出てくることもあり、どうしても胡散臭さがにおってしまう……(´ェ`)ン-… しかしまあ、ひとりの人物のノンフィクションとしてはなかなかに興味深かった( ´ ▽ ` )ノ 人って、ここまで「できる」ものなのか!(゜o゜; 自分なんかバチカン病院で公開手術どころか、イタリア語を習得するとこでもうギブアップしちゃうだろうな……(´ェ`)ン-… 外科医の頂点を極め、理想の病院を作り、子どもたちに夢を与え、あげく(Dr.カイドどうよう)小説まで書き出すなんて……(゜o゜; もう、ここまでくると自分とおなじ生き物とも思えない(・・;) Dr.カイドはむろん名文家ではあるけれど、評伝にはやっぱり、対象からちょっと距離をおいた視座がほしい( ´ ▽ ` )ノ 本書もまた「海賊とよばれた男」みたく、半分「人間革命」もどきになっちゃってて……(´ェ`)ン-… 最相葉月なんかが書いたら、ぜんぜん違った作品になってたろうな( ´ ▽ ` )ノ 本文が異様に暑苦しいだけに(繰り返しも多い)、水谷豊のゆるーいあとがきは一服の清涼剤だった( ´ ▽ ` )ノ たぶん聞き書きだろうけど( ´ ▽ ` )ノ 2019/02/22
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2016.1.12 ~ 14 読了 日本にもこんな外科医がいたのかという印象。様々な束縛が多い日本の医学界で”破境者”として技量を極め”神の手”と呼ばれるレベルに到達した原動力は、シンプルに「患者を救いたい」という強い信念なのだろう。何回も公開手術を実施した強靭な精神力は凄まじい。
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須磨先生のお話を聞き、感動して涙してしまい、もっと知りたいと本書を購入。 読んでいて、私が海堂さんの表現が苦手だったことを思い出した。
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バチスタで有名な医師とのこと。 世界では手技が死んでしまったのに、日本でだけ生きてるとは知らなかった。 なかなか面白いが、もっと違う作家が書けばもう少し読みやすかったかな。
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人が自分をどう思っているかより、自分が自分の行為をどう思うかの方が大切。 たどりついたゴールがほんとうに最初に目指していたゴールかどうか。 一流になるには、地獄を知って地獄を忘れること。
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日本ではじめて、バチスタ心臓手術に成功した医師の伝記。負けん気、誠意、勢力、泣、すべてがつまっています。 九州大学:Φ
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日本におけるバチスタ手術の始祖である須磨久善の半生を 海堂尊が書いたノンフィクション バチスタ手術を取り扱ったフィクションは数あれど ノンフィクションはやはり感じ方が違うなぁ 本当は難しいであろう事もさらっとやってのける描写にうそ臭さを感じるけど、その淡々とした描写がかえって...
日本におけるバチスタ手術の始祖である須磨久善の半生を 海堂尊が書いたノンフィクション バチスタ手術を取り扱ったフィクションは数あれど ノンフィクションはやはり感じ方が違うなぁ 本当は難しいであろう事もさらっとやってのける描写にうそ臭さを感じるけど、その淡々とした描写がかえって天才をリアルに表しているのかも
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「チーム・バチスタの栄光」のモデルとなった先生を、小説の著者が描いたノンフィクション。面白すぎて一気に読んでしまいました。 壮絶な生き様や高い志に感動してしまったのは勿論、印象的だったのが手術スピードが早い理由について、重要なのは手先の器用さではなく「よけいなことはしない、やり直...
「チーム・バチスタの栄光」のモデルとなった先生を、小説の著者が描いたノンフィクション。面白すぎて一気に読んでしまいました。 壮絶な生き様や高い志に感動してしまったのは勿論、印象的だったのが手術スピードが早い理由について、重要なのは手先の器用さではなく「よけいなことはしない、やり直ししないように一発で決める。このふたつしかない。」と。あらゆる仕事に共通するありがたい教えです。
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本著だけ読む限りでは、苦労知らずで順風満帆な天才外科医としか見えず、須磨先生の本当の人物像には触れられておらず、物足りない。 著者の今までの作品が単に須磨先生の人生をドラスティックに脚色しているだけのように思えてならない。
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「チーム・バチスタの栄光」の桐生のモデルになった先生ということで、 どのような方なのだろうと思い、手に取りました。 須磨先生がすごい方で、海堂さんは先生をほんとに尊敬されてるんだなあ、ということはよく伝わったのですが、 この手のノンフィクションにしてはちょっと必要以上に持ち上げすぎな感じも否めないかな・・・。 バチスタシリーズのファンとしては、後半の吉川晃司さんと先生のやりとりが興味深く読めました。 あと、ドラマ版で須磨先生役だった水谷豊さんの解説が良かったです。 (2011年9月27日購入、2011年10月7日読み始め、2011年10月13日読了)
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