絶対貧困 の商品レビュー
ストリートチルドレン・スラム街・売春等々。想像し難い生活を貧困層の目線でユーモラスに書かれている。わかりやすく、少し身近な事象として捉えるようになった。同氏の別の作品も読んでみたい。
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著者がアジア、中東、アフリカに趣き、生で見た貧困の現状を講義のように扱う。 語り下しで、ユーモアも交えつつ書かれている。 路上生活者、貧困層が貧しさに喘ぎ、そんな中でも涙ぐましい努力を重ねて美しく生きているから募金しましょう、というステレオタイプな見方で十把一絡げにすることが、...
著者がアジア、中東、アフリカに趣き、生で見た貧困の現状を講義のように扱う。 語り下しで、ユーモアも交えつつ書かれている。 路上生活者、貧困層が貧しさに喘ぎ、そんな中でも涙ぐましい努力を重ねて美しく生きているから募金しましょう、というステレオタイプな見方で十把一絡げにすることが、いかに無意味か分かった。 カネの稼ぎ方、恋愛結婚セックス、ヒエラルキー等、ナマの様子が手に取るように描かれていた。 HIVや売春、臓器や人身売買など、当局が規制したところで他にやっていく方法がない。 ないなりに、割りきってい行動している様に問題の根深さ、複雑さを垣間見た気がした。
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貧困民の目線で書かれている本。 本の中に “貧困の中にも明るく元気で生きるたくましい子供たち”というような番組を見てほっとしますが、番組にならないところでは何倍もの死が横たわっている。 「仕事は大変だよ。けど、悲しんでいても生きていけないよ。だから今を笑って生きたいの。」と語...
貧困民の目線で書かれている本。 本の中に “貧困の中にも明るく元気で生きるたくましい子供たち”というような番組を見てほっとしますが、番組にならないところでは何倍もの死が横たわっている。 「仕事は大変だよ。けど、悲しんでいても生きていけないよ。だから今を笑って生きたいの。」と語る女の子。 日本のテレビ番組には、こういうシーンを撮って、こういうセリフを乗せれば、番組として出来上がり。それ以外はNG。という変な方程式がある。 とあった。 でも、この子の生きていくには私たちの想像を超えたテレビからは伝わってこない“生きる”という意味がある。 私たちが笑顔を見てほっとできるような現実ではない。 何かがあった時1番に犠牲になる人たちを、必要悪として利用するときは利用し。邪魔になれば排除し。 同じ人なのに…。 ただ、生まれた場所が私と違うだけなのに。 1日に1ドルで生活している人は世界全体で約5人に1人 1日に2ドルで生活している人は約2人に1人 問題が大きすぎて思うように伝えられなけれど、是非手に取って読んでもらいたいと思う。
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その場所にも、日常はある。それから、同情は解決にならなくても、目の前の人は救える。この本で、もっとリアルで素直に、考えることができたかな。
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彼の現地レポートは、超リアル。 あれだけスラムや貧困街、路上で生活を共にしないと見えてこない、書けないものなんだろうなー。 実際に自分の目で世界を見るのももちろん大事。 でも、目に見える情報がすべてじゃないってことは忘れないようにしたい。 「性」の部分とか他の本で取り上げられるこ...
彼の現地レポートは、超リアル。 あれだけスラムや貧困街、路上で生活を共にしないと見えてこない、書けないものなんだろうなー。 実際に自分の目で世界を見るのももちろん大事。 でも、目に見える情報がすべてじゃないってことは忘れないようにしたい。 「性」の部分とか他の本で取り上げられること少ないから勉強になった。
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面白かった!! 単純にルポされている内容(食べ物、性生活、物乞いの格式 etc)が興味深いということもある。 それに加えて、石田氏の取材の姿勢が新鮮。 途上国のヒトに向き合うときの私たちの姿勢は、どこか卑屈になったり、偽善でないかと悩んだり、何が適切なのか、わからなくなる。 ...
面白かった!! 単純にルポされている内容(食べ物、性生活、物乞いの格式 etc)が興味深いということもある。 それに加えて、石田氏の取材の姿勢が新鮮。 途上国のヒトに向き合うときの私たちの姿勢は、どこか卑屈になったり、偽善でないかと悩んだり、何が適切なのか、わからなくなる。 石田さんの「当たり前の友人として」絶対貧困に暮らす人々と向き合う姿勢は、そういう頭デッカチさを取り除いてくれる感じがする。
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P138の「インドネシアの人口ピラミッド」の話が自分には一番興味深かった。 講義調でさくさく読み進めやすい。 現場を見に行きたくなるような興味を惹かれるルポルタージュでした。 世界に貧困層はたくさんいてそういった国に経済支援を~とかそういうのはよく耳にするけど、そういう人がいった...
P138の「インドネシアの人口ピラミッド」の話が自分には一番興味深かった。 講義調でさくさく読み進めやすい。 現場を見に行きたくなるような興味を惹かれるルポルタージュでした。 世界に貧困層はたくさんいてそういった国に経済支援を~とかそういうのはよく耳にするけど、そういう人がいったいどんな生活をしているかって案外知らないものだと気付かされました。
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いろいろな意味で目が覚める。 なんの因果か今こうして日本に生まれ出て、生活していることはものすごい確率なのだろう。 何をするか何もしないかは問題ではないが、先ずはこの現実を知ることができただけでも感謝したい。
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1日1ドル以下で生活している人 12億人。本書は、アジア、中東、アフリカ諸国の貧困地域の実態を講義形式であらわしたものです。著者の「貧困学」の精神には、すっかり感銘を受けてしまいました。
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中東、南アフリカあたりの貧困地域の暮らしぶりについて紹介しているルポ。 なかなか生々しい感じでエロいし汚い。だけど、生活基盤の話だからか結構合理性があるので、意外性はそれほど無かった気がする。 というかこの作者の自伝が読みたいぜ…何か色々凄そうだわ。
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