パパは今日、運動会 の商品レビュー
来年に50周年を迎えるカキツバタ文具社で初の運動会が開催された(全員参加で)。渋々参加した従業員たちだったが、応援に来てくれた家族や得意先からの差し入れ、日頃の鬱憤などがきっかけで徐々に熱が入り白熱した運動会となっていく。笑った!楽しい!面白い!帯びも煽り過ぎていなくて、でも納得...
来年に50周年を迎えるカキツバタ文具社で初の運動会が開催された(全員参加で)。渋々参加した従業員たちだったが、応援に来てくれた家族や得意先からの差し入れ、日頃の鬱憤などがきっかけで徐々に熱が入り白熱した運動会となっていく。笑った!楽しい!面白い!帯びも煽り過ぎていなくて、でも納得の言葉に好印象。ただ、人物が多くて覚えづらく誰が誰なのか混乱したのと、ラストが唐突に感じたのは残念だった。たけど、もっと続きを先を読みたい!って思う反面、運動会がテーマなんだからこのラストでもいいや、とも思う。少し複雑な読後感。
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床屋さんがとっても良かったので。 今回はカキツバタ文具初のドタバタ運動会。家族も巻き込んで、ケンカしたり酔っぱらったり、と大賑わい。 華やかで面白かったけど、もう一息。
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個人的に山本さんの作品はこれが2作目。競技が進むにつれて目線が変わり、知ることが増える運動会。ただのお遊びじゃありません。仕事する人はきっと何かしら共感を得るのじゃないだろうかと思う話だった。
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五反田に本社のあるカキツバタ文具株式会社が 小金井の公園で開催した運動会でのエピソード。 登場する社員が,個性的なんだけど妙にリアルで楽しい。 たまたま池井戸潤を読んだ直後だったので, もし山本幸久がガチな経済小説を書いたらどうなるだろうと 妄想してしまった。
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昔、父の会社でもグループ企業の運動会があって、 毎年参加してました。 大人も運動会やるんだ、と思っていました。 これを読み終えたころ、ちょうど近所の保育園でも運動会をやっていて。 借り物競争で「不倫相手」とは、これをセットした会社って・・・と思いましたし、組織社会ですから、パワ...
昔、父の会社でもグループ企業の運動会があって、 毎年参加してました。 大人も運動会やるんだ、と思っていました。 これを読み終えたころ、ちょうど近所の保育園でも運動会をやっていて。 借り物競争で「不倫相手」とは、これをセットした会社って・・・と思いましたし、組織社会ですから、パワーバランスもあってか、 その辺が読んでいて面白かったです。 うちの会社も運動会やれば、 「あの部の部長は嫌いだからやっつけよう」 とか、 盛り上がるんじゃないかな(笑)。 久しぶりに痛快な小説でした。
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大人になるとみんなでやる行事が減っちゃってなんかさびしい…いいな運動会。人間ってそんなもんだよね、社会人に親近感が湧いた。にしても、借り物競走で「不倫相手」ってのには笑った。そんなの連れてこれないでしょ笑
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ここ最近、週末に家の近くの学校から運動会でお馴染みの音楽や子供たちの元気なはしゃぎ声が聞こえていた。 前は運動会って春じゃなかったかな?なんて思いながらも、なぜか私までワクワクしてくる。 運動は苦手だけど運動会は好きだった。 今でも運動会にワクワクするだろうか? 優勝したいと思う...
ここ最近、週末に家の近くの学校から運動会でお馴染みの音楽や子供たちの元気なはしゃぎ声が聞こえていた。 前は運動会って春じゃなかったかな?なんて思いながらも、なぜか私までワクワクしてくる。 運動は苦手だけど運動会は好きだった。 今でも運動会にワクワクするだろうか? 優勝したいと思うだろうか? この小説に描かれているのは会社の運動会。 これがすごく面白い。 みんないい加減に楽しんでいるのがいい。 そして普段の関係より露骨になる社内の人間関係に、社員の家族が絡んできて非常に混沌としているのがいい。 騎馬戦で嫌いな人がいるチームを潰したいとか…。いたずらっ子の顔に戻って悪だくみ。 まぁそれくらいだったらちょっとした息抜きということでいいんじゃないかな、という気になる。 こんなハチャメチャな運動会なら私も参加したいなぁ。
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単純に楽しめる作品でした。 登場人物が多く、千葉と輝以外はなかなか特徴を覚えられずに何度も人物説明を読んでしまった。 これを読むと、恩田陸のドミノは流石だなぁ…と改めて感服。 先にこっちを読めば良かった…
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誰かが誰かを応援している。輝の母 カイシャすき。広川の娘 恵。 p188 熱くなれ、私。広川夏海。 会社っていろんな人がいて、当たり前なんだけど、 違うところを認め合って、それがいい。強さにもなるのかも。 表面しか見ていなくて、嫌いなやつも、 知らないところがあって、よく知る...
誰かが誰かを応援している。輝の母 カイシャすき。広川の娘 恵。 p188 熱くなれ、私。広川夏海。 会社っていろんな人がいて、当たり前なんだけど、 違うところを認め合って、それがいい。強さにもなるのかも。 表面しか見ていなくて、嫌いなやつも、 知らないところがあって、よく知ると、違って見えたりする。 広川の娘がカイシャスキってなぜ言ったのかな。 楽しかったのかな。 悪いやつと思った人も、仲間だってお父ちゃんがいって お父ちゃんを見直して、 面白かったのかな。
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運動会のシーズンですね~♪今の時期オススメの本書は、来年で50周年を迎える”カキツバタ文具”初の社内運動会での一日の物語。参加しているのは、派遣やパートを含めた従業員とその家族。個性的な登場人物が複雑に絡み合って、社内での力関係や過去のいきさつ等、数多くのドラマをはらみつつ大運動...
運動会のシーズンですね~♪今の時期オススメの本書は、来年で50周年を迎える”カキツバタ文具”初の社内運動会での一日の物語。参加しているのは、派遣やパートを含めた従業員とその家族。個性的な登場人物が複雑に絡み合って、社内での力関係や過去のいきさつ等、数多くのドラマをはらみつつ大運動会が進行していく。爽やかな風が吹き渡った秋の夕暮れのような読後感。
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