青年のための読書クラブ の商品レビュー
なんか面白かった。伝統ある女子校の読書クラブの生徒たちにまつわるエピソードが不思議と面白かった。意味が分かるようで分からないようで、どんどんページをめくってしまった。どうやら、この作家さんのスタイルらしい。他の作品も読んでみたい3.6
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★★★ 読めてよかった お嬢様学校で、表の権力を握る生徒会や演劇部などの華々しい場所には立たせてもらえない、異端者の読書クラブのクラブ誌という体で描かれている。時系列は前後するものの、学園の変遷を追っていく。どれも読書クラブが関与した話ではあるものの、すべての話で主役を務めてい...
★★★ 読めてよかった お嬢様学校で、表の権力を握る生徒会や演劇部などの華々しい場所には立たせてもらえない、異端者の読書クラブのクラブ誌という体で描かれている。時系列は前後するものの、学園の変遷を追っていく。どれも読書クラブが関与した話ではあるものの、すべての話で主役を務めているわけではない。 全体としてダイジェストで描かれたものであり、正直物足りなさを感じた。特に最初の話は、乙女の理想像の具現として君臨する『王子』となった紅子が、自分の演じるべき『王子』と本性である女との間で苦悩する様子などをもっと取り上げて欲しかった。更に、その時代ごとのクラブ誌であるはずなのに、書き手ごとの特色が全く感じられなかったのにもがっかりした。 一方で、ハッとさせられるセリフもいくつかあった。第三章から 「お涙頂戴はぼくも嫌いだが、情けはべつに、堕落ではないのだ。」 「正義感ってのは、誰かに迷惑をかけるものだ。だけど、だからこそ、それでも、常に正しいのだよ。」 など
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学校という閉ざされた空間が生活の全てだった頃。 その狭い世界の中で居場所を見つけて、なんとかやり過ごす時間。 久々にあの濃い時を思い出す。そこから離れてしまえば、なんてこともないんだけど。
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2024.1.10 読了 伝統あるお嬢様学校の耽美な世界の奥にある少女たちのドロドロとした愛憎劇嫌いじゃない。 美しいものが正義で爽やかで誠実なものに憧れる反面、不良っぽい陰や危うさにも惹かれる少女の心理を上手く利用した一章のお話が好きで三章四章辺りから少し外界の影響が色濃くな...
2024.1.10 読了 伝統あるお嬢様学校の耽美な世界の奥にある少女たちのドロドロとした愛憎劇嫌いじゃない。 美しいものが正義で爽やかで誠実なものに憧れる反面、不良っぽい陰や危うさにも惹かれる少女の心理を上手く利用した一章のお話が好きで三章四章辺りから少し外界の影響が色濃くなってきてちょっと違ってきたなと思ってたけど最終章の締め方は良かった。 最後まで読んだらまた一章から読みたくなってそのまま一章から二章まで読んでしまった。
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単行本は平成19年=2007年刊行。この文庫は平成23年発行。 作中、学園百年の沿革は1918~2020年。 未来の設定で書かれた話なのに積んでいるうちに作中の日付を通り過ぎてしまった。道理で作中の2019年が現実の2019年と違うはずだ。 四章が2009年なのでずいぶん未来の日付で書いていたんだなあ。 コミカライズをさきに読破済み。二章のミシェールとマリアナの話はコミックにはなかった。
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同期に借りた。砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないと同じ作者。タイトルに「青年のための」って書いてあるけれどお嬢様学校の聖マリアナ学園の女子生徒達が主人公で青年はほぼ出てこない。お嬢様学校、読書クラブ、クラブ誌…以前高評価した『儚い羊たちの祝宴』とシチュエーションが似ていてどうしても比べ...
同期に借りた。砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないと同じ作者。タイトルに「青年のための」って書いてあるけれどお嬢様学校の聖マリアナ学園の女子生徒達が主人公で青年はほぼ出てこない。お嬢様学校、読書クラブ、クラブ誌…以前高評価した『儚い羊たちの祝宴』とシチュエーションが似ていてどうしても比べてしまった。閉鎖的な学園の事件(といっても血を流したりとかのサスペンス要素は全く無い。主に派閥争いとかの事件。)を読書クラブが記していく。学園の事件は実存する本が元となっている。シラノ・ド・ベルジュラック、マクベス、緋文字、紅はこべ…どれも読んだことのない外国のものだけれどこれらの内容を知っていたらより面白く読めたのかな。にしてもこれらを愛読書にしているお嬢様達はちょっとレベルが高すぎる気がした。
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聖マリアナ学園の100年に渡る歴史の中で、闇に葬られた記録。それは伝統の読書クラブに密かな伝わっていた。事件の一つ一つが、小説のオマージュになっている。
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桜庭一樹さんといえば私の男と思う人が多いと思うが、私はこういう作品にこそ桜庭一樹さんを感じる。 どこか閉鎖的で耽美的さらには厭世的でいて、ユーモラスゆえに読み進めやすい。 この本はとても好きすぎて、高校生の時からもう10回以上読んでいる気がする。 あれは実に悪くない季節でした ...
桜庭一樹さんといえば私の男と思う人が多いと思うが、私はこういう作品にこそ桜庭一樹さんを感じる。 どこか閉鎖的で耽美的さらには厭世的でいて、ユーモラスゆえに読み進めやすい。 この本はとても好きすぎて、高校生の時からもう10回以上読んでいる気がする。 あれは実に悪くない季節でした という語り方もまた唆られる
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再読。読書好きの少女はいつの時代も多くはいないが、少しはいる。最後に読書クラブのOGが年老いて喫茶店に集まりまた本を読んでいるのは幸せな景色だった。
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桜庭さんの本は「私の男」しか読んだことがないのですが、全然違う面白さ。独特の世界観を楽しめるかどうかで感想が分かれそう。 私は好きです。月日を重ねて、少女たちが最後に集っている場面はじんときました。
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